DENON HOME SOUND BAR 550のAmazon Alexa(アレクサ)機能でスマートな暮らしを試してみた
インターネット経由で、さまざまな操作が行えて便利な「スマート家電」。アイテムによってはAmazon Alexa(アレクサ)などのクラウドベースの音声サービスを利用できます。Denon Homeシリーズ各製品もAlexaを搭載。今回はDenon Home Sound Bar 550からAlexaを利用することで、スマートな暮らしがおくれるか?をテーマに「リビングにDenon Homeがある暮らし」を編集部員の自宅で試してみました。
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HEOSアプリから連携するだけ。思っていたより簡単な設定
今回はサウンドバーDenon Home Sound Bar 550をスマートスピーカーとして使うために、Amazon Alexaとの連携、設定方法を順を追ってみて行きます。
まず事前準備です。Alexaを使用する機器、今回はDenon Home Sound Bar 550の電源を入れ、テレビに接続します。その際、トップパネルにある内蔵マイクがミュートになっていないか確認しましょう。もしミュートになっていたら、マイクアイコンにタッチして解除しておきます。
さらにAmazon Alexa機能はAmazonのアカウントを持ち、アプリがないと使えませんので、スマホやタブレットにAlexaアプリをインストールしておきましょう。HEOSアプリももちろん必要です。
次に実際に設定へ。HEOSアプリでDenon Home Sound Bar 550をセットアップします。セットアップが完了したら、Amazon Alexaのアイコンをタップ。
↑Amazon Alexaを使いたいデバイスを選択(今回はDenon Home Sound Bar 550)
↑Amazonアカウントにサインイン
↑これでAmazon Alexaの音声サービスがDenon Home Sound Bar 550でも使えるようになります。とっても簡単でした!
Denon Home Sound Bar 550がスマートサウンドバーとして使用できるかどうか、試しにサウンドバーに向かって、「アレクサ今日の天気は?」と聞いてみると、きちんと答えてくれました。
質問に対する実行についての詳細は、Alexaのアプリ側でいろいろ設定ができます。例えば音楽再生を行う際に使うサービスは何をデフォルトとするか、といった部分。デフォルトはAmazon Musicになっていると思いますが、Spotifyなど普段自分が使用しているサービスに変更も可能です。
スマートサウンドバーの便利さに開眼!
これまでAmazon Alexaをはじめとした音声コントロールは、スマホやタブレット上で使用したことはあったのですが、いわゆるスマートスピーカー(サウンドバー)を接続して使う、というのは実は初めての体験でした。
今回Denon Home Sound Bar 550で音声コントロールを使用してみたら、予想以上に便利で快適でした。快適さと音楽、2つのポイントで思ったことを書き出してみました。
1. 知りたい情報がストレスなくわかることが快適!
毎日の暮らしの中で知りたい情報、私の場合はまず天気の情報です。スマホなどでも、天気予報アプリはほぼ毎日みていましたし、編集部員Sは海の近くに住んでいるので週末出かける前に風の強さも知りたかったり。さらには、今日のニュースや、駅へ行くバスの時刻なんかも知りたい。音声コントロールを使えば、それらすべてを知るために、WEBで検索したり、アプリをタップしたりする必要はなく、「アレクサ、今日の天気は?」「アレクサ、明日の風の強さは?」、「アレクサ、今日のニュースは?」「アレクサ、次のバスは?」と、聞くだけ。とっても便利です。
この便利さの大きなポイントは普段使うサウンドバーに話しかけるだけなので、スマートスピーカーを買い足す必要はないし、スマホに入れているAlexaアプリをいちいち立ち上げなくても良い、というところです。これまでは音声サービスといっても、対応しているスピーカーやサウンドバーがなければ、スマホに入れているAlexaアプリを立ち上げ、知りたいことはスマホに向かって話さなくてはいけない、という“しばり”がありました。ということはまずリビングから仕事部屋にあるスマホを取りに行くところから・・・となったし、スマホを立ち上げたら立ち上げたで、別にAlexaを使わなくても普通に検索しちゃえばいいか・・・、となって正直Alexaアプリ自体、それほど使うシーンがありませんでした。それが今や、Denon Home Sound Bar 550を置いているリビングで、知りたいことを声に出すだけ。スマホにはノータッチで情報を得ることができます。それが想像以上に快適だったのです。
今まではスマホをタップして、さらに指をすべらせてアプリを探すことや、リモコンを探してテレビをつけてニュースを探すことも、あまり手間に感じたり、ストレスだと思ったことがなかったのですが、そのすべてをしなくてよい、ただ話しかけるだけで解決できるということを知ると、その行為に至るまでのやることの多さをより実感するようになるのです。
2. 音楽の楽しみ方が広がった!
