SC-350は、オーディオの新しい流れであるデジタル化に対応するため、上級機種SC-5000でDENONが掲げたスピーカーシステムの基本思想を継承。ダイナミックレンジの拡大・動的ひずみの低減・スピード感ある応答性などによるクリアーで高品位な音質の再現をするため、スピーカー振動板（ダイヤフラム）に要求される三要素「軽くて」「剛性が高く」「適度な内部損失をもつ」を具体化した純白のHigh-M振動板を25cmウーハーに採用した密閉形3ウェイ・3スピーカーシステムです。
純白のHigh-M振動板採用 新25cm強力ウーハー
SC-5000で得たノウハウをピアレス社（デンマーク）との共同開発に傾注して完成した純白のHigh-M振動板採用の25cmウーハーは、ポリプロピレンをベースとした高分子材料の振動板を採用し、振動板の理想（軽くて、剛性が高く、適度な内部損失をもつ）に大きく近づくことに成功しました。
純白のHigh-M振動板のよさ
- 硬い・・・従来のペーパーコーンの2倍（当社比）
- 速い（伝幡速度）・・・従来のペーパーコーンの1.4倍（当社比）
- 適度で不変(内部損失)・・・フラットなパワーレスポンス実現
大形フラット・ダンパー採用
純白のHigh-M振動板の低音エネルギーを見事に引き出したシステムアップ技術
キャビネット
・45L密閉型採用→豊かな低音
ユニット取付方法
・サンドイッチ・サポート方式→混変調ひずみ低減
・左右対称形設計→音像定位明確
ネットワーク
・伝送特性重視。コンデンサーを複合使用（大形電解コンデンサーとメタライズドフィルムコンデンサー）
・直流抵抗によるロスを極限まで小さくしたチョークコイル使用
■ 結集の92dB・100W
■ 特性図
（昭和56年）
