ノジマオーディオスクエア相模原店 SX1 LIMITED EDITION試聴会レポート
デノンのHi-Fiな新たなフラッグシップモデル、SX1 LIMITED EDITIONが話題を集めています。デノンオフィシャルブログではサウンドマネージャー山内が参加して開催されたノジマオーディオスクエア相模原店での「SX1 LIMITED EDITION試聴会」の様子をレポートします。今後のデノン製品の試聴会については、デノンウェブサイト「試・視聴会/イベント情報」をごらんください。
ノジマオーディオスクエア相模原店はJR横浜線 相模原駅から徒歩15分ほどに位置するノジマ相模原本店の一角にある高級オーディオ専門ショップです。
↑ノジマ相模原本店
↑ノジマ相模原本店内の一角にあるオーディオスクエア相模原店
↑SX1 LIMITED EDITIONの試聴会はディオスクエア相模原店の試聴室で開催された
さる9月21日に開催されたオーディオスクエア相模原での「SX1 LIMITED EDITION試聴会」は、発売間もないデノンの新フラッグシップモデルの音がじっくりと試聴できることに加え、開発した本人であるデノンのサウンドマネージャー山内自身が製品説明をするということで人気を呼び、予約だけで満員御礼となりました。
サウンドマネージャー山内によるSX1 LIMITED EDITION試聴会
山内は簡単な挨拶の後、まずSX1 LIMITED EDITIONの開発の経緯を説明。「SX1 LIMITED EDITIONはもともと個人的な試作モデルからはじまりました。デノンの新しいサウンドフィロソフィーである『Vivid & Spacious』とは実際にどんなサウンドか実際に再現するための技術試作だったのです」と山内。そして開発ベースとなったSX1とSX1 LIMITED EDITIONとを並べ、同一楽曲による比較試聴を最初に行いました。
↑試聴会でセットされたSX1 LIMITED EDITION(手前)とSX1のシステム
↑同一楽曲をSX1とSX1 LIMITED EDITIONと同一条件で比較検聴するというシビアな試聴が行われた
SX1とSX1 LIMITED EDITIONの比較試聴で使用された試聴曲
アーティスト名:ベス・ニールセン・チャップマン
アルバム・タイトル:You Hold the Key by Beth Nielsen Chapman
アーティスト名:トリフォノフ・ダニール
アルバム・タイトル:ラフマニノフ:変奏曲集
アーティスト名:ドミニク・ミラー
アルバム・タイトル:Fourth Wall
これだけ条件を揃えた状態でSX1 LIMITED EDITIONとSX1を比較試聴できる機会はめったにないということで参加者のみなさんはかなり真剣に聞きこんでいる様子。どちらもデノンのフラッグシップモデルに相応しいサウンドですが、同一曲を比較試聴すると、その違いが良くわかります。
「比較試聴するばあい、違いを細かく見ようとするとかえって迷ってしまいます。むしろぼんやりと聴いた時の全体の印象で比較するといいと思います。SX1 LIMITED EDITIONの高域の情報量の多さは一聴してわかっていただけたと思います」
「比較試聴はここまでとし、ここからは、できるだけ多くの音源をSX1 LIMITED EDITIONで聴いていただきたいと思います」と、試聴曲を再生していきます。
アーティスト名:ユジャ・ワン
アルバム・タイトル:ソナタ&エチュード
ユジャ・ワンの弾くリゲティのエチュード「魔法使いの弟子」を再生。「たとえばこのユジャ・ワンの演奏では、遠近感、拡がり、そして音の鮮やかさなどを感じていただけたのではないでしょうか」と山内。SX1 LIMITED EDITIONの開発については、足かけ4年をかけ、手を入れたカ所はプリメインアンプ、CDプレーヤーともに400カ所ほどになったと説明。カスタムパーツについても「SX1 LIMITED EDITIONにはたくさんのカスタムパーツが使われています。このためだけに起こしたパーツも多くありますが、これらは狙った音を出すためには重要で、SX1 LIMITED EDITIONのサウンドチューンの要になっています」。
