ワイヤレスサブウーハー「Denon Home Subwoofer」新製品発表会レポート
デノンならではの高音質なスマートスピーカー「Denon Homeシリーズ」からワイヤレス接続できるサブウーハー「Denon Home Subwoofer」が登場しました。今回はDenon Home Subwooferの製品発表会の様子をレポートします。
Denon Home Subwoofer製品発表会のプレゼンテーションはディーアンドエムホールディングス 国内営業本部 営業企画室 田中が行いました。
以下は製品の紹介を担当した田中のプレゼンテーションです。
ディーアンドエムホールディングス 国内営業本部 営業企画室 田中
田中:本日はデノンのスマートスピーカー、Denon Homeシリーズに新しく加わったサブウーハー、その名も「Denon Home Subwoofer」を発表させていただきます。Denon Homeシリーズには「Denon Home 150」、「Denon Home 250」というワイヤレススピーカー、そして「Denon Home Sound Bar 550」というサウンドバーがすでにラインアップされています。そして今回ご紹介するのが、サブウーハーとなります。「Denon Home Subwoofer」はワイヤレスでDenon Homeシリーズのサウンドバーやワイヤレススピーカーに接続できるDenon Homeシリーズ専用のサブウーハーとなっています。
ディーアンドエムホールディングス本社で行われたDenon Home Subwoofer製品発表会(人数を限定し複数回実施)
田中:Denon Home Subwooferには3つの特長があります。まず音質。デノンが作るスピーカーですから、音質に妥協はありません。そして2つ目はオートバランス機能。Denon Home SubwooferをほかのDenon Homeシリーズのスピーカーやサウンドバーと接続して、ホームシアターやサブウーハーを加えたステレオシステムを構築した際、さらなる高音質を実現します。そして3つ目は音楽がリビングにマッチするデザイン性です。では順番にご紹介していきます。
↑新製品発表会資料より
ロングストローク20cmウーハーと強力な磁気回路、そして剛性の高いキャビネットなどにより高音質を実現
田中:まずスピーカーユニットですが、ロングストロークで高能率の20cmウーハーを使っています。直径20cmというサイズはサブウーハーとしてはオーソドックスですが、ストロンチウムフェライト・マグネットという強力な磁石を使用した回路を搭載しています。サブウーハーは低音域だけを再生するスピーカーで、コーンが前後に大きく振動します。そのロングストロークに対応するために前後に広い磁界を持った強力な磁気回路を使うことでスピーカーユニットの挙動をしっかりとコントロールできます。
Denon Home Subwooferに搭載された直径20cmのウーハーユニット
ストロークの大きい低域再生時でも強力な磁気回路により挙動をしっかりとコントロール可能
Denon Home SubwooferにはデノンのAVアンプのノウハウが投入された120Wのアンプが内蔵されています。120Wという出力はそれほど高い数値ではありませんが、ユニットの能率が高いので、120Wでもしっかりとウーハーを駆動し、迫力ある重低音を再生することができます。
そしてキャビネットですが、サブウーハーの場合、このように大きくて重いユニットが振動するエネルギーを受け止めなくてはならないので、剛性が重要になります。Denon Home Subwooferのキャビネットは非常に強固な作りとなっており、特に底面のスピーカーユニットを固定するバッフル面は最大30mmの厚さを持たせて高い剛性を実現しています。
またDenon Home Subwooferは豊かな低域を再生するため底面にバスレフポートを配置しています。このバスレフポートは流体力学に基づいた設計により、空気が滑らかに排出され、風切り音や濁りのない低域再生が行えます。
Denon Homeシリーズと様々に連携でき、オートバランス機能により自動的に最適な設定が可能
