PMA-150H使用リポート1 HEOSテクノロジーのネットワーク機能を試してみた
Hi-Fiの高音質と洗練されたミニマルデザインを両立したプリメインアンプPMA-150H。最新鋭のクラスDアンプソリューションDDFA™アンプモジュールの搭載で、かつてない高音質を実現しているとともに、最新のネットワーク機能も搭載しています。ではそのネットワーク機能はどのくらい便利で高音質なのか?今回はPMA-150Hのネットワーク機能について編集部で試してみました。
Hi-FiプリアンプPMA-150Hとは何か
PMA-150Hは、ミニマルデザインで、かつフルサイズのコンポよりもコンパクトなサイズ。しかも最新鋭のクラスDアンプソリューションDDFAをBTLで導入することで、さらなる高音質を実現しています。
デザインシリーズについてはこちらをごらんください。
https://www.denon.jp/jp/designseries/index.html
どうですか、電源を投入していないときのこのシンプルさ。これ以上削ることができないほどのミニマルなデザインです。PMA-150HはデノンHi-Fiの名にふさわしい高音質と、このスタイリッシュなデザインに加えて、HEOSテクノロジーによる最新のネットワーク機能を搭載しています。今回はPMA-150Hのネットワーク機能を試してみようと思います。
PMA-150Hと組み合わせるスピーカーにはDALIのブックシェルフ・スピーカーOBERON1を使用しました。
http://dm-importaudio.jp/dali/l3/l4/Vcms4_00000984.html
PMA-150HとDALI OBERON1の組み合わせはサイズ感もピッタリ。デザイン的にも非常に洗練されていて、リビングにも、ベッドルームにもマッチしますし、おしゃれなお店やレストラン、デザイン系のオフィスなどにも似合いそうです。
PMA-150Hと組み合わせるCDプレーヤーなら、デザインシリーズの薄型CDプレーヤーDCD-100が、レコードプレーヤーであればDP-450USB、DP-400との組み合わせがベストでしょう。とはいえ今回はあえてプレーヤーを使わず、PMA-150H本体だけでネットワークを機能でどこまで音楽が楽しめるか、にトライしてみたいと思います。
HEOSテクノロジーによる最先端のネットワーク機能にアクセス!
最初に試してみたいのが、PMA-150HのHEOSテクノロジーによるネットワーク機能です。
HEOS機能を使用するためには、まず設置場所のWi-FiネットワークにPMA-150Hを接続する必要があります。
まず設定から。「かんたん設定」を選んでみました。接続方法の選択を見るとiOS7以降のiPhoneがあると、簡単に接続できるということだったので、iPhoneからPMA-150Hを見つけて選択しました。
これを選択してみたら、パスワードなどを入れる必要もなく、拍子抜けするほど簡単に既存のWi-Fiネットワークに接続できました。
ネットワーク機能には興味があるけど、Wi-Fiの接続が面倒だという方多いと思いますが、iPhoneやiPadなどのiOS機器をお使いであれば、この接続方法をお勧めします。
そして次にスマホやタブレットにHEOSアプリダウンロードし、HEOSのアカウントを設定します。
すでにHEOSアカウントをお持ちであれば、設定で「デバイスの追加」を選べばPMA-150Hが出て来ますので、追加します。これで設定は終了です。
HEOSアプリの基本的な設定や使い方については下記のエントリーをご覧ください。
HEOSアプリを使ってPMA-150Hでインターネットラジオを聴く
ネットワーク機能の準備ができたところで、まずインターネットラジオを聴いてみました。
PMA-150Hのネットワーク機能はHEOSエンジンを使用しているため、操作はすべてHEOSアプリがインストールされたスマホやタブレットなどから行います。
HEOSアプリ画面でTUNE INをセレクトすると様々なインターネットラジオ局がでてきます。まずは近場で探してみると、FMえどがわというのがあったので選びました。「阿久悠の世界」という番組をやっていました。
インターネットラジオなので当然ですが世界中の放送を聴くことがでます。アメリカのインターネットラジオ局もこのように州ごとに選ぶことができます。ジャンルごとに別れているので選びやすいです。
HEOSアプリでSoundCloudを聴いてみました。
SoundCloudは日本ではややマイナーなストリーミングサービスですが、海外では人気で曲数も多くSNSのように自作の曲をアップロードすることもできます。またユーザーが自分自身でさまざまなアーティストの曲をコンパイルした「Mix tape」も数多くアップロードされているので、それを聴くのも楽しいです。
次にSpotifyを選んでみました。
Spotifyは音楽配信サービスとしては世界最大手のひとつで、無料のプランと月額制の有料プランがあります。以前は有料会員のみがHEOSで再生可能でしたが、 現在は無料アカウントでも再生できるようになりました。Spotifyでは無料アカウントでも世界中の4000万曲以上の楽曲を聴くことができます。
ハイレゾ音源をストリーミングで楽しめるAmazon Music HDをPMA-150Hで聴く
次は今話題のAmazon Music HDを選びました。
HEOSはハイレゾ音源が定額で聴けるストリーミングサービス「Amazon Music HD」にもいち早く対応しています。その高音質をPMA-150Hで聴いてみました。
Amazon Music HD
https://www.amazon.co.jp/music/unlimited/hd
Amazon Music HDでは「HD」が、CDと同等の44.1kHz / 16bit、そして「Ultra HD」がCD以上のハイレゾ音源(最大192kHz / 24bit)となっています。ここではUltra HDの楽曲を集めたプレイリストを選んでみました。
PMA-150Hで聴くAmazon Music HDのハイレゾ音源は、ストリーミング配信とは思えない高音質。松任谷由実や宇多田ヒカルなど、日本の音楽界を代表するアーティストの楽曲をストリーミングのハイレゾ音源で聴いていると、自分が所有しているCDやレコードを再生するリスニングスタイルとは違った、ネット空間にある世界中の音楽を検索して聴くという、新しい音楽の聴き方がもう始まっているんだなと痛感させられました。
さて、次回はPMA-150HのUSB-DAC機能やAirPlay 2での使い勝手をレポートしようと思います。
(編集部I)