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音楽を楽しむための環境づくり
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専用の防音室を持つのはコストが掛かり過ぎるとお嘆きの方に、今日からできる、防音・音響効果があるアイデアをご紹介します。
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自宅で映画や音楽を楽しむ方が増えてきました。せっかくだから大きな音量で臨場感あふれる音楽を楽しみたいもの。
でも気になるのが「防音」と「音響」。
専用の防音室を持つのはコストが掛かり過ぎるとお嘆きの方に、今日からできる、防音・音響効果があるアイデアをご紹介します。
<防音対策>
音を吸収できる身近な素材といえば、布と本です。
床がフローリングの部屋では、カーペットやラグを敷くだけで防音効果があります。音が漏れやすい窓には布製のカーテンを使うと効果的です。
断熱性のある内窓を取り付ければ遮音性もアップしますし、壁際に本棚を置くのも効果的です。
※アルミ製や木製のブラインドは振動を伝えやすいので防音効果は低いです。
但し、音を吸収することが、「良い音」になるわけではありませんので、防音とサウンドチューニングのバランスをとる必要がありますが、これはトライ&エラーを繰り返すしかありません。
<音響効果>
音楽を楽しむ部屋づくりでは、「フラッターエコー」と「ブーミング」対策が重要です。それぞれについて解説と対策をご紹介します。
●フラッターエコー
部屋の中で手を叩くと「パァァ~アンァン」と音が波打つように聴こえることはありませんか。これがフラッターエコーという現象です。向かい合った壁の間で音が反射を繰り返すことで起こります。コンサートホールなどでは予め壁を傾けてフラッターエコー対策を施しています。
対策としては家具を置いたり絵を掛けるなどして壁同士が並行にならないようにすると効果的です。
また、通常、天井と床も平行なのでフラッターエコーが発生します。その場合は、タペストリーなどを天井に斜めに取り付けると効果があります。さらにカーペットなどでの吸音することで、フラッターエコーを抑えることも可能です。
●ブーミング
低音域で「ブーン」という太くて長い反響音が鳴ることをブーミングと言います。狭い部屋などで、壁に音が反射し、他の音とぶつかるときにおこる現象です。
対策としては、部屋の隅に吸音材を置き、暴れる低音を鎮めることで改善できます。音を心地よく楽しめるのは、音の反射と吸音のバランスがよい空間です。
ちょっとした工夫からも、より良いサウンドが生まれそうですね。
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