AVR-X2100WのサラウンドサウンドでPS4を体験!
ホームシアターはBlu-rayやDVDで映画を見るだけのものではありません。ゲームだって臨場感タップリに楽しめるのです。ということで、今回編集部ではAVアンプの新製品「AVR-X2100W」を使って、サラウンド環境でゲームを楽しんでみました。
ホームシアターはBlu-rayやDVDで映画を見るだけのものではありません。
ゲームだって臨場感タップリに楽しめるのです。
今やサラウンドに対応するゲームタイトルも多く発売されてしますが、
そのサウンドをフルに味わいながらゲームをしている方はまだ少ないのではないでしょうか。
そこで、今回編集部ではAVアンプの新製品「AVR-X2100W」を使い、サラウンド再生環境でPS4を楽しんでみました。
●AVR-X2100Wとプレイステーション4(PS4)の接続はカンタン!
ホームシアターシステムのサラウンド再生環境でゲームを楽しむ。
そのためにすることは、カンタンです。
フロントかリアパネルのHDMI端子にソニーのプレイステーション4(以下、PS4)をHDMIケーブルで接続するだけ。
ちょっとあっけないぐらいです。
そして今回用意したゲームは、サッカー、サバイバルアクション、アクションレーシング。
実写さながらの画像に加えて、どんな迫力あるサウンドが楽しめるでしょうか。
● 歓声に包まれ、一気にサッカースタジアムの臨場感
FIFA 14
エレクトロニック・アーツ(株)
最初にプレイしたのは、FIFA 14。
ピッチに立つ各国の選手をコントロールして試合を進めるサッカーゲームです。
序盤から観客席の歓声に包まれ、選手がゴールに近づくと、シュートの期待とともに歓声も高まります。
なんといっても、ゲームを盛り上げるのは、リアルな歓声。
家庭のテレビでプレイしても、実際のサッカー中継を見ているかのようなリアルさですが、
今回は120インチのスクリーンにゲームを映し出し、さらに5.1chサラウンドの環境です。
四方から歓声が飛び交い、目を閉じると、まるでスタジアムに降り立ったような臨場感に包まれます。
実は、プレイ当日はWカップの興奮冷めやらぬ時期というともあり、3タイトルの中で一番盛り上がったのが、このFIFA 14。
プレーヤー以外の人も、シュートのチャンスには思わず「ウオー!」と声を上げ、
まるでパブリックビューイングやスポーツバーでサッカー中継を観戦しているように、観客と一体化して楽しみました。
●オープニングムービーから、ゲームの世界観にどっふり浸る
TOMB RAIDER DEFINITIVE EDITION
(株)スクウェア・エニックス
TOMB RAIDER (C) 2014 SQUARE ENIX LTD. Published by Square Enix Co., Ltd. CRYSTAL DYNAMICS, the CRYSTAL DYNAMICS logo, EIDOS, the EIDOS logo, LARA CROFT and TOMB RAIDER are registered trademarks or trademarks of Square Enix Ltd. SQUARE ENIX and the SQUARE ENIX logo are registered trademarks or trademarks of Square Enix Holdings Co, Ltd.
次にプレイしたのは、TOMB RAIDER DEFINITIVE DEITION。
未知の島に漂着した主人公が、謎の敵から逃れつつ、生き残りを懸けて謎解きやミッションをこなしていく内容です。
ゲームの世界観にプレーヤーを引き込むオープニングムービーには、ゲーム開発者の並々ならぬこだわりを感じます。
冒頭、主人公が海に投げ出されるシーンは、まさに映画さながらの迫力のサウンド。
特に、主人公のピンチを予感させるシーンで、ズシンと響く重低音の厚みは、シネコンで映画を見ているかのような錯覚に陥ります。
普段ゲーム機をつないでいるテレビのスピーカーやヘッドフォンでは決して体感できない超迫力は、新鮮な響きでした。
そして主人公を操り、洞窟のシーンに移ります。
滴り落ちる水や炎などの環境音は、主人公が動くと遠ざかったり、近づいたりを繰り返し、進むべき道のヒントとなります。
行き過ぎれば後方から音が聞こえ、振り向くと、また前方から音がします。
狭い場所をすり抜けるシーンでは、主人公の衣服と岩とのかすかな摩擦音が、非常にリアルに表現されていました。
スクリーン全体を俯瞰して眺めるのではなく、プレーヤーが主人公と一緒に行動し、
同じ目線で音響に包まれるのが、映画とはひと味違うところではないでしょうか。
短いプレイ時間でしたが、主人公の置かれた極限状況が疑似体験できました。
再び照明がついたときには、映画を見終わったあとのように、しばしボーっとしてしまったほど。
もう少しプレイしていたら、現実の世界に戻れなかったかもしれません!
●取り巻く環境音の変化で、疾走感がさらにアップ
ニード・フォー・スピード ライバルズ
エレクトロニック・アーツ(株)
最後にプレイしたのは、ニード・フォー・スピード ライバルズ。
レーサーとなって逃げる、あるいは警察として追う立場となり、時速200kmを超えるスーパーカーで、カーアクションを繰り広げる内容です。
アクセルの踏み込み加減で変化する、車種それぞれで異なるリアルなエキゾースト音はもちろん、
目の前を走る車との距離を縮めて抜き去る瞬間、そして遠ざかって疾走する爽快感は、思わず後続車を振り向きたくなるほど。
トンネルに入る、出る瞬間のフワッとした感覚も、エンジン音の変化によって表現され、5.1chで見事に再現されています。
この疾走感を演出するために欠かせないのが、複雑に組み込まれた環境音です。
車の速度に合わせ、取り巻く環境の変化が、音だけでも感じ取ることができます。
ペーパードライバーの証ともいえる、ゴールド免許証を持つ本日のドライバー(編集部A)は、
警察となってドライバーを追い詰めるべく、道なき道をアクセルベタ踏みで疾走。
サワサワと草木をなぎ倒し、道路標識や進入禁止のコーンを爽快にはね飛ばして、最後は、対向車と激しく激突。
クラッシュ音を派手に鳴り響かせて、本日のストリートレース体験は終了しました。
映画をサラウンド再生環境で見るということは、ある意味、多くの方がすでに映画館で体験済みかと思いますが、
このようにリアルな映像のゲームをサラウンド再生環境で楽しむということは、まだ体験したことがない方が多いのではないでしょうか。
ゲームは映画やテレビのように受け身ではなく、プレーヤーとして主体的に参加し、自分でその世界を動かしていくものです。
そのゲームの音響に迫力とリアリティがあれば、没入度はどんどん高まっていきます。
今回AVR-X2100Wのサラウンド再生環境で聴いてみたゲームの音と音楽は、
実写のような映像に負けないほどの素晴らしいリアリティと作り込みでした。
冒頭に書きましたが、ホームシアターシステムとゲーム機があれば、サラウンド環境でゲームを楽しむことはカンタンです。
ゲーム好きのみなさんにはぜひ一度、迫力のゲームサウンドを体験していただきたいと思います。
(Denon Official Blog 編集部A)