またトップカバー&フットにも言及。「トップカバーの素材とフットの素材は航空機でも使われている『A7075』という超々ジュラルミンを使っています。トップカバーやフットは音質に大きく影響します。いろいろ素材は試したのですが、さまざまな素材を試した中で、A7075を試したとき、SX1 LIMITED EDITIONにはこれしかないと思いました」。
SX1 Limited Editionのフットは試聴会参加者に回覧され、参加者は実際に手にとって質感や重さを体験していました。
その後、休憩を挟みつつ約2時間にわたって様々なジャンルの音源を試聴したSX1 LIMITED EDITION試聴会でしたが、終了後も多くの参加者が実機を確認したり、山内に熱心に質問するなど、注目の高さをうかがわせました。
参加いただいた皆様、ありがとうございました。
その他の主な試聴曲
ノジマオーディオスクエア相模原店 梶本様ミニインタビュー
今回SX1 LIMITED EDITION試聴会を開催された、ノジマオーディオスクエア相模原店について、ご担当の梶本様にお話をうかがいました。
ノジマオーディオスクエア相模原店 梶本江里様
●本日はSX1 LIMITED EDITIONの試聴会をレポートさせていただき、ありがとうございました。
ノジマオーディオスクエアの特長を教えてください。
梶本:オーディオスクエアはノジマのオーディオ専門ショップで、この相模原店に加えて、神奈川県藤沢市、横浜市港北区、千葉市の幕張にもあり、現在、計4店舗を展開しています。
オーディオスクエアが他のオーディオ専門店さんとちがうのは、ノジマという大型家電量販店の中に入っているところです。ですから単独のオーディオ専門ショップより敷居が低く、気軽にお店にお立ち寄りいただけると思います。
●デノン製品にはどんな印象をお持ちでしょうか。
梶本:オーディオで一番人気があるブランドです。デノンさんはリーズナブルなものから高級なものまで幅広く製品をラインナップして間口が広いところが良いと思います。私たちオーディオスクエア相模原も、ミニコンポとハイエンドオーディオの間をつなぎたいと思っています。
それとデノンのオーディオはJ-POPなどを元気に鳴らしてくれるので、お客さまにもお勧めしやすいブランドですね。新しいフラッグシップモデルSX1 LIMITED EDITIONはお客さまにとても注目されていて、今日の試聴会も事前の予約で満員となりました。お店としても期待しています。
●オーディオスクエア相模原では頻繁に試聴会が行われているのでしょうか。
梶本:隔週で試聴会を行っています。主に話題の新製品をなるべく早くご紹介するようにしています。また今人気のターンテーブルやフォノイコライザーを含めたアナログオーディオ機器の試聴会も頻繁に行っています。さらにオクタヴィアさんのハイレゾ音源を聴く試聴会など、レコード会社さんとの協力でソフト系の試聴会もやっています。試聴会の告知などはオーディオスクエア相模原のブログでお知らせしていますので、ぜひそちらもご覧ください。
オーディオスクエア相模原店ブログ
http://sagamihara-audiosquare.blogspot.com
●試聴会は、オーディオだけに限らないんですね。
梶本:はい。オーディオスクエアはオーディオだけではなく、音楽そのものを提供することを大切にしています。店頭ではCDやアナログレコードも取り扱っていますし音楽情報も提供しています。オーディオ好きな方だけでなく、音楽好きな方にもよく来店してくださって、オーディオの話や音楽の話をスタッフとされています。お客さまから「好きなバンドのことを話せる場があるのは嬉しい」と言われています。お近くの音楽好きの方、ぜひいちどご来店いただきたいと思います。
↑店内ではCDやアナログレコードも取り扱っている
●本日はお忙しい中取材さていただき、ありがとうございました。
ノジマオーディオスクエア相模原店
神奈川県相模原市中央区横山1-1-1 ノジマ相模原本店内
お問い合わせ先/042-730-1326
営業時間・定休日/10:00~20:00(定休日:無休)
ウェブサイト:http://www.nojima.co.jp/shop/kanagawa/sagamihara_audio/
(編集部I)