ビートルズの名曲と、たくさんの思い出たちを連れて。
デノン公式ブログで「無人島CD」第5回を公開しました。 無人島に1枚だけCDを持って行けるとしたらどれを選ぶ? APマーケティング部 Nが選んだのは、20世紀を代表する、あの超名盤でした。
無人島CD第5回は、APマーケティング部の社員Nが担当いたします。
順番まわってきましたこの企画、「無人島、持って行くならこの1枚」をずっと考えていたらあっという間に締め切り!
いざパソコンに向っても、まだ“この1枚”が絞れない……。考えるとこれは結構“難問”ではないですか。
それはそうと、音楽って「あのときあの状況で聞いた○○○の曲」など、楽曲そのものの良さ以上に思い出と一緒に残ってたりしますよね。
私も50年以上生きているので音楽を聴くとよみがえるシーンもそれなりに少なくないものですから、いよいよ選択に困っちゃうのです。
つまり無人島に持って行くのは、ただ「CDを1枚持って行く」わけじゃあなく、音楽にヒモづいた大事な自分の思い出も一緒に持って行けるわけです。
そのCDを聞きながら楽しかった思い出に何度も浸れる、一人で無人島での余生を寂しくさせない1枚だと思っています。
だから「1枚じゃなく○○○全集何枚組、とかダメ?」とか「自分のiPodごと持っていきたい!」って、真剣に考えちゃいます。
さてその1枚、無人島だけに一人ぼっちってことは、きっと人の声が恋しくなるでしょう。だから声のないCDは今回却下。
大好きなベートーベンもブラームスもジェフ・ベックも無人島には持って行かない。これが条件1。
でもいろいろ聞きたくなるだろうな。
条件2のこだわりは、ノリノリのロックで元気を出して、スローなバラードでくつろいで……となるに違いないので、ある程度楽曲に幅があるCD。
最後の条件でいえば、ハズレ曲なしCD!
アルバム1枚の貴重な十数曲、若いときには“捨て曲”と思っていた曲も自分が理解できなかっただけで、寿司やステーキではなく、
煮物のような存在の曲だったことが、年を重ねるごとにわかってきたハズレ曲なしアルバム。
それで惜しくも私の1枚にはならなかったけど自分の最終候補に残った珠玉のアルバムたちがこれ。
Eric Clapton「24 nights」、Styx「Return to Paradise」、
BON JOVI 「Cross Road」、そして日本からはサザンオールスターズ「海のYeah!!」、
最後に矢沢栄吉の「LIVE DECADE 1990-1999」と、ここまで絞ってもまだ5つ。
で、熟考の挙句、決定した私の1枚はこれ!
ザ・ビートルズの青盤、「ザ・ビートルズ1967-1970」。
これって彼らの後期ベスト盤で、レベルの高い楽曲オンパレードなのです。
今さら私が言うまでもありませんが、なんせ3人の作曲家(John, Paul, George)が各々の個性で完成させて、
それを4人(もちろん、プラスRingo)のこれまた個性的なボーカリスト達が歌っているというだけも“てんこ盛り度”は高く、
彼らの楽曲中でも秀逸な曲が選ばれているので良くないわけがありません。
中学1年のときに初めて聴いてから、もうそろそろ40年になろうというのに、まったく色褪せません。
結局最初に洋楽に目覚めさせてくれた彼らのアルバムを持って行こうという結論に至りました。
このアルバムにある曲たちと自分の思い出といえば、
中学のころ夕暮れの帰りにチャリンコで友達と大声で歌った「Get Back」や、
会社の先輩とカラオケでよくハモった「Something」や「ジョンとヨーコのバラード」、
同僚のために開いたライブで演奏した「Long and Winding Road」とか、
10代から30代までにわたる数えきれない記憶がいっぱい。
こんな思い出たちとザ・ビートルズと一緒に無人島で暮らすのがいいかな。
「そんな古いの知らん!」というそこの若いアナタ、
ぜひ聞いてみて!聞いたことある曲入っているはずだし絶対気に入りますから。
2枚組だけど、これが私の1枚。
2枚組がもし反則なら「Abbey Road」かな。
アーティスト名:ザ・ビートルズ
アルバム・タイトル:ザ・ビートルズ1967-1970
ユニバーサル ミュージック