HEADPHONES
ヘッドホン・イヤホンのスペックに詳しくなろう
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お店には数多くのヘッドホンがありますが、その全てを試すことはできません。そのために、スペック表が読み解けるようになっておくと候補の絞り込みがし易くなるのでオススメです。
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“ヘッドホンを選ぶ時には試着は絶対。自分の耳で確かめないと。スペック表だけじゃ何も分からない”
多くの方はこう思っていませんか?
人によって耳の大きさや形、好きな音質が違います。実際に使う場面も、通勤通学途中なのか家の中で使うのかによってヘッドホンの最適な軽さや形状が異なります。
だからこそ、実際にお店に行って試着と試聴をしてみることが一番です。ぜひお気に入りのヘッドホンに出会ってください。
でも、お店には数多くのヘッドホンがありますが、その全てを試すことはできません。そのために、スペック表が読み解けるようになっておくと候補の絞り込みがし易くなるのでオススメです。
恐らくスペック表の難解さの原因は、普段使い慣れない「用語」だと思います。今回はその「用語」について優しくご説明します。これで一歩上級のヘッドホン愛好者になってください。
<再生周波数帯域(さいせいしゅうはすうたいいき)>
単位はHz(ヘルツ)で、再生可能な音の範囲(音域)を表します。小さい数字が低音域、数字が大きくなるにつれて高音域になります。人が聞き取れる音域は20Hzから2万Hzと言われ、その範囲を外れた音は人には聞こえません。
単位はHz(ヘルツ)で、再生可能な音の範囲(音域)を表します。小さい数字が低音域、数字が大きくなるにつれて高音域になります。人が聞き取れる音域は20Hzから2万Hzと言われ、その範囲を外れた音は人には聞こえません。
<感度(かんど)>
単位はdB(デシベル)で、音を構成する空気圧である音圧のレベルを表しています。一般的にこのdBの理解が最も難しいとされています。基本的にはこのdBが大きいほど大きな音とされています。
単位はdB(デシベル)で、音を構成する空気圧である音圧のレベルを表しています。一般的にこのdBの理解が最も難しいとされています。基本的にはこのdBが大きいほど大きな音とされています。
工事による騒音がこのdBで表示されている工事現場を見かけることがあると思います。人のささやき声がおおよそ30dB、飛行機のジェット音が130dBです。
<インピーダンス(いんぴーだんす)>
単位はΩ(オーム)で、電流(信号)に対する抵抗値を表します。この数値が高いほどノイズを拾いにくいという特徴があります。ただ、このインピーダンスの数値が高ければ良いという訳ではありません。この数値が高くなると音楽信号に対する抵抗が大きくなり、ボリュームを上げても音量が出にくくなることがあります。これは、音楽信号が電圧を信号として必要としているからです。中学の理科で習った「オームの法則」を覚えていますか?
単位はΩ(オーム)で、電流(信号)に対する抵抗値を表します。この数値が高いほどノイズを拾いにくいという特徴があります。ただ、このインピーダンスの数値が高ければ良いという訳ではありません。この数値が高くなると音楽信号に対する抵抗が大きくなり、ボリュームを上げても音量が出にくくなることがあります。これは、音楽信号が電圧を信号として必要としているからです。中学の理科で習った「オームの法則」を覚えていますか?
電圧(V)=電流(A)÷抵抗(Ω)
抵抗値が大きくなればなるほど電圧値が小さくなり、音楽信号が小さくなるという関係性です。
電圧が小さい場合は、ヘッドホンアンプで電圧を補ってあげることで思い通りの音量を出すことができます。
いかがだったでしょうか。最終的には試着と試聴をしてヘッドホンを選ぶことが大切ですが、スペック表が読み解けるようになると、音や製品ごとパフォーマンスの違いを数字上で比べることができます。ぜひ参考にしてください。
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