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 (平成7年)

「ロングセラーモデルDCD-1650GLがALPHAプロセッサーを搭載してリニューアル」

CDプレーヤー
DCD-1650AL
標準価格:99,000円(税別)

■1995年2月

日本コロムビア株式会社(DENON)は、CDプレーヤーDCD-1650ALを発売いたします。
DCD-1650ALは、'91年9月の発売以来、ご好評を頂きロングセラーを続けるDCD-1650GLの後継モデルです。最高級機S1シリーズで培い、 S10へと引き継がれた音質、性能、デサインイメージを継承したCDプレーヤーです。
DENON独自のアナログ波形再現技術ALPHAプロセッサーと4DAC 20ビットラムダS.L.C.による群を抜く高音質。センターメカレイアウトと新開発ローダーメカによる徹底した防振構造、新デジタルサーボの採用による音質と操作性の向上など、リファレンスモデル1650GLの後継にふさわしい満を持しての登場です。


特長

■ 量子化歪み低減と適応処理による高忠実再生ALPHAプロセッサー。

デジタルデータを手がかりに、その音がアナログ波形に近づくようにデジタルデータの補間を行い16ビットデータを20ビットクオリティで再現。録音時に失われた微細なニュアンスまでも描き出します。また、テストCDのパルスデータなど記録方法が異なるCDをかけた場合にも、入力信号を判断し遮断帯域を自動的に可変する適応型デジタルフィルターとしても機能します。

■ 高精度D/Aコンバーターの採用。

超高精度20ビット電流加算型DACを各チャンネルあたり2個差動配置し、ゼロクロス歪みを発生させないDENON独自のラムダブロセッサーによる駆動で一層の高精度化を図っています。

■ 徹底した防振構造。

プレーヤーの心臓部であるピックアップ駆動メカニズムのローダー部及び、ペースシャーシ部を新開発。ディスクトレイには振動伝送を阻止するコラーゲンを配合した特殊塗料をコーティングし、ディスクへの振動を除去しています。
また、φ80mmの大型クランパーによるホールドで、ディスクを振動から守ります。さらにセンターメカレイアウト、重量級シャーシと低重心化による無振動設計となっています。

■ デジタルサーボ採用。

ピックアップのサーボ回路をデジタル化。ディスクを入れかえる毎に最適なサーボ量の設定が出来、動作上の安定性の確保と音質への影響まで含めたサーボコントロールが可能となりました。

■ 豊富な機能。

ダイレクト選曲、プログラム選曲、リピート、マニュアルサーチ、オートマティックサーチ、4段階ディスプレイディマー、フェーダー、ピークサーチ、オートエディット、オートスペース、ランダムブレイ、残量表示。


仕様

  • D/A変換部方式名:リアル20ビット4DAC・ラムダ・スーパーリニアコンバーター
  • フィルター:20ビット8倍オーバーサンプリングデジタルフィルター+GIC3次アナログフィルター
  • 周波数特性:2Hz〜20kHz
  • S/N比:118dB
  • ダイナミックレンジ:100dB
  • 全高調波歪み率:0.0018%(1kHz)
  • チャンネルセパレーション:110dB(1kHz)
  • 出力電圧:10kΩ負荷時、固定2.0V、可変0〜2.0V
  • 消費電力:17W
  • 寸法:W434×H120×D340mm
  • 重量:10.2kg


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