「Bluetoothを使いこなす5つの方法」 第4回 複数のデバイスで使える「マルチペアリング」を使いこなそう
みなさんはBluetooth機器をいくつお持ちですか? スマホもあれば、タブレットもあるし、 パソコンでもヘッドホンも。 そんなとき、複数のデバイスでBluetooth機器が使えるのが、 「マルチペアリング」という機能です。
前回はBluetooth搭載のデバイスを使う際に必要なペアリングという作業についてご説明しました。
今回は、そのペアリングについての上級編です。
みなさんはBluetooth機器をいくつお持ちですか?
私の場合、
・スマートフォン
・タブレット
・ノートパソコン
・マウス
・デジタルオーディオプレイヤー
・ゲーム機(PS Vitaなど)
などなど。
みなさんも、持っているBluetooth機器を数えてみたら、意外に見つかるのでは?
そうなると、「全部まとめて、ひとつのBluetooth対応ヘッドホンにつなげられたら便利なのに」と考えるも当然の成り行きでしょう。
実は……、それが可能なんです!
Bluetooth機器の中には「マルチペアリング」という機能を持っているデバイスがあります。
ペアリングは「Bluetooth機器同士をつなぐ」こと。
マルチペアリングは、それに機能を追加したもので、「ひとつのBluetooth機器が、いくつものBluetooth機器とペアリングできる機能」です。
デノンのBluetooth対応ヘッドホンAH-W150、AH-W200にもマルチペアリング機能はもちろんついています。
しかも、デノンのBluetooth対応ヘッドホンなら最大8台のBluetoothデバイスと接続できるので安心。
マルチペアリングによって、ひとつのヘッドホンを切り替えながらスマートフォンやタブレットなどと接続できるようになります。
でも、メリットはそれだけではありません。
有線タイプのヘッドホンだといちいちケーブルを抜き差しするわけですが、頻繁にコネクタを抜き差ししていると故障が心配です。
毎日何度も繰り返しているとうっかり端子を傷つけてしまうかもしれません。
それに、防水タイプのスマートフォンはコネクタにカバーがついていることが多いので意外と抜き差しが面倒です。
開け閉めを頻繁に繰り返しているうちにカバーが取れてしまうことも多いですよね。
それから周りに人がいるような電車の中だったりすると、抜き差しするとき、隣の人に気を使ったりしますしね。
マルチペアリングなら、そんな手間や心配から解放されるわけです。
さて、肝心の使い方ですが、マルチペアリングは意外なほど簡単です。
たとえばビジネスパーソンなら新幹線に乗って遠くに出張に行くことはよくあるはず。
会社から新幹線に乗るまではスマートフォンで音楽を聴きながら移動して、新幹線に乗ったらノートパソコンを開いてさっと
仕事するようなこと、ありますよね。
新幹線の席に着いたところで、ヘッドホンの接続先をスマートフォンからノートパソコンへ切り替えるわけですが、方法はカンタン。
まずスマートフォンのBluetoothをOFFにします。
そしてその後にノートパソコンでBluetoothをONにするだけ。
ヘッドホン側では、自動的にノートパソコンを見つけて自動的に接続しますので、ユーザーが特に操作する必要はありません。
ね、簡単でしょ。
逆の場合も同じく、ノートパソコンでOFFにして、スマートフォンでONにするだけ。
たくさんのデバイスをひとつのBluetooth対応ヘッドホンで切り替えて使える「マルチペアリング」。
これを使いこなせれば、あなたはもうBluetoothの上級者。
ワイヤレスの自由をスマートに堪能しちゃってください。
次回はいよいよ最終回! 「Bluetooth対応ヘッドホンで電話」をお送りします。
(Denon Official Blog 編集部O)