新コーナー「無人島CD」をはじめます。音楽好きの永遠のテーマ!
いろんな方にご登場いただき「無人島に1枚だけCDを持って行くとしたら 何を持ってく?」について熱く語っていただくコーナーが始まりました。
さてさて新コーナー「無人島CD」がはじまりました。
音楽好きの永遠のテーマ、それは!
「もし無人島に流されるとして、1枚だけCDを持って行けるなら、何を持ってく?」
このコーナーではいろんな方にご登場いただき、「無人島に持って行くなら、この1枚」
というテーマで熱く語っていただきます。
「無人島CD」の栄えある第一回は、隗よりはじめよ、ということで発案者である
編集部のK.I.が務めさせていただきます。
中学からバンドと吹奏楽をはじめ、社会人になってもまったく止める気配なく、
ムダに長く続けているという私の場合、音楽は食料や水と同じぐらい生存に
不可欠でありまして、ま、一日中聞いていると言っても過言ではないぐらい
ヘビーな音楽リスナーであります。
ですから、無人島でCDが1枚しか聞けないとなるとこれは相当な試練であります。
ざっくり、CDを1日に5回聴くとして1年で365×5で1825回、約2,000回です。
10年で2万回。20年で4万回。ま、無人島で20年生きられれば上等でしょうから、
4万回聞いても飽きない音楽でなくてはなりません。
ちなみにCDの収録曲に捨て曲があると、都合4万回スキップしなくてはならないので、
それも却下です。
ジャズも、ロックも、ポップスもクラシックもすべてのジャンルが好きな私ですが、
この条件は厳しい!
ビートルズ? ベートーベン? バッハ?いろんな巨匠が頭に浮かびましたが、
さんざん思案した挙げ句、私が選んだのはドナルド・フェイゲンの「ナイトフライ」であります。
ドナルド・フェイゲンはスティーリー・ダンの中心人物であり、スティーリー・ダン作品も、
ソロアルバムもとにかく凝り倒していることで有名であります。
実際、僕はドナルド・フェイゲンをたぶんこの20年で恐らく1000回ぐらいは聴いていると
思うのですが全く飽きる気配がありません。
それから収録曲がすべて都会的で洗練されていることもポイントです。
無人島にたったひとり取り残されている状況で、わざわざオーガニックな音楽を
聴く必要はないですからね……。
最も欠けているアーバンな要素を補給できるという意味でも「ナイトフライ」は
僕にとってはベストチョイス。
それに、無人島ならいくらでも時間があるといっても収録曲の超複雑なコード進行や
ベースラインをアナライズしていれば20年ぐらいの暇は、軽くつぶせちゃうんじゃないかな。
そう思うと、ホントにこのCDだけ持って絶海の孤島に行ってみたくなってきました。
(編集部 K.I.)