AVアンプ「AVR-X2600H」の「Bluetooth送信機能」を試してみた
2019年5月発売。ハイトスピーカーやサラウンドスピーカーが無くても、3Dサウンドの再生を可能にするなど、新機能を搭載したAVサラウンドレシーバー「AVR-X2600H」。今回はその中から「Bluetooth送信機能」をフィーチャーし、ワイヤレスヘッドホンを繋いで、騒音が気になる深夜でも迫力の音が楽しめるかどうか編集部員が試してみました。
「Bluetooth送信機能」セッティングまでの道のり
今回の目的はBluetooth送信機能を使って「AVR-X2600H」をワイヤレスヘッドホンにつなぎ、深夜でも音量を気にせず海外ドラマを楽しむ、ということでセッティングを進めます。分かりやすいよう必要なセッティングフェーズを3回に分けてやってみました。
1. テレビとAVレシーバー「AVR-X2600H」をつなぐ
HDMIケーブルと光デジタルケーブルを、テレビとレシーバーそれぞれの接続端子に接続します。もしテレビのHDMI端子がARCまたはeARCに対応していれば、光デジタルケーブルは不要で、HDMIケーブル1本で接続可能です。すべての配線や接続が終わってから、電源を入れます。
左がAVレシーバー、右がテレビのHDMI端子
左がAVレシーバー、右がテレビの光デジタルケーブル端子
2. AVレシーバー「AVR-X2600H」の設定をする
テレビとレシーバーをつないで、セットアップメニューを画面に表示します。最初にするのはインターネットへの接続です。有線無線どちらでも選択可能ですが無線でつなぐ場合は、本体の後ろにあるBluetooth/無線LAN用外部アンテナをつけます。ひとまず今回は自宅の無線Wi-Fiで設定完了しました。
Bluetooth/無線LAN用外部アンテナ
セットアップメニュー>ネットワークを選択して設定
メニュー内の一番下にあるセットアップアシスタントには、スピーカーやテレビの音声設定の方法などがより詳しく紹介されていますのでひととおりチェックしてみてください。 AVレシーバーに繋ぎたい他のAV機器はここでセッティングしてしまうのが良さそうです。
3. AVレシーバー「AVR-X2600H」とワイヤレスヘッドホン「AH-GC25W」をつなぐ
最後にヘッドホンをつなぎます。まずはAVレシーバー側のセットアップメニュー>一般の中から「Bluetooth送信」を選択。次にヘッドホン側のBluetoothオンのボタンを4秒間押し、Bluetoothを有効にします。そうすると、AVレシーバー側のデバイスリストにヘッドホン名「AH-GC25W」が表示されますので選択。これですべての接続が完了です!
テレビ番組をつけるとワイヤレスヘッドホンでその音を聴くことができます。
Bluetooth送信メニューを開き、ヘッドホンのBluetooth機能を有効にします
さらにAVレシーバーに接続したスピーカーとワイヤレスヘッドホンの同時再生も可能ですので、スピーカーは小さめの音量、ヘッドホンの再生音だけを大きい音量にする、といった使い方もできます。
AVR-X2600H、AVR-X1600H発表会資料より
下記の「AVR-X2600H」の発表会レポートで、主な新機能やより詳しい特徴をご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
深夜でも大迫力のサウンドで楽しめる海外ドラマ
通常であれば夜遅い時間はどうしても音が気になって、音量ボリュームを下げざるを得ませんがこのBluetooth送信機能を使えば、近隣への騒音を気にすることなく臨場感あふれるサウンドで海外ドラマを観て、ゲームをプレイできました。低音の響きとバランス、音の厚みとクリアさで、映像世界がもっとダイレクトに楽しめるような感覚です。
またソファやラグの上で寝転んだり座ったりと頻繁にポジションを変えることも、キッチンへ飲み物を取りに行くことも、ワイヤレスなのでストレスなく行えるのが、想像以上に快適でした。リビングから離れて隣の部屋へ行ったりしても無線が届く範囲では、そのままのクリアなサウンドが楽しめました。
音楽だけじゃない、楽しみの幅がぐんとアップ!
今までのBluetooth機能といえば、スマホやタブレットなどから音楽をAVアンプに送ってスピーカーで再生する、という受信機能だけでした。この新しい送信機能が実装されたことで、テレビ番組、映画やドラマ、ゲームがBluetoothヘッドホンで視聴できて、楽しみの幅がぐんとアップしました。
昼間はスピーカーで楽しみ、深夜は好きな飲みものやスナックをつまみながら、ワイヤレスヘッドホンでどっぷりドラマや映画の世界に浸る贅沢を、ぜひ体験してみてください。
(編集部S)