2024東京インターナショナルオーディオショウレポート
国内外のブランドが一堂に集うHi-Fiオーディオの祭典「2024東京インターナショナルオーディオショウ」が2024年7月26日〜28日の3日間、東京国際フォーラムで開催されました。デノンは発表されたばかりのプリメインアンプ「PMA-3000NE」「Denon Home Amp」を中心に展示・デモを実施。デノンオフィシャルブログではその様子をレポートします。
今年で41回目を迎える「2024東京インターナショナルオーディオショウ」が2024年7月26日〜28日の3日間、東京国際フォーラムで開催されました。国内外あわせて200を超えるブランドが一堂に会し、多くのオーディオファンのみなさまにご来場いただきました。
エントランスにはCD、アナログレコード、書籍などを中心とした物販ブースも出店されました。
書籍コーナーにはデノンブログでお馴染み、飯田有抄さんの著書「さぁはじめよう! オーディオのある暮らし」が展示販売されていました!
プリメインアンプ「PMA-3000NE」、ネットワークアンプ「Denon Home Amp」、アナログプレーヤー「DP-3000NE」をブース展示
デノンブースでは発表されたばかりの最新プリメインアンプ「PMA-3000NE」、7月に発売されたコンパクトなネットワークアンプ「Denon Home Amp」、そして昨年発売されて以来高い支持を得ているアナログプレーヤー「DP-3000NE」を展示。多くのファンの注目を集めました。
天板を外し内部構造が見える状態で展示されたプリメインアンプPMA-3000NE
洗練されたデザインと多機能、高音質を実現した新時代のワイヤレス・ストリーミング・アンプDenon Home Amp
昨年発売されて以来、高い人気を得ているアナログレコードプレーヤーDP-3000NE
そしてこちらがデモスペースの様子です。
試聴用機器としてPMA-3000NE、DP-3000NE、Denon Home Amp、そしてAVアンプのフラッグシップモデルAVC-A1Hが用意されました。
PMA-3000NE
Denon Home Amp
DP-3000NE
AVC-A1H
試聴コーナーでは特別講演「Special Talk デノンAVC-A1H meets HiVi / 麻倉怜士氏×辻 潔氏(季刊「HiVi」編集長)」も開催されました。
AVC-A1Hについて熱く語る麻倉怜士氏。特別講演の様子は次号のデノンブログでレポートします。
デノンサウンドマスター山内慎一が登壇してアナログ音源のみでPMA-3000NEの試聴を実施
イベント最終日にデノンサウンドマスターの山内慎一が登壇。PMA-3000NEのデモンストレーションを行いました。今回はアナログ音源にこだわり、試聴ソースはDP-3000NEで再生するアナログ盤のみ、とかなり攻めた姿勢での試聴となりました。
デノンサウンドマスター山内慎一(右)、聴き手として登壇した国内営業本部 営業企画室 田中(左)
試聴の中で山内が強調したのはデノンのサウンドフィロソフィー「Vivid & Spacious」の意味するところや行きつく地平、またPMA-3000NE で目指した「器の大きさ」というものについてでした。
Vivid & Spaciousが示す音色の鮮やかさや勢い、そしてスケール感のある音場感を再現することは、別の角度から見ると手段ともいえ、それによって目指しているのは「音楽や音響の世界に没頭できる」「音楽に深く入っていける」という表現力を持つこと。
また PMA-3000NE ではそういった領域を発展させるべく、より「器の大きさ」を追求したとのこと。「器の大きさ」は様々なスピーカーを十分ドライブでき、豊かなプレゼンスを感じることができるサウンド。またジャンルを問わずニュートラルでしなやかな色彩感あるサウンドで音楽を鳴らすことができる力も、入力信号に対する反応の良さや自然さがもたらす「器の大きさ」であるということでした。
この回で山内が試聴で採用した楽曲は以下です。試聴音源はすべてアナログ盤で、再生機はDP-3000NEでしたが、そのサウンドは決して懐古的なものではなく、いずれもコンテンポラリーでシャープであり、最新のアナログサウンドが堪能できました。
Tea in the Sahara
The Police
A Little Knowledge
Scritti Politti
チャイコフスキー 弦楽セレナード ハ長調
Tchaikovsky Serenade for Strings in C major Op.48
カラヤン指揮 ベルリンフィルオーケストラ
Billie Jean
Michael Jackson
Mozart: Piano Sonata in F KV332(2nd Part- Adagio)
Chick Corea
Break out
Swing out Sister
Impossible Germany
Wilco
山内のイベント終了後は多くのお客様が機材を見に前方へ。片づけの合間に山内をはじめデノンスタッフに製品について直接質問などができるのもTIASのようなリアルイベントならではの魅力です。
というわけでTIAS2024デノンブースのレポートはここまで。次回はTIAS2024デノンブースで行われた、特別講演「Special Talk デノンAVC-A1H meets HiVi / 麻倉怜士氏×辻 潔氏(季刊「HiVi」編集長)」の様子をレポートします。そちらもお楽しみに!
(編集部I)