
デザインシリーズ・フルラインナップ

スタイリッシュなデザインと高音質で話題のデノンのデザインシリーズ。モバイル用のDAC/ヘッドホンアンプから、プリメインアンプ、ネットワークレシーバーまで4モデルがラインナップしていますが、今回は各モデルの特長や違いを徹底比較します。
スタイリッシュなデザインと高音質で話題のデノンのデザインシリーズ。
モバイル用のDAC/ヘッドホンアンプから、プリメインアンプ、ネットワークレシーバーまで4モデルがラインナップしていますが、今回は各モデルの特長や違いを徹底比較します。
USB-DAC/ヘッドホンアンプ
DA-300USB
希望小売価格:57,500 円(税抜)
製品の詳しい紹介につきましてはこちらをご覧ください。
ポータブルUSB-DAC/ヘッドホンアンプ
DA-10
オープン価格
製品の詳しい紹介につきましてはこちらをご覧ください。
USB-DAC / プリメインアンプ
PMA-50
希望小売価格 68,000円(税抜)
製品の詳しい紹介につきましてはこちらをご覧ください。
ネットワークレシーバー
DRA-100
希望小売価格:110,000 円(税抜)
製品の詳しい紹介につきましてはこちらをご覧ください。
【今回のナビゲーター】
D&Mホールディングス マーケティンググループ 宮原利温です。
■今回はデザインシリーズ、4モデルについておきかせください。
まずどんな趣旨でシリーズは構成されているのでしょうか。
宮原:2014年2月に登場したDA-300USBがデザインシリーズのファーストモデルでした。
パソコンが音源再生のベースとなっている方に向け、パソコンの横に置ける「デスクトップHi-Fi」というコンセプトで企画しましたが、これが予想以上の好評でした。
ハイレゾ音源でニーズが高まっていることを背景に、DAコンバーターのクオリティもヘッドホンアンプとしてのクオリティも磨き抜いたこともあり、多くの方々から高い評価を得ました。
(写真左:DA-300USB、右:DA-10)
宮原:一方2014年10月にデビューしたDA-10は、DA-300USBのサウンドクオリティを維持しながら、スマホなどモバイルの用途で使えるように、バッテリー駆動、徹底的な小型軽量化を実現したDAC/ヘッドホンアンプです。
■DA-300USBとDA-10を比較すると?
宮原:デスクトップ用のDA-300USBとモバイル用のDA-10ということで、当然ですが大きさが全く違います。
ただDA-10はバスパワーで駆動しますし、音質もDA-300USBと遜色ないレベルですので、デスクトップが狭い、コンパクトな方がいい、という理由で主に自宅ユースでもDA-10を選ぶ方もいらっしゃいます。
またDA-10にはiPhoneなどをいっしょにして持ち歩けるキャリングケースも同梱しています。
そのあたりもチョイスのポイントではないでしょうか。
■その後に登場したのが、PMA-50ですね。
宮原:DA-10、DA-300USBでデスクトップでのヘッドホン聴取のニーズを掘り起こした時、デスクトップでもスピーカーで音楽を聴きたい人もいるのではないかという話が出ました。
そのときの発想をもとにスピーカドライブができる仕様のPMA-50が開発され、デザインシリーズに投入されました。
PMA-50はアンプ内蔵ということでDA-300USBよりも大きくなっていますが、こちらも縦置き、横置きができますし、DCD-50というペアリングに最適なCDプレーヤーもラインナップしていますので、デスクトップでのミニマムなHi-Fiオーディオとしてもお使いいただけると思います。
(写真上:DCD-50 下:PMA-50)
■PMA-50の特長は?
宮原:やはりスピーカーが鳴らせるという点ですが、
ヘッドホンアンプ部もかなり音質にこわだっていますので、
「デスクトップでヘッドホン聴取がメインだが、
たまにスピーカーを使う」という方にもご満足して使っていただけると思います。
またパワーアンプには新世代のクラスDアンプ、DDFAテクノロジーが使われています。
DDFAは最終段までデジタルのまま処理するため、従来方式よりも飛躍的に音質が向上しています。
アナログとはまた違った高解像度のサウンドがお楽しみいただけます。
またBluetoothに対応している点も特長です。
スマホやタブレットなどのBluetooth機器をペアリングしておけば、それらに入っている音源をワイヤレスで聴くことができます。
高音質なAACに対応しており、ワイヤレスでもCDクオリティの音質で音楽が楽しめます。
またフロントパネルのNFCマーク にタッチするだけでペアリングができるNFCペアリング機能も搭載されています。
Bluetooth機器は3台まで同時に接続しておくことができます。
■そして最後に登場したのがDRA-100です。
宮原:DRA-100は、PMA-50ではサイズやコストの関係で実現できなかった部分を、惜しみなく投入したモデルです。
サイズは大きくなって、デスクトップというよりはリビングルームサイズですが、そのぶんPMA-50より音質や性能の面で余裕が出ています。
アンプはPMA-50と同じくDDFAを採用したものですが、PMA-50(50W+50W 4Ω)に比べて(70W+70W 4Ω) までパワーアップしています。
またサイズが大きくなったことで内部の設計にも余裕が生まれており、よりHi-Fi的なアプローチでの設計が可能となりました。
ちなみに本体上下のアルミニウムパネルも、PMA-50は3mm、DRA-100では5mmになりました。
美しいサンドブラスト仕上げのアルミパネルはデザイン上のポイントであるだけでなく、本体の剛性を向上させ、外部振動による音質への悪影響を軽減する働きがあり、音質向上に大きく貢献します。
(写真上:PMA-50、下:DRA-100、アルミパネルの厚さが違う)
■DRA-100の特長は?
宮原:デザインシリーズの他のモデルにはないのが、DSDやハイレゾ音源に対応したネットワーク機能です。
DLNA1.5に準拠しており、ハイレゾをはじめ、さまざまなフォーマットの音源をネットワークで楽しむことができます。
ハイレゾ音源に関してはフロントパネルのUSB端子を使えば、USBメモリー内にあるFLAC、ALAC、AIFF、WAVなどの音楽ファイルがカンタンに再生できます。
いちばんお手軽なハイレゾ音源の再生方法かもしれません。
iPod/iPhoneとのデジタル接続にも対応しており、iPod/iPhoneの充電も可能。
家に帰ったらここに差しておけば、充電しながら内蔵の音源が再生できます。
その他にもAppleのワイヤレスストリーミングであるAirPlayや、インターネットラジオ機能も搭載しています。
(DRA-100はUSB端子にメモリーを差すだけで、ハイレゾ音源の再生ができる)
宮原:それとDRA-100もBluetoothを搭載しています。
DRA-100は最大8台の機器とペアリングできますので、家族のスマホやタブレット、PCを登録しておけば、それぞれの機器からワイヤレスで再生が楽しめます。
フロントパネルにあるNFCマーク
やはりリビングルームなどに置くことを想定しているので、ワイヤレスでの接続は非常に便利につかっていただけるのではないでしょうか。
■ということで宮原のナビゲートにより、デザインシリーズ各モデルの特長についてご説明しました。
最後にデザインシリーズ各モデルのサイズと仕様の比較を掲載しておきます。
どのモデルがいいかな、という選択にぜひお役立てください。
手前よりDA-10、DA-300USB、PMA-50、DRA-100
上よりDA-10、DA-300USB、PMA-50、DRA-100
仕様の比較
(Denon Official Blog 編集部 I)