HEOS by DENONプレス発表会レポート
3月14日にデノンから「HEOS by Denon」ブランドのワイヤレス・オーディオシステムが発表されました。今回は発表日に東京・原宿のクエストホールで行われた記者発表の様子をレポートします。
2017年3月14日にデノンから「HEOS by Denon」ブランドのワイヤレス・オーディオシステムが発表されました。
ラインアップは、ネットワークスピーカー「HEOS 3」、「HEOS 1」、そして HEOS 機能をプラスできるワイヤレスプリアンプ「HEOS Link」と、HEOS 1 のオプションとして専用バッテリーパック「HEOS 1 Go Pack」。
今回は発表日の3月14日に東京・原宿クエストホールで行われた記者発表の様子をレポートします。
HEOSのプレスリリース
HEOS by Denon AWA・Spotify 対応ワイヤレス・オーディオシステム
プレス発表会の会場は、JR原宿駅にほど近いクエストホールでの開催。
13:30 の開場とともに多くのプレス関係の方々が来場されました。
開場時にプレス関係者で混雑する受付。
今注目を集めている Spotify や AWA などの音楽ストリーミングサービスに対応したワイヤレスのスピーカーということで、オーディオ関連だけでなく、多くのマスコミ関係者が関心を寄せていることがうかがわれます。
14:00 の開始時間前にプレス用に用意された100席ほどが満席となりました。
そしていよいよプレス発表会が開始。冒頭では HEOS のイントロダクションムービーが流され、その概要が説明されました。
当日会場で上映された動画の一部は以下の HEOS スペシャルコンテンツでご覧いただけます。ぜひご覧ください。
オープニングの HEOS イントロダクションムービーが終わったところで、まずジャパン・セールス&オペレーション プレジデントの中山圭史が登壇しました。
デノンとマランツの歴史の簡単なご紹介に加えて、レコードから CD、そしてハイレゾなど、音楽の録音/再生メディアの変遷についての説明、そして最新の音楽リスニングスタイルであるストリーミングに対応した製品として HEOS を発表するという挨拶がありました。
引き続き、国内営業本部 営業企画室 室長 上田貴志が登壇して製品の紹介を行いました。
まずは HEOS を発表する背景としての消費者の動向や、ワイヤレススピーカー市場の動向、日本における音楽ストリーミングサービスの状況などを概観し、さらに欧米では先行して HEOS が販売されていることにも触れ、日本市場で発表するタイミングを見はからっていたと説明しました。
HEOS の特長については、4つのポイントで説明。
● セットアップが簡単であること
● アプリを使って音楽を楽しむ製品であること
● 1台でも複数台でも楽しめること
● そしてデノンらしい高音質であること
「たしかにワイヤレスのスピーカーは増えていますが、それらの多くは Bluetooth スピーカー。HEOS は Bluetooth 接続のスピーカーとは違って、Wi-Fi 接続なので違いを説明します」
と、Bluetooth との違いをステージ上で実現。
音楽を再生しているスマホを Bluetooth 接続のスピーカーにつないでいる時、スマホが電話を受信してしまうと音楽が止まってしまいましたが、HEOS では電話がかかってきても音楽はまったく途切れず、通話も行えました。
また複数のスマホから HEOS に曲を入れることで、それぞれの人が聴きたい曲を順番に流せるカラオケのような使い方も実演されました。
まさにみんなで1つのスピーカーをシェアしている感覚で、一対一での接続となる Bluetooth スピーカーでは味わえない楽しさ。
Bluetooth スピーカーを複数人で使う場合はいちいちペアリングしなくてはいけませんから、これはかなり便利なポイントです。
また逆に1台のスマホから複数の HEOS スピーカーを鳴らすこともでき、それも実演されました。
プレス会場では会場内の6ヶ所に HEOS スピーカーがセットされていましたが、1台のスマホで離れた6つのスピーカーから同じ音楽を再生したり、あるいはそれぞれの HEOS スピーカーから別の曲を再生する、という実演もありました。
これらはスマホのアプリ画面で操作しますが、画面がステージ上に大写しされており、HEOS アプリの操作画面が直感的でわかりやすい操作性であることもよくわかりました。
HEOS のスピーカーは2モデルが発表となりましたが、最もハンディな HEOS1 は気軽に片手で持てるサイズであり、別売の「HEOS 1 Go Pack」というバッテリーセットを取り付けることで、電源がなくても好きな場所に持ち歩くことができます。
6時間ほどバッテリー駆動で使えるそうなので、家事をしながら家の中で持ち運んだり、ベランダなどに持ち出して音楽を楽しむこともできそうです。
HEOS は Spotify、AWA といった音楽ストリーミングサービス ※組み合わせで真価を発揮するスピーカーですが、エイベックスとサイバーエージェントが手がけている AWA はワイヤレススピーカーへの対応は HEOS が初となるそうです。
そこで AWA 株式会社の取締役/プロデューサーの小野哲太郎さんが登壇。AWA について、そして HEOS との組み合わせで広がる音楽の楽しみ方についてのプレゼンテーションがありました。
※HEOS で Spotify、AWA などのサービスを利用する場合は有料アカウントに登録していることが必要となります。
※2017年5月24日のアプリアップデートにて HEOS で AWA が使用可能となります。
AWA は曲数で3,000万曲以上を配信していますが、目指しているのは「まだ知らぬ音楽との出会い」なのだそうです。
AWA はリスニングの履歴からユーザーが聴きたい曲をリコメンドする機能を持っており、波形やテンポ、曲想から、リスナーが好きそうな音楽を提案するということもしてくれるのだとか。
多くの人と音楽がシェアできる楽しさが味わえる HEOS との組み合わせは、まさにバッチリなのではないでしょうか。
最後にプレスの方々との質疑応答。たくさんの質問が寄せられ、HEOS への関心の高さがうかがわれました。
会場には今回発表となった HEOS の製品が展示されました。
実際に会場で HEOS のアプリをダウンロードして、HEOS を鳴らすといった実際の操作もでき、音の良さ、アプリの操作性などが体験できました。
記者会見終了後は製品の撮影や、スタッフへの取材でしばらくごった返したような状態に。
テレビクルーも取材に入っており、終了後もプレスの方々の熱気に包まれました。
プレスの方々に配られた特別製の HEOS クッキー。
ホワイトデーにちなんで白地に HEOS。DEBUT! だけは手描き、というこだわり。
ということで、HEOS のプレス発表会をレポートいたしました。
HEOS はすでに3月15日から発売されています。ぜひお近くの店頭でその便利さと音色をお確かめください。
(Denon Official Blog 編集部 I)