本機は、DP-5000をお取り扱いいただいた、ご販売店の方々・数多くのマニアの方々から寄せられた貴重なご意見を細部にわたり検討し局用機の回路方式とDP-5000の経験を基に徹底的にコストパフォーマンスを追求しました。
しかもDP-5000と同様ユニークなデザイン・格調高い仕上と業務用機種並め性能を持づ優れた商品の一つであると考えます。
ダイレクト・ドライプ・サーポターンテープルはややもするとごく一部のマニアの方々にしかご使用いたたけなかったものですが、それを性能はDP-5000とほぼ同等でお客様にお勧めし易い価格にした商品が今回発売したDP-3000形ダイレクトドライプサーポターンテーブルです。
本機のサーボ方式はACモータを使用した局用機と同じ方式でターンテーブルの回転スピードを検出し規定回転数になるようにモータの交流電源電圧を制御する電圧サーポ方式を採用しています。
【DP-3000の特長】
1.サーボ機能を決定する、スピード検出方法は局用機と同じ高精度磁気記録方式(特許・実新申請中)のため回転ムラの領域までサーボすることが可能になりました。本機は回転ムラ0.03%W・R・M・Sと云うカッティングマシン並の値です。
ターンテーブルのスピード検出は応答性の速さが直接そのものの性能を左右する重要なポイントになります。本機ではターンテーブルのリムの内側に磁気コーティングを施し特殊な方法で1,000ケ所(DP-5000では2,000ケ所)にパルス信号を非常に高い精度で記録しこれを磁気ヘッドで検出する方法を採用したために、サーボ回路の応答性が速くなり回転ムラの領域までサーボすることが可能になりました。本機に採用した記録方法ではパルスとパルスの間隔0.8mmに対し記録誤差は0.00008mm以内と云う値になりこれは機械工作では不可能の値です。又信号の検出には磁気ヘッドを記録箇所に接触することな く(0.2mmの間隙がある)行ないますので摩耗がなく耐久性は半永久的です。むろん磁気コーティング材料は保磁力の大きい(一般テープの3倍以上)ものを使用しているので外部磁場に対する安定度は十分です。(ターンテーブルの附近でテープ消磁器程度のものをあやまって御使用になられてもまったく影響はありません。)
検出用磁気ヘッド
磁気記録の拡大写真
ターンテーブル裏面
回転むら特性図
ランブルの周波数分析図
2.直接駆動形ならではの超低速回転のためモータの駆動にともなう雑音はほとんどありません。
本機では実用性を重要視しました。DP-5000では理論的に最もランプルの少ないとされている2相電源で駆動するモータを使用しましたが、DP-3000用に開発したモータは単相電源方式でありながらDP-5000用モータと同等の性能を有します。特性はランプルの周波数分析図でもお分かりの通り、S/N60dB以上と云う値です。
3.長期間にわたり初期特性が保証出来ます。
サーボ回路の応答性が速いためターンテーブルの軽量化が可能になりました。そのため軸受けの摩耗が防げモータの耐久性がいちじるしく向上しました。長期間安定した性能を維持することが出来る理想的なターンテーブルです。
4.素早い立上り
ターンテーブルの起動時間はわずか1.8秒、1/2回転で規定回転数が得られます。(33 1/3r.p.m.時)
5.回転数調整範囲 規定スピードに対し±3%
【規格】
- 回転数
- 駆動方式
- モータ
- 速度制御
- スピード切換
- 起動時間
- 33 1/3r.p.m.時 1.8秒 回転角度180度(1/2回転)
- 回転ムラ
- S/N
- 電源
- ターンテーブル
- アルミ合金ダイキャスト 直径300mm 慣性質量160kg・cm2 自重1.1kg
- 回転数調整範囲
- 消費電力
【DP-3500の特長】
- DP-3000に高級キャビネットを組み合せたもの
- ダストカバー取りはずし可能
- ピックアップは14形まで取付け可能取外し可能アームボードつき
- インシュレータつき
- 寸法:(幅)530m/m (高さ)180m/m (奥行)440m/m
- 重量:10.3kg