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「デノンと私」 私の”音”はデノンとともに歩み、成長してきた
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2010年に創立100周年を迎えたデノン。100周年記念キャンペーンとしてデノンにまつわるエピソード、『デノンと私』を募集したところ、合計440点もの力作をご応募いただきました。今回はその中から一部をご紹介いたします。
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2010年に創立100周年を迎えたデノン。100周年記念キャンペーンとしてデノンにまつわるエピソード、『デノンと私』を募集したところ、合計440点もの力作をご応募いただきました。今回はその中から一部をご紹介いたします。
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AVC-2870は、私のそれまでの”音”に対する印象を覆し、その楽しみ方を一つ上の次元に引き上げてくれた機器だった。転職という人生の節目に買った初めてのAVアンプは、転職が仕事生活を大きく変えるいっぽうで、私生活において変革をもたらし、スピーカーSYSTEM-11Rとともに、私のAVライフに彩りを添えていくこととなった。
数年後、引越に伴い少し広くなった部屋にはAVC-3808とDVD-3930がやってきた。スピーカーにもSC-CX101が加わって出来た7.1ch環境やバイアンプ駆動は、溢れる臨場感と表情豊かな音で、よりいっそう私を楽しませてくれるようになった。しかし、残念なことに、AVC-3808単体ではバイアンプ駆動時には5.1chしか実現できず、私は二者択一を迫られる。悩んだ末にバイアンプ構成を選択したが、その後は常に7.1chへの未練があったことはまだ記憶に新しい。
時は流れて2010年。マンションを購入し、また一つ人生の転換点を迎えた私は、そこでの新しい生活をともにするパートナーとしてAVR-A100を迎えることにした。自分にとって記念すべき年は、奇しくもデノンにおいても100周年という記念の年であった。そこに偶然以上の何かを感じた私は、発売から少し経ってしまっていたなかで必死に在庫を探し、やっとの思いで巡り合えたのはクリスマスイブの夜だった。いい大人でありながら、この時ばかりはサンタの存在を少し意識したものである。
AVR-A100は、それまでバイアンプ構成により犠牲にしていた7.1chの環境を再び私にもたらしたと同時に、現在、フロントハイト、フロントワイドを含めた11.2chという新しい世界の扉を私に見せつけている状態にある。まだその扉を開けるには至っていないが、いつかはその扉の向こうの新しい世界にどっぷり浸かってみたいと切に願う。
私は大した耳を持っている訳ではないし、”音”についてはまさに素人そのものである。しかしデノンはそんな私に対しても、分かりやすく、素晴らしい”音”を提供し続けてくれた。こうして振り返ってみると、私の”音”はデノンとともに歩み、成長してきたといっても過言ではない。
デノンにはこれからも世の中に、そして私に素晴らしい”音”を提供していって欲しい。そして私は、そんなデノンとともに今後も歩んでいきたいと思う。
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