Denon Home Subwooferは、Denon Homeシリーズのスピーカー、Denon Home 150、Denon Home 250、そしてDenon Home Sound Bar 550との連携が可能です。たとえばスピーカー1基とサブウーハーの1.1チャンネル、スピーカー2基とサブウーハーの2.1チャンネル、あるいはホームシアターとしてDenon Home Sound Bar 550と組み合わせた2.1チャンネル、そしてスピーカー2基、サウンドバーと組み合わせた4.1チャンネルのリアルサラウンド再生が行えるなど、多彩なシステムアップが可能です。しかもHEOSアプリで手軽に設定できるので、設定変更も簡単に行えます。
音楽再生時のサブウーハーの設定パターン(Denon Home Subwoofer発表会資料より)
ホームシアター再生時のサブウーハーの設定パターン(Denon Home Subwoofer発表会資料より)
DENON HOME SOUND BAR 550 スペシャルサイト
田中:Denon Home SubwooferはこのようにさまざまなDenon Homeシリーズ製品と連携したシステムアップが可能ですが、ここで重要なのは組み合わせるスピーカーとシステムによって再生帯域などのバランスを自動的に調整する、オートバランス機能を搭載していることです。これによって接続された各スピーカーの低域再生をDenon Home Subwooferに集約させることができ、それぞれのスピーカーは中高域の再生に専念できるため、単体で使用するときよりも、よりクリアで明瞭度の高いサウンドが再生可能となります。これらの設定はすべて自動的に行われますので、お客様は、一切面倒な設定をする必要がありません。もちろんご自身のお好みでの設定も可能です。
リビングのインテリアにマッチするシンプル&クリーンなデザイン
田中:そして最後にご紹介したいのは、Denon Homeシリーズならではのデザイン性の高さです。シリーズに通底するシンプル&クリーンなデザインでインテリアにもマッチするように作られています。Denon Homeシリーズはワイヤレスですから、スピーカー同士をつなぐケーブルは不要ですので、室内がひじょうにスッキリしますから、ご家族からも喜ばれると思います。
ホームシアターから音楽リスニングまでフレキシブルに楽しめるDenon Home シリーズ
田中:さて、Denon Home Subwooferの登場でDenon Homeのシリーズが出そろいました。これでいままでであれば、AVアンプとスピーカーを組み合わせてセットアップする必要があったホームシアターがAVアンプなしで、ワイヤレススピーカーを組み合わせるだけで、システムアップできるようになりました。これによってホームシアターの敷居をかなり低くすることができるのではないかと思っています。
Denon HomeのセットアップはHEOSアプリを使いますが、いったんホームシアター環境を構築すれば、後はネットワークを経由せず、Denon Home Sound Bar 550を親として各スピーカーが直接つながるため、遅延もほとんどありません。
田中:今回はDenon Home Subwooferということで、ホームシアターを中心としたご説明になりましたが、もちろんDenon Homeは高音質なワイヤレススピーカーとしてお使いいただけます。HEOSテクノロジーを搭載しており、Amazon Music HD、Spotify Connect、AWAなど各種ストリーミングサービスが楽しめます。また、AirPlay 2にも対応していますのでApple Musicやその他のアプリの音声もワイヤレスで再生することができます。
Denon Homeはワイヤレスですから、普段のテレビにはDenon Home Sound Bar 550とDenon Home Subwooferをつないでおき、キッチンや寝室ではDenon Home 150で音楽を再生、週末みんなで映画を見るときにはDenon Home 150をリビングに持ってきてホームシアターにして楽しむ、といったフレキシブルな使い方も楽しめます。通常のホームシアターであれば後ろのスピーカーはいつも置きっぱなしになることを考えると、かなり使い勝手がいいですし、家族がそれぞれで楽しめるシステムとしてお使いいただけるのではないでしょうか。
同一ネットワーク内で自由に接続できるHEOSシステム(Denon Home Subwoofer発表会資料より)
というわけでプレゼンテーションはここで終了となりました。この後は試聴室に移動してDenon Home Subwooferのサウンドを体験。試聴の様子は次回のデノンブログでお送りします。
デノン試聴室でのDenon Home Subwooferの試聴の様子
(編集部I)