どのような曲で試聴した方がいいのか
スピーカーを選ぶ際には、あなたが普段どのような音楽を聴いているかで選ぶポイントが変わってきます。
『オーディオ機器を買う時はCDを持って行こう』の記事でお伝えしましたが、スピーカーを選ぶ際には、あなたが普段どのような音楽を聴いているかで選ぶポイントが変わってきます。クラシックが好きな方ならクラシックに適したスピーカーを、ジャズが好きな方であればジャズの音に適したスピーカーを選ぶと良いでしょう。
デノン コクーン
ジャズ演奏に使われるサックスなどの音色が得意なスピーカーで、ピアノなどの音を出そうとしても、イメージとは異なる音になってしまいます。やわらかなハーブやフルートなどの演奏を聴きたいと思っているところで固めの音色が得意なスピーカーを使うと、音色が耳に刺さる感じに聴こえてしまうでしょう。逆に、柔らかい音色のスピーカーでジャズなどを聴くと、迫力に欠けてしまい、リアリティに乏しくなります。
一般的には低音域の迫力感を楽しみたい場合は、音が直進性によって前にバリバリと出てくるスピーカーをおすすめします。クラシックなど楽器の数が多く繊細な音から低音域までの表現を重視する聴き方をする人は、音の広がりの良く再生帯域の広いスピーカーをおすすめします。
とはいうものの、やはり自分の好きな音に対するこだわりがあるでしょうから、オーディオシステムを揃える際には、自分の好きな音楽を、自分の気に入った音で鳴らすことを前提にスピーカーを選ぶことをおすすめします。そのためには、できるだけお店で試聴をするようにしてください。お店で試聴する際には、自分のお気に入りのCDを持って行っても良いでしょう。
なお、1個のスピーカーが鳴らすことのできる周波数には限界があり、1つのスピーカーでは高い音から低い音まで満足に鳴らせないことがあります。
スピーカーユニットにはその役割によって高音が得意なツィーター、中高音が得意なスコーカ―、中低音が得意なミッドウーファー、低音が得意なウーファーなどがあります。これらバランスよく組み合わせたものが2ウェイスピーカー、3ウェイスピーカーというスピーカーシステムになります。
オーディオシステムをご購入の際にはオーディオショップで、自分の耳で音を確認しましょう。