2017東京インターナショナルオーディオショウレポート
「2017東京インターナショナルオーディオショウ」が去る9月29日〜10月1日に東京国際フォーラムで開催されました。デノンはPMA-60、PMA-30などを展示。国内初となるAuro-3Dのデモンストレーションにも多くのファンがつめかけました。その様子をレポートします。
「2017東京インターナショナルオーディオショウ」が去る9月29日〜10月1日に東京国際フォーラムで開催されました。
デノンはPMA-60、PMA-30などを展示。国内初となるAuro-3Dのデモンストレーションにも多くのファンがつめかけました。その様子をレポートします。
2017東京インターナショナルオーディオショウ「TIAS」は、毎年開催されるオーディオイベント。
今回は出展全32社、国内外で190を超えるブランドの製品が展示されました。
日本で開催されるオーディオイベントでは最大級であり、開場時には入場用のカウンターにオーディオファンが集まり長蛇の列となりました。
今年のデノンブースは白基調でまとめられました。
試聴用のオーディオは左端上段からレコードプレーヤーDP-1300MK2、下段AVサラウンドレシーバーAVR-X6400H、中央は上段がSACD/CDプレーヤーDCD-SX1、下段がプリメインアンプPMA-SX1、右端上段がプリメインアンプPMA-60とPMA-30、下段がPMA-SX11。
スピーカーにはDALIのEPICON 6が用意されました。
用意されているハイトスピーカーはAuro-3Dデモンストレーション用のDALI RUBICON 2。
フラッグシップのSX1シリーズやSX11を使ったデモンストレーションと並んで、PMA-60のデモンストレーションも行われ、多くの来場者を集めました。
「このオーディオショーで一番安価で小さなアンプかもしれませんが、音はきちんとHi-Fiです」というコメントとともにさまざまな音源が再生されましたが、DALIの大型スピーカーを鳴らす、その駆動力と表現力に驚きの声があがりました。
最新のフルデジタルアンプが人気を集めた一方で、アナログレコードへの回帰も大きな流れとなっており、デモンストレーションでもアナログレコードの登場回数は増えました。
試聴ではデノンのレコードプレーヤーDP-1300MK2が大活躍。
装着したカートリッジは多くの放送局でも採用されてきた銘機DL-103です。
ちなみにDL-103は福島県の白河工場で手巻きで作られています。
「デノンのブースは音が良い」というのが登壇される評論家の方々のコメントですが、特別に舞台裏をお見せしましょう。
下の写真は試聴用機材の裏側の空間です。
このように音場を整えるためのパネルが大量に使われています。
もともとこの部屋は会議などを行うための空間で天井が低く、初期反射音が強いというオーディオの音響的には不利な条件ですが、このようにして音場を整える工夫をしています。
下の写真は客席の横の壁の裏側です。
デノンのサウンドマネージャー山内も登壇。
PMA-60、PMA-30、PMA-2500NE、DCD-1600NEなどを使ったデモを行いました。
一部のデモではスピーカーをデノンの試聴室でも使用しているB&W 803D3を使用し、クラシックのピアニスト、ユジャ・ワンの演奏、エレクトロニカのフローティングポインツ、ブラッド・メルドーとアンネ・ソフィー・オッターとの共演アルバムなどジャンルを超えた音源を駆使して試聴。好評を博しました。
ブラッド・メルドーとアンネ・ソフィー・オッターとの共演アルバムについは
サウンドマネージャー山内セレクションVol.5でも取り上げています。ぜひご覧ください。
今年も多くのオーディオ評論家に登壇いただきました。写真は傅 信幸氏のセッションです。
ご覧のように立ち見が出るほどの盛況ぶり。
評論家ご本人が持ち込んだリストに合わせて様々な音源をSX1シリーズで再生。
DALI EPICON 6が良く鳴り響きました。
このセッションでも後半ではアナログレコードが再生されました。
今回のデノンブースで最も人気があったのが、オーディオ評論家の山之内正氏と山本浩司氏をお迎えして開催したAVR-X6400HとAVR-X4400Hに搭載されたAuro-3Dのデモンストレーションです。
Auro-3DはAVR-X6400HとAVR-X4400Hへの搭載が国内初ということで、一般のお客さま向けとしては初めてのAuro-3Dのデモンストレーションとなりました。
↑山之内正氏によるAuro-3Dデモンストレーション
TIASのデノンブースでサラウンドの試聴を行うこと自体非常に珍しいことですが、ドルビーアトモスやDTS:Xに続く第三のイマーシブサウンドと話題を集めているAuro-3Dということもあり、大勢のオーディオファン、AVファンのお客さまにお集まりいただきました。
↑山本浩司氏によるAuro-3Dデモンストレーション
こちらはデノンブースのエントランスの展示の様子です。左側にはデザインシリーズが、右側に1600-NEシリーズが展示されました。
デザインシリーズの展示は上段左からはDA-310USB、PMA-60、PMA-30、下段は左からDRA-100、DCD-100が並べられました。
こちらの展示も多くのお客さまにご覧いただき、スタッフに熱心に質問される方もいらっしゃいました。
本年も多数のお客さまにご来場いただき、ありがとうございました。来年もデノンブースでお待ちしております。
(編集部I)