AH-GC20を編集部で使ってみた
4月下旬発売のワイヤレス・ノイズキャンセリングヘッドホンAH-GC20を実際に編集部で使ってみました。各駅停車の旅で、ノイズキャンセリングの実力と音質、使い勝手を検証!
4月下旬発売のワイヤレス・ノイズキャンセリングヘッドホンAH-GC20。
前回は開発者インタビューでしたが、今回は発表されたばかりのAH-GC20を実際に編集部で使ってみました。
ノイズキャンセリングの実力と音質、使い勝手を検証するべく、ぶらりと各駅停車の旅に出てみました。
ワイヤレス・ノイズキャンセリング・オーバーイヤー・ヘッドホン
AH-GC20
オープン価格 4月下旬
というわけで編集部にやってきたAH-GC20。
デスクにさらりと置いてあってもかなりカッコイイ感じです。
開発者インタビューにもあったように、なんといってもハウジングを把持している金属製のハンガーがセクシーで非常に美しいです。
ちなみに2軸の複雑な折り畳みを行うために、ハンガーの内側はこんな感じ。
有機的な曲線と、カラクリ仕掛け風な感じ、そして金属の質感が、メカ好きとしてはゾクゾクくるところ。
イヤーパットについては開発者インタビューでも触れられていましたが、
ヘッドバンドも非常に質感がしっかりとした高級感のあるもの。
クッション製が高く、内側は通気性の良い素材にもなっているので長時間装着していても疲れや蒸れを感じることがなさそうです。
ヘッドレストの内側からハンガーの内側にかけての仕上げの美しさは、
何度見ても見飽きることがありません。
とはいえ、そうやってオフィスで愛でていても、
AH-GC20のワイヤレスとノイズキャンセリングの楽しさは満喫できませんので、
滞った仕事を気持ちよく置き去りにして、
AH-GC20片手にぶらりと各駅停車の旅に出てみました。
平日昼間、郊外に向かう電車は空いていました。
初めて屋外で装着してみましたが、やはりシックで高級感があるデザイン。
艶消しのブラックとシルバーを基調とした落ち着きのある存在感なので、
スーツでもカジュアルでもファッションを選ばす使うことができそうです。
そして実際に使ってみて便利さを痛感したのは、ワイヤレスで、しかもリモコンが使えるという点。
ワイヤーがないので、混雑した場所でもケーブルがどこかにからまる心配がありません。
この日はiPadに入っていた音楽を聴いていましたが、ペアリングを済ませておけば、
カバンから一度もiPadを取り出すことなく、耳元のリモコンスイッチで再生、早送り、
音調調整などが行えて、とても便利。
まるで自分専用の放送局みたいです。
(リモコンはiOSやAndroidに対応しています。)
ちなみにノイズキャンセリング・Bluetooth両方使用しても、
バッテリーは20時間連続再生が可能です。
もし万一バッテリーが切れた時やBluetoothが使用できない飛行機内では、
通常のパッシブヘッドホンとして有線で使用できます。
しかも付属のケーブルは伝送特性に優れた高純度な無酸素銅を採用しているので、非常に高音質です。
持ち運びは付属のセミハードケースに入れて、こんな感じ。
かなりコンパクトに納まりますので、荷物が多い出張の時でもあまり負担になりません。
ケースにはDENONのロゴが入っていてカッコいいです。
そして、肝心の音ですが、これが最新のBluetoothモデルの実力なのでしょう、
ワイヤレスであることを全く意識させない、高精度な音色です。
ワイドレンジで低域にも高域にも余裕を感じます。
音の方向性としては、決してドンシャリではないのですが、
「外で音楽を聴く」という気分にマッチした、
エネルギー感のある明るい音色。
なんだか、どこまでも旅をしたくなってしまうような前向きな音で
車窓の風景に良く似合いました。
また、ノイズキャンセリング機能ですが、デュアルノイズキャンセリングのおかげか、
電車に乗っていても車内の騒音がほとんど気にならないので、
音量を小さくしても音楽がよく聞こえます。
音量が小さいと音漏れの心配がないので、通勤電車などの混雑した場所でも
周囲の人に気兼ねすることなく使用できそうです。
この音、この装着感、そしてノイズキャンセリングの実力、
AH-GC20が店頭に並んだら、ぜひお試しください。
(Denon Official Blog 編集部I)