さらに音楽の楽しみ方、という点でも距離感の近さや便利さが際立ちました。Denon Home Sound Bar 550で音楽を再生するときは、視覚的な情報に頼らず、頭に思い浮かんだワードやその時の気分に合わせて指示を出します。例えば「80年代のシティポップをかけて」とか、「ディープハウスをかけて」とか、好きな歌手の名前「アリアナ・グランデをかけて」ということもありますが、そのすべてが直感的なイメージです。
たくさんのプレイリストを目で見て、その中から選ぶというのはある面で受動的な行動です。反して、今の自分の気分やモチベーションを感じて、声に出して音楽を選ぶ、というのはもっと能動的な接し方で、距離の近さを感じます。言葉で表現するのは難しいのですが、もっと暮らしに寄りそったもの、自分の側に自然に音楽が存在しているような感覚です。
手にフライパンを持って料理をしている最中に音楽が聴きたくなった時でも、手を止めてスマホの音楽アプリをいじらなくてもいいし、良い曲だなと思ったときは、Alexaに聞けば曲名を教えてもらえます。さらにそれを「お気に入りリスト」に入れておくことも可能。掃除をしていても同じです。ハンズブリーで別のことをしながら音楽を楽しめるというのが、自由です。また、Alexaに話しかければ、音楽だけでなくradikoでラジオを聞くこともできます。
そして、その音楽を再生するのがDenon Home Sound Bar 550です。この製品は、本ブログにもたびたび登場するデノンサウンドマスターの山内慎一がチューニングを手掛けていて、Hi-Fi コンポーネントやAV アンプに通ずるデノンらしい原音の魅力をストレートに伝えるサウンドを実現しています。解像度が高く、バランスの取れたサウンドが、リビング中に響きわたる心地よさが味わえます。
Nature Remoでいろんな家電をスマート家電に
さらに、お試しでスマートな暮らしをサポートする機器「Nature Remo(ネイチャーリモ)」も使ってみました。
↑「Nature Remo mini 2」の表(左)と裏(右)。壁掛けできるようになっている
スマートホームを手軽に。進化したリモコン。「Nature Remo mini 2」
Nature Remoは、すでに持っている家電をスマホやタブレットから操作できるように進化したリモコンです。
赤外線方式のリモコンを備えた家電であれば、メーカーや型番・年式などに関係なく使用可能。スマートフォンで外出先から家電の操作ができるほかに、スマートスピーカー(サウンドバー)と連携することで、既存の家電を声で操作することができるようになります。(公式サイトより抜粋)
つまり、すでに持っている家電をスマート家電に変えてしまう、画期的なアイテムということ。今回は、家にある古いテレビ、エアコンなどを登録し、アレクサと連携してみました。
↑Amazon Alexaへの連携もワンボタンで(Amazonアカウントの作成、およびサインインが必要です)
↑使いたい家電のリモコンをNature Remo mini 2に近づけて読み込みます。これだけで登録が完了です。
「アレクサ、テレビをつけて」、「アレクサ、テレビを4チャンネルにして」、「アレクサ、室温を26℃に設定して」と、話すだけでそれぞれの家電が反応しました。す、すごい・・・!これによって、リビングでの暮らしはほぼ音声のみで行えるようになりました。リモコンを探すためにソファから立ち上がる必要もありません。1つ1つは細かなことですが、音声サービスを使い始めるとその便利さに開眼し、あれもこれも音声サービスでできないか、と考えてしまう脳になります。
家にはロボット掃除機はありませんが、ロボット掃除機があれば使えるのかも、とか(赤外線方式のリモコンがついていれば使用可能)。そういった「スマートな暮らし」は、相応の家電一式がないとできないと思っていましたがそんなことはありませんでした。そしてそれは予想以上に便利で快適でした。そろそろ新生活シーズン。暮らしをスマートにする家電の導入、検討材料として参考になれば幸いです。
(編集部S)