AVアンプのスーパースタンダードモデルAVR-X4200W登場!
デノンのAVアンプの中核をなすスタンダードモデル、AVR-X4200Wが発表されました。その製品の概容とプレス発表でのお披露目の様子をレポートします。
先日、デノン本社でこの秋に発売される新製品の発表が行われました。
今回はそこで発表されたデノンのAVアンプの中核となるスタンダードモデルAVR-X4200Wについてご紹介します。
7.2ch AVサラウンドレシーバー
AVR-X4200W
150,000円(税抜価格)
10月中旬発売予定
製品の詳しい紹介はプレスリリースをご覧ください。
AVR-X4200Wは昨年、日本で最初のドルビーアトモス対応機として発売されたAVR-X4100Wの後継機種です。
ドルビーアトモスはもちろん、最新サラウンドオーマットであるDTS:Xにも対応。
最大出力235Wの7chアンプを内蔵し、さらに外部パワーアンプを使用すれば最大で9.2chまでのプロセッシングに対応します。
音質を磨きあげると同時にネットワーク機能も強化されており、Wi-Fi、Bluetoothの対応、またセットアップがカンタンにできる
セットアップアシスタントなどの機能により、使いやすさもより一層向上しました。
では主な特長を見ていきましょう。
第1の特長は最新のサラウンドオーマットであるドルビーアトモス、DTS:Xへの対応です。
サラウンドフォーマットは年々最新のものが発表されますが、ドルビーアトモス、DTS:Xの登場は10年に一度あるかどうかの非常に大きな革新です。
デノンのAVアンプの中核をなすスーパースタンダードモデルが、ついにこの両方のフォーマットに対応することになります。
(DTS:Xは発売後、無償のファームウェアアップデートでの対応を予定)
ちなみにAVR-X4200W単独では[5.1.2]に対応しており、外部パワーアンプを使用することで[5.1.4] [7.1.2]のフォーマットまで対応します。
ドルビーアトモスについてはこちらをご覧ください。
(↑AVR-X4200W基板とリモコン)
そして、もうひとつの特長が、デノンが培ってきたHi-Fiオーディオアンプの
設計思想を継承した高音質設計です。
7基のアンプは、全チャンネルが同一構成のフルディスクリート・パワーアンプを搭載しており、パワートランジスタの温度変化をリアルタイムにも監視する回路を搭載することで、
電流のリミッター回路を排除し、ピュアで余裕のある再生を可能にしています。
またマルチチャンネル音声に対応したデノン独自のアナログ波形再現技術
「AL 24Processing Plus」も搭載し、きめ細やかな響きまでも鮮やかに再現します。
その他、デノンのAVレシーバーの基幹技術をふんだんに投入。
DDSC-HDやメカニカルグラウンドコンストラクション、ミニマムシグナルパス設計の採用など、様々なノイズ対策や、防振対策、高剛性化などにより、ノイズの少ないクリアな音質を実現しています。
映像に関しては、4K Ultra HD / HDCP 2.2 / HDR / BT.2020に
8入力/3出力すべてのHDMI端子が対応。
4Kコンテンツへの備えも万全です。
ネットワーク機能の充実も特長のひとつ。
DSD&ハイレゾに対応したネットワークオーディオプレーヤー機能では、2.8 MHzのDSD、192 kHz / 24 bitのハイレゾ音源の再生に対応しています。
またUSBメモリー内にあるDSD、FLAC、ALAC、AIFF、WAVなどの
ファイルを再生できるUSB-A端子をフロントパネルに装備しており、AirPlayやインターネットラジオも楽しめます。
最後のポイントは徹底した「使いやすさ」の追求です。
LANケーブルをわざわざ引き回さなくてもネットワーク接続できる無線LAN機能、スマホやタブレットなどからワイヤレスで音楽が楽しめるBluetooth機能などを搭載しています。
スピーカー端子も接続しやすいようにレイアウトが工夫されています。
またスピーカーの接続や設定、入力機器の接続、ネットワークの設定などがテレビを見ながら
わかりやすく行えるセットアップアシスタント機能により、どなたでも
カンタンに設定できるように工夫されています。
こちらも機能説明の後、アトモスのソフトを使っての試聴が行われました。
見慣れたアトモス用のデモコンテンツですが、出力に余裕があるため、音がクリアで解像度が高く、オブジェクトオーディオならではの、音の動きや立体感が
迫真のリアリティで迫ってきます。
短時間の試聴でしたので、映像作品に没入するところまでは
いけませんでしたが、かなり作品に入り込める印象を持ちました。
いずれ映像のない音源やハイレゾ音源再生もぜひ試聴したいところです。
このようにAVR-X4200Wは、先進の各種機能の搭載や、さらなるサウンドクオリティのブラッシュアップなど、
まさにスーパースタンダードモデルと呼べる内容の製品になっております。
こちらも発売は10月中旬とちょっとだけ先ですが、試聴会などのイベントで、ぜひそのサウンドお確かめいただきたいと思います。
(Denon Official Blog 編集部 I)