「2014東京インターナショナルオーディオショウ」レポート
「2014 東京インターナショナルオーディオショウ」が9月23日、24日、25日の3日間、東京国際フォーラムで開催されました。デノンではプリメインアンプの新たなフラッグシップモデルPMA-SX1が初お目見え。その様子をレポートします。
今年で31回目を迎えた「2014東京インターナショナルオーディオショウ」は、国内最大級のオーディオ機器のイベントです。
今年は9月23日(祝)、24日(水)、25日(木)の3日間、 東京国際フォーラムで開催されました。
デノンではプリメインアンプの新たなフラッグシップモデルPMA-SX1が初お目見えとなりました。
今回のデノンブースの主役はなんといっても、フラッグシップのプリメインアンプPMA-SX1です。
今までのフラッグシップモデルのデザインテイストを継承しながらも、さらにシンプルでモダンなデザインが特長。
フロントパネルのボリュームのイルミネーションや厚みのある無垢のアルミ材のテクスチャーは、実機を見ると非常に美しく、高級感があります。
内部の回路も見られるように、トップパネルを外したものも展示されていました。
近くまで顔を寄せて、使用されている部品一つ一つを興味深く見る方も多数いらっしゃいました。
カスタムブロックコンデンサー(左)とUHC- MOSパワーブロック(右)の展示。
PMA-SX1のUHC -MOSは従来のモデルの2倍の容量を実現しています。
CR型フォノイコライザーの基板も展示。
音質面に優れる一方で大型になるというCR型ですが、実際に基板を見るとかなりの大きさ。
(背景のブロックコンデンサーとの比較で大きさがおわかりいただけるはず)。
アナログレコードの再生にもこだわりを見せたのが、PMA-SX1の特長の一つです 。
ただ、なんといっても「一番肝心なのはもちろん音!」ということで
PMA-SX1を試聴しながらのプレゼンテーションも数多く開催されました。
写真は藤岡 誠氏(オーディオ評論家)とPMA-SX1の設計者である新井 孝(デノン)との対談形式でのPMA-SX1のプレゼンテーション。
藤岡 誠氏(写真左)と設計者 新井 孝(写真右)
マーラーの交響曲、グレン・グールドが弾くバッハ、イザベル・ファウストのバイオリン無伴奏曲、
そしてMJQのジャンゴや森山良子の曲など、独自の選曲での試聴でPMA-SX1の魅力を引き出し、
深みのある低音、伸びのある高音、安定感のある音場など、その高音質ぶりを堪能させてくださった藤岡氏。
藤岡 誠氏の「営業からの圧力なの?前モデルに比べて値段はずいぶん安くなったねー。
でも一方で、音はさら良くなったのは、すごいね、どうして?」という鋭い質問に、
「なんとかより多くの方に最高の音を楽しんでいただくために、
従来お金がかかっていた装飾の部分などで工夫をすることで、
なんとかコストを抑えました。でも信号に関わる部分のクオリティは下げていません。
それどころかむしろ、UHC -MOSなどは2倍の容量になるなどグレードアップしているんです」と新井は答えていました。
展示コーナーではDACとして高い評価を得ているDA-300USB(奥)と、
発売が直前に迫ったデノン初のポタアン、ポータブルUSB-DAC / ヘッドホンアンプ DA-10が並べられていて、
それぞれの音をじっくりチェックすることができるようにセットされていました。
店頭などではなかなか試せないDACの聞き比べができるのは、オーディオショウのデノンブースならではと言えるでしょう。
デノンは11月8日、9日に開催される「オーディオセッション in OSAKA 2014」にも出展します。
ぜひデノンブースに遊びにいらしてください。
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(Denon Official Blog 編集部I)