真夜中のサッカーを、 いい音で楽しむ。
いよいよ4年に1度のサッカーの祭典が開催されます。地球の裏側で開かれる大会ですから、その時期は生活が昼夜逆転になってしまうと、いう方も少なくないのでは。とはいえ、家族や近所への迷惑を考慮すると、深夜にテレビのボリュームを上げて熱狂というわけにもいきません。そこで今回は、「スポーツ観戦を楽しむためのオーディオ」の話です。
いよいよ4年に1度のサッカーの祭典が開催されます。
地球の裏側で開かれる大会ですから、その時期は生活が昼夜逆転になってしまう、という方も少なくないのでは。
とはいえ、家族や近所への迷惑を考慮すると、深夜にテレビのボリュームを上げて熱狂というわけにもいきません。
そこで今回は、「スポーツ観戦を楽しむためのオーディオ」の話です。
テレビでのスポーツ観戦で重視したいのは、何より臨場感。
スポーツファンが大画面テレビを購入するのは、「臨場感あふれた迫力ある絵がほしい」という理由が多いでしょう。
でも、臨場感は「絵」からだけ伝わってくるわけではありません。「音」も極めて重要な要素です。
テレビのサッカー中継から聴こえる音を挙げてみましょう。
強烈なシュートやフリーキックを蹴るときの「ドス」という音。
どれだけの力をボールにこめたら、あんな音が出るのでしょう。
それからシュートの前に飛び込んだディフェンダーが身を挺して跳ね返す音。
あるいは、横っ飛びしたキーパーが腕一本でボールを弾く音。
ゴールの隅を狙いすましたシュートが、ポストを直撃して跳ね返ってくるときの「スコーン」という乾いた音を聞くと、
「そんなバカな!」って感じで何ともいえない気持ちになります。
ピッチ上の音ばかりではありません。
サポーターの声援、歌い踊るチャント(応援歌)、太鼓などの楽器、ときには爆竹や花火なども。
そのような音がしっかり聞こえるからこそ、試合会場の臨場感が伝わってくるのではないでしょうか。
中でも特にたいせつなのは「声援」です。
会場まで足を運ぶサッカー愛に満ちたファンたちですから、声を挙げるタイミングがポイントをついています。
たとえば選手は、試合が停滞しているときに、打開を狙って変化をつけたプレーを繰り出すことがあります。
そんなとき目の肥えたサポーターは、選手の狙いをしっかり理解して特別大きな声援を送ります。
そういう積み重ねの上に、選手とサポーターの一体感は生まれていくわけです。
そのような会場の熱気を伝えてくれるのは、「絵」ではなく「音」です。
テレビ本体の持つサウンド能力が、それらの音を豊かに表現してくれるなら、問題はありません。
ところが、そのたいせつな音が、多くの薄型テレビでは表現しきれていないように感じます。
その要因のひとつは、最近の薄型テレビは音質よりもサイズや薄さを重視していることが挙げられるでしょう。
いい音を出力するには、ある程度の大きさ(体積)のスピーカーユニットが必要になりますが、
薄型化を実現するには、細長くコンパクトにせざるをえません。
そこで、テレビのサウンド能力を強化するのにお勧めなのが、デノンのTVスピーカーベースDHT-T100です。
これなら、今あるテレビにつなぐだけですし、画面の下に敷くタイプなので場所も取りません。
特に、重低音に強いDHT-T100で聴く大声援は、観客席の地響きが聞こえてきそうなほど、迫力が違います。
ですが、ブラジル開催となると、試合が行われるのは日本時間の夜中から明け方なので、思う存分大音量というわけにはいきません。
そんなときDHT-T100に搭載された「ナイトモード」という機能が役に立ちます。
ナイトモードは、「台詞などの音を強調し大きな音を抑える」という方法で、ボリュームを控えてもしっかり臨場感を出す機能。
それでも心配なのがゴールシーンかもしれません。
ネットを揺らす瞬間は観客が狂喜乱舞するので、必然的にテレビの音量が高くなります。
でもナイトモードを有効にしていれば、突発的な音量アップを抑えることができます。
DHT-T100
ナイトモードがあっても夜中の観戦となると、「家族が寝ているから、ヘッドホンで」という方、
「一人暮らしでも、近所に気兼ねせず大音量で堪能したい」という方も少なくないはず。
そういう方にお勧めなのが、オーバーイヤーヘッドホンAH-D7100、AH-D600です。
AH-D7100
AH-D600
両方とも<ミュージックマニアック>シリーズに属する、高音質を追求したヘッドホン。
高音質というと「音楽再生に特化」と思われがちですが、実はそうとはかぎりません。
デノンサウンドのフィロソフィーは、「演奏家、製作者が表現したい音楽のエネルギー、感性を、余すことなくリスナーに伝える」こと。
それはスポーツ観戦でも活きてきます。
だから、選手のプレーの表現、会場のエネルギーを余すことなく聴く人に伝えてくれるのです。
またイヤーパッドがとても柔らかいので、長時間装着していても痛くなりにくくなっています。
グループリーグは毎日3試合あるわけですが、大丈夫。
それに3mの延長ケーブルも付いているので、テレビから離れてみるにもぴったりです。
編集部でも、AH-D600でサッカー中継を見てみたのですが、
普段聞こえにくいボールを蹴る音やサポーターの声援が、熱気を帯びて鮮明に聞こえてきました。
たまに、幼い子どもが選手に呼びかけるかわいい声が飛び込んできて、微笑ましく感じることも。
そんな会場にある雑多な音まで拾ってくれるので、テレビの音で聞くよりも臨場感が味わえました。
よくサポーターは「12番目の選手」といわれます(背番号12を欠番にしているチームがあるのは、そのため)。
音楽と違って、サッカーは同じ試合を何度も見直すことは滅多にありませんから、まさに一期一会。
あなたも、迫力あるサウンド環境を作って、12番目の選手となって応援してみては?
(Denon Official Blog 編集部O)