DENON
DCD-SX1 Special Site
DCD-SX1 Core Technology
Denonのディスクプレーヤーの根幹となる2大テクノロジーは、Master Clock Technologyとアナログ波形再現テクノロジーです。
Master Clock Technology
近年、超低位相雑音(≒低ジッター)クリスタルが登場し、デジタルプレーヤーは大きく進化しようとしています。これまでみえなかった音、空間を認識できるようになったのです。DCD-SX1では、超低位相雑音クリスタルを組み込んだ安定発振サポート回路を開発し、オリジナル・マスタークロックモジュール「Advanced Master Clock Core」を誕生させました。デジタルの根幹たる発振モジュールの大きな進歩は、すべてのデジタル回路に新たな可能性を与えたといえます。
Denonは、サブクロックに頼らず、マスタークロックでディスクプレーヤーのデジタル回路全てを制御する「DAC Master Clock Design」という手法をすでに確立していました。そして、DCD-SX1ではUSB-A/Bパートもマスタークロックで制御する「HD Master Clock Design」へと進化しています。
つまり、マスタークロックの進化はデジタル回路全体の進歩に直結するのです。
アナログ波形補完テクノロジー オリジナルのデジタル補正技術「ALPHA Processing」も32bitまで進化し、さらにDCD-SX1での発振性能の向上と相まって、魅力的な音楽の再生を可能にしています。
DCD-SX1では、「HD Master Clock Design」と「Advanced AL32 Processing」を核にして、ドライブメカ、DAC、アナログ回路、電源という、全ての回路の見直しに踏み切り、これまでにないユニット間の相乗効果を発揮させました。
それは、オリジナル技術と時代の革新がおりなすシンフォニーでもあるのです。
歴代フラッグシップモデルとの性能比較
比較モデル
メカエンジン 数々のDenon CDプレーヤーに搭載され高い評価を受けているAdvanced S.V.H.Mechanismがさらに進化。
新設計された低重心メカニズムやメカベースは各パーツを異なる素材で構成、また選別を重ねたパーツの採用により高い制振性や共振点の分散を図り、「低重心、高制振、高精度」を実現しました。
メカは高速回転するため、「メカベース」の安定性は音質に大きな影響を与えます。
DCD-SA1では「銅メッキ鋼鈑」をそのままシャーシに設置していましたが、DCD-SXでは重量級の鋳鉄をベースとして採用、見た目にも堅牢なつくりになりました。
そしてDCD-SX1では、かつて業務機器やS1シリーズで実績のアルミ砂型鋳物を採用、微細な信号も誤差なく送り出すことが可能になりました。
裏話
Advanced S.V.H Mechanism に使用する金属素材選びには、これまでの経験とノウハウが活かされています。金属によって音はかわるのですが、極端な言い方をすれば、ゴールドは「しなやか」、アルミは「激しい」、カッパー(銅)は「なめらか」、鉄は「重い」傾向があります。
単一では個性が強すぎる、しかし組み合わせは無限です。長年のノウハウの蓄積はありますが、それでも気が遠くなるほどの時間と労力をかけて組み上げた、新しいフラッグシップ・メカエンジンなのです。
オリジナル・アナログ波形再現技術「ALPHA Processing」
DCD-SA1
DCD-SX / SX1
1993年当初20bitでスタートしたアナログ波形再現技術「ALPHA Processing」も、10年後のDCD-SA1では24bitに、また周波数も16倍オーバーサンプリングに対応した「Advanced AL24 Processing」へと進化しました。
そしてDCD-SXでは32bit補完のアルゴリズムへ到達、DCD-SX1でさらにリファインすることで、ついにCDのアナログ波形再現技術として完成の域に到達しています。
この「ALPHA Processing」は、「DAC Master Clock Design」と比肩する、Denonディスクプレーヤーのもっとも重要なテクノロジーです。
Master Clock Technology
DCD-SA1・DCD-SX
DCD-SX1
DCD-SX1のマスタークロックは、「Advanced Master Clock Core」と名づけました。
近年登場した超低位相雑音(≒ジッター)クリスタルを採用し、さらに安定発信をサポートするパターンレイアウトを開発した、Denonオリジナルのマスタークロックです。
DCD-SXでは、クリスタルを70度の恒温槽で管理する手法が採用されましたが、DCD-SX1の「Advanced Master Clock Core」により、更なるジッターの極少化とコストパフォーマンスの向上を達成しました。
