無人島を完全にリゾートと勘違いしている新人が選んだ、あの歌。
無人島に1枚だけCDを持って行けるとしたらどれを選ぶ? とデノン社員に唐突に突きつけられる究極の選択、名付けて「無人島CD」。今回はデノンのグローバルマーケティング部の新人女子 Tに白羽の矢が! そしてこの窮地で Tが選んだのは、「無人島に流されている」という危機感や緊張感を微塵も感じさせない、リゾート感満載のあの曲でした。
グローバルマーケティングのTです。
無人島に1枚だけCDを持ってゆくとしたら、学生時代の友人が貸してくれたことがきっかけでお気に入りになったEnyaの『Paint the Sky with Stars』というアルバムにしたいと思います。
アーティスト名:Enya
アルバム・タイトル:Paint the Sky with Stars
無人島の夜が更けて、夏の夕涼み。無数にまばたく星を見ながら、波打ち際でワインやビールを片手に一晩中聴きたいです。(あっ、アルコール飲料は無人島には持ち込み不可でしょうか)。
特におすすめは “Orinoco Flow”という曲。神秘的な雰囲気があり、無人島にぴったりです。
Enyaはケルト音楽に影響を受けたアイルランドのアーティスト。
Enya自身が何年もかけて、幾重にも重ねている透明感あふれるコーラス。
これは、無人島で漆黒の空に散りばめられた数々の星を思わせます。
そして、彼女が演奏する様々な楽器の響き。豊かな曲に奥行と幅広さを感じさせます。
もしかすると、無人島で体験する夜空の深みや広大さと調和するかもしれません。
時々聴こえる鐘の音のような旋律は、青白く光る月のイメージです。
心地よいリズムが、無人島にそよ風を運んでいます。
ケルト独特の温かみある笛のような牧歌的メロディー。
それは夜の鳥が静かに鳴いている声にも聞こえます。まさに癒し系音楽。
久しぶりにこのCDを聴きながら、CDを貸してくれた友人との当時の学生時代を思い出しました。
今でも時折、彼女とは会っています。
彼女は、食べ物の好き嫌いは多いけれど、音楽では色々なジャンルを幅広く聴いています。
学食でタンメンを注文し、野菜を取り除いて麺だけを食べているような人でしたが、一方で、卒業式の後、袴のままカラオケボックスで奥田民生を熱唱し(若き日の恥ずかしい一コマ!)、
ある時は趣味のクラシックピアノ演奏でラヴェルの曲を披露し、またある時は茨城県ひたち海浜公園で開かれるROCK IN JAPAN FESTIVALで毎年ノリノリ(私は行っていませんが話によると)。
夏休みの旅行では、車の渋滞時に、山下達郎“さよなら夏の日”一曲をエンドレスでかける・・・。
“Paint the Sky with Stars”は、そんな彼女が私にお裾分けしてくれた音楽人生です。
曲からは、ピアノの音も聴こえてきて、彼女が弾いているみたいです。
そんなわけで、無人島の静かな夜、この曲にじっくり耳を傾けつつ、学生時代を思い出しながら聴きたいと思います。
無人島だったら、アウトドアでも使えるデノンのBluetoothコンパクトスピーカー「Envaya」を持って行きますね。スマホに録音した “Paint the Sky with Stars”を、昔聴いていた音より良い音で聴き直してもよいでしょうか。(あっ、無人島には機材持ち込み不可でしょうか)。