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 (平成9年)

「ALPHAプロセッサーをはじめ、徹底したデジタルテクノロジーをこの1台に結集。ハイレベルで再現されたピュアな信号が、クラスを超えた高音質を響かせる。」

CDプレーヤー
DCD-1550AR
標準価格:66,000円(税別)

■1997年11月

DCD-1550ARは、クラス最強とも言える機構系の配備を行い、DCD-S10IIの設計思想を受け継いだS.V.H(Suppress Vibration Hybrid)構造とALPHAプロセッサーを搭載した普及価格帯CDプレーヤーです。
音質面では、S1シリーズでの採用でその再現力に高い評価を得た前筆のALPHAプロセッサーの搭載など、クラスを超えたデジタルテクノロジーを投入。さらに高いレベルで処理された信号を汚すことなく再現するため、安定した駆動を約束するS.V.H構造センターマウントメカ、高剛性トレーの採用や、シャーシ全体の制振設計をはじめ、ローノイズ化と余裕のパワーを得た電源部や、デジタルアナログ電源分離回路構成による信号の相互干渉の抑制など、信号の入口から出口まで徹底した高音質化をクラスを超えたレベルで実施しています。


DCD-1550AR-Nの主な特長

■ 世界初のアナログ波形再現技術「ALPHAプロセッサー」搭載

自然界の音はすべてアナログです。そこで、CDなどに記録されているデジタルデータを手がかりに、その音が自然界に存在したときのアナログ波形に近づくようにデジタルデータの補完を行い、16ビットデータを20ビットクオリティで再現。量子化歪みを低減し、録音時にデジタル化で失われた音楽の微妙なニュアンスまでも再現します。

■ 無共振思想を徹底したS.V.H(Suppress Vibration Hibrid)構造センターメカマウント方式

CDプレーヤーで唯一の機械的駆動部であるピックアップ駆動部をシャーシ中央に配置。ボディの最適なバランスを確保するとともに、シャーシに加わるモーターの駆動時の振動・共振を最小限に抑え、音質への影響を排除しています。さらにローダー部各所を補強。トレイ下部にはプレートを装着、ディスクの回転による微妙な変形も抑止します。

■ リアル20ビットラムダS.L.Cによる高純度なD/A変換

ラムダS.L.C(ラムダ・スーパー・リニア・コンバーター)は、D/A変換の際、原理的に発生するゼロクロス歪みを解消し、20ビット8倍オーバーサンプリングフィルターと併せ、優れたD/A変換を実現。力強い重低音から、繊細な音の余韻まで緻密に再現するDENON独創の技術です。

■ ディスクごとに最適なサーボ調整を行うフルデジタルサーボ

ピックアップのサーボ回路をデジタル化。動作上の安定性の確保と音質への影響まで含めたサーボコントロールを実現します。

■ 外部からの振動の影響を抑える1.2mm厚のシャーシを採用

■ CDの再生スピードを調整するD.P.C.機能

D.P.C.(デジタル・ピッチ・コマンダー)の搭載により、CD再生のピッチ(速度)を0.1%刻みで±12%までデジタルPLLで変化させることができます。

■ ピークサーチ、フェーダー、オートエディットなどの多彩な機能

■ ディスプレイ部の表示の明るさを4段階に切り替えられるディスプレイディマー

■ 固定/可変2系統のラインアウトに加え、デジタルアウト端子(光・同軸)を装備

劣化の少ないデジタル信号伝送が行えるデジタルアウト端子(光・同軸)を備えています。


DCD-1550AR-Nの主な仕様

  • D/A変換部方式:リアル20ビットラムダS.L.C(ダブルD/Aコンバーター)
  • デジタルフィルター:20ビット8倍オーバーサンプリング+アナログフィルター
  • 周波数特性:2Hz〜20kHz
  • SN比:112dB
  • ダイナミックレンジ:100dB
  • 全高調波歪率:0.0025%
  • チャンネルセパレーション:105dB
  • アナログ出力電圧 固定:10kΩ負荷時2V
  • アナログ出力電圧 可変:10kΩ負荷時0〜2V
  • アナログ出力端子 固定:RCA1系統
  • アナログ出力端子 可変:RCA1系統
  • デジタル出力端子:光1系統、同軸1系統
  • 消費電力:16W
  • 外形寸法:W434×H134×D340(mm)
  • 質量:7.4kg


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