DP-450USBでレコードをMP3にしてみた
人気が高まっているレコード。独特の柔らかな音質に加え、モノとしての存在感が所有欲を刺激するのでしょう。とはいえ、購入したレコードの音源をスマホなどで聴けたらもっと便利ですよね。ということで、今回はレコード盤を再生しながらMP3などのデジタル音源に変換できるDP-450USBを使い、ブログ編集部で実際にレコード音源をデジタル化してみました。
USBメモリーを差し、スイッチを押してレコードを再生するだけでデジタル化が完了!
「家でレコードは聴いてみたいけど、やっぱり音楽を一番聴くのは移動中のスマホだなぁ」とういう方、多いのではないでしょうか。また、音楽マニアの方なら「LPは持っているけどCDにはならなかった音源をデジタル化したい」という方もいらっしゃるかもしれません。というわけで今回はレコードを再生しながらMP3やWAVにデジタル変換でききる機能を持ったレコードプレーヤー「DP-450USB」を使って、実際にアナログ音源をデジタル化してみようと思います。
というわけで今回のレコードプレーヤーはこちら。
今回使用するのは昨年デノンから発売された、スタイリッシュな「デザインシリーズ」のレコードプレーヤー、DP-450USBです。DP-450USBはUSBメモリーへのダイレクト録音対応に対応しており、MP3(44.1kHz/ 192kbps)またはWAV(44.1kHz/16bit)のフォーマットでレコードのデジタル録音が可能です。
ちなみにDP-450USBはスタイリッシュなデザインだけでなく、基本性能も徹底的に磨き上げられています。細部にまでこだわりを貫いた設計者のインタビューもぜひごらんください。
それでは、さっそくセッティングをしてレコードをかけてみます。
今回選んだのは、ボブ・ディランの「追憶のハイウェイ61」の重量盤レコード。この音源のデジタル化に挑戦します!
といっても、特段の準備は必要ありません。普通にレコードをターンテーブルに置き、レコードをかけるのですが、その前にやることがあります。それはUSBメモリーを本体に差しておくこと。
USBメモリーを差したらレコードに針を置きます。そして針が降りたところでUSBスティックの横にある録音スイッチを押します。
DP-450USBには、このようにMP3とWAVのスイッチがそれぞれありますので、どちらかを選びスイッチを押します。今回はバンドルされている音楽ユーティリティソフト「MusiCut™ for Denon」でトラック分割などを行いたいのでMP3で録音します。(「MusiCut™ for Denon」はWAVデータのトラック分割などに対応していません)。
レコードに針を落としたら、MP3の録音スイッチをオン。すると青いLEDランプが点灯します。あとはレコードを普通に聴くだけ。今回は片面全部を録音しますので、大人しく片面分の曲をアナログレコードならではの瑞々しい音質で楽しみます。聴き終わったら、録音も終了。ただレコードを聴く前にUSBメモリーを入れてスイッチを押す、それだけの簡単操作でした。
録音したMP3データをMusiCut™ for Denonをインストールしたパソコンに取り込む。
さて、USBメモリーに曲データはできているのでしょうか。パソコンにUSBメモリーを接続してみるとMP3のファイルがしっかりできていました。
このデータを再生して聴くだけでもいいのですが、せっかくですから今回はバンドルされている音楽ユーティリティソフト「MusiCut™ for Denon」でトラック分割などにも挑戦してみましょう。
取説に書いている手順に従ってMusiCut™ for Denonをダウンロードしました。
※ 対応OS:Windows 8、Windows 8.1 および Windows 10
さっそく起動して、先ほどのMP3ファイルを読み込んでみます。読み込んでいるのは片面に収録されている全部の曲が1つのファイルになっているものです。
MusiCut™ for Denonにサウンドファイルを読み込んだところで、分割ボタンを押してみます。
自動マーク中となり、このようなダイアログボックスが出てきました。
しばらくすると、このような表示に。曲は自動的に分割されたようです。さらにここから曲名情報の検索に入ります。
何曲かの候補が示されるので、その曲を選びます。このようにMusiCut™ for Denonは、分割された曲のデータを解析してGracenote社の音楽データベースから最適な楽曲情報を取得できるので、わざわざ自分で曲名やアーティスト名を入れる必要がありません。このように曲ごとに分割され曲目やアーティスト名がつけられたMP3データは他のMP3と同じようにスマホやパソコンなどで気軽に再生できます。
ということで、DP-450USBでレコードの曲をMP3にしてみましたが、意外に簡単でした。レコードプレーヤーを買ってみようかな、と検討中のみなさん、レコードプレーヤーとしての基本性能が高く、スタイリッシュで、しかもMP3などのデジタルデータに気軽にコンバートできるDP-450USBをオススメします!
(編集部I)