D/AコンバーターとI/V変換回路
DCD-SA1・DCD-SX
DCD-SX1
2004年発売のDCD-SA1には、プロセッサーにAdvanced AL24 が搭載され、その性能をフルに発揮すべく24bitのD/Aコンバーターが採用されています。
2008年のDCD-SXでは、プロセッサーがAdvanced AL32 に進化、それに伴い32bitの新たなD/Aコンバーターに変更されました。
そしてDCD-SX1では、第2世代の32bit D/Aコンバーターを採用。電圧出力型から電流出力型に変更し、DACモジュール内の変換回路に頼らず、オリジナルのI/V(電流/電圧)変換回路を組み上げることで、よりしっかりしたサウンドステージを獲得しています。
裏話
新搭載のD/Aコンバーターに適合したI/V変換回路をくみ上げるために、デバイスメーカーの推奨回路にとらわれることなくとことん解析しました。
ハイ・インピーダンスな不安定回路ですので、細心の注意を払って仕上げました。
アナログ回路 DCD-SX1のアナログ回路の特徴は、フラッグシッププレーヤーでは伝統となる、フルバランス・ディファレンシャル回路を搭載していることです。
ここは、中級クラスと大きくことなる点で、エネルギー感や緻密感に大きく影響しています。
DCD-SA1・DCD-SX
DCD-SX1
2008年のDCD-SXでは、DCD-SA1よりもハイグレードなパーツを吟味して搭載しました。
DCD-SXとほぼ同等のパーツグレードを維持しながら、さらにオリジナルのI/V変換回路に挑戦したのが、DCD-SX1です。
データオーディオ・インターフェース
データ再生とディスク再生は、実は、殆どのパートを共有しています。しかし単にディスクプレーヤーにUSB入力をつけただけで上質な再生ができるほど、PCオーディオは簡単ではありません。
ここでは、DCD-SX1専用に開発したUSBインターフェース・テクノロジーをご紹介します。
HD Master Clock Design
Denonはもともと、サブクロックに頼らずマスタークロックでディスクプレーヤーのデジタル回路全てを制御する「DAC Master Clock Design」という設計思想を大切にしています。
マスタークロック制御のメリットは、次の通りです。
サブクロック回路とマスタークロック回路との間でズレ(ジッター)が生じないこと。
またDACの動作を最優先にマスタークロックを配置することで、DACのクオリティーを最大限に引き出せることも大きなポイントです。
DCD-SX1で新開発された「HD Master Clock Design」 は、ディスクプレーヤー・パートにとどまらず、USBインターフェースブロックもマスタークロックで管理することが可能になりました。
ディスクとデータの垣根がひとつ取り払われたのです。
2つのクロック制御 HD Master Clock Design のもう一つの重要機能として、2つのクロックを搭載していることがあげられます。
DCD-SA1・DCD-SX
CDプレーヤーの再生周波数は、44.1kHzですが、ハイレゾ音源は2つの周波数帯を保有しています。
  • 44.1kHz → 88.2kHz → 176.4kHz
  • 48kHz → 96kHz → 192kHz
44.1kHz と 48kHz は割り切れない値なので、互いに分周すると、音質劣化を招きます。
そのため、44.1kHz系と48kHz系の2つのクロックが用意されているのです。
DENON PC Pure Direct
DCD-SA1・DCD-SX
PCオーディオ再生で避けて通れない重要な課題が、ノイズコントロールです。
PCはHiFiオーディオ的にみればとても容認できないレベルの大量のノイズを発生させており、USBケーブルを通じて再生機器に流入します。これがこれまでのPCオーディオの最大の弱点でした。
PCオーディオのノイズの流入経路は、主に2つです。
  • 信号ライン
  • アースライン
信号ラインは、レシーバーIC直後にアイソレーターを設置して遮断。
アースラインは、USBケーブル入力を差し込むとレシーバーICのアースを本体から切り離し、PC側のアースに切り替えることでノイズの流入を防ぎます。 さらにDCD-SX1では、デジタル回路自身の輻射ノイズに着目、デジタル回路がこれだけ大きくなると、それ自身の高周波ノイズを無視することはできません。回路全体を銅メッキスチールプレートで覆うことで内外への悪影響を遮断しました。
「DENON PC Pure Direct」により、DCD-SX1は、ハイレゾならではのサウンドステージを獲得したのです。
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