<<前のページに戻る
表紙に戻る

 (平成9年)

「伝統の高音質設計に最新の機能を満載した最新世代MD登場」

MDレコーダー
DMD-1600AL
標準価格:88,000円(税別)

■1997年9月



DMD-1600AL-N/Kの特長

■ 最新バージョンのATRACを採用。

MDレコーダーの音質の心臓部ATRACには24ビットのDSPを内蔵した新開発のATRAC-lCを搭載。デジタルデータを高精度で演算し繊細な音のニュアンスを処理します。さらに周辺回路とのデータの入出力を20ビット化。従来に比べ大幅に処理能力を高めたブロックフローティング演算処理とあいまって、豊かな表現力と微少レベルの信号再生を実現しました。また、入力データに対するビット配分の最適化アルゴリズムを一新。余韻の再現性をはじめ、ダイナミックレンジの拡大、S/N比の向上までも実現しています。

■ DENONの高音質技術ALPHAプロセッサーを搭載。

CD、MDなどに記録された16ビットのデジタルデータを手がかりに自然界に存在したはずのアナログ波形に近づけるよう、デジタルデータの補間を行い、16ピットのデータを20ピットのクオリティで再現する高音質技術“ALPHAプロセッサー”を搭載。デジタルの宿命ともいえる量子化歪を低減し、音の繊細なニュアンスを表現します。

■ リアル20ビットラムダS.L.C.による至高の高忠実再生。

ALPHAプロセッサーにより20ビットで再現された信号を、微塵も汚すことなくD/A変換するため、独創のデジタル技術ラムダS.L.C.(ラムダ・スーパーリニア・コンバーター)を採用。 D/A変換の際にゼロクロスポイントをシフトすることで、原理的にゼロクロス歪みを排除。限界に迫る厳密な再現性で飛躍的な音の純度と透明感を獲得しました。

■ 64倍オーバーサンブリング・エンハンスト・デュアルビットΔΣ20ビットADコンバーターを搭載。

AD変換部には64倍オーバーサンプリング・エンハンスト・デュアルビットΔΣ20ビットADコンバーターを採用。音像定位に優れ,奥行きのある豊かな音場再現が得られるばかりでなく、小レベル時でのリニアリティーの確保と高S/Nを実現しています。

■ ピュアな信号伝送と回路間の干渉を抑えるデジタル・アナログ分離回路構成。

デジタル部とアナログ部の回路間の干渉による音質への影響を抑えるため、電源の分離をはじめ、回路間の遮蔽を徹底。ピュアな音の再生を実現しています。

■ デジタルRECボリウム機能を装備。

+12dB〜-∞の範囲でデジタル入力の録音レベルを調整できるデジタルRECボリウム機能を装備しています。さまざまなデジタルソースからの録音の際に、録音レベルをそろえるなど自由に調整することができます。

■ 失われた録音工リアを復活する“ディスクリカバリー”機能。

74分のディスクのはずなのに録音時間いっぱいに使えない・・・。こんな経験ありませんか?何度も編集作業を行ったディスクと、ブランクディスクでは録音時間に差が出てぎます。A-B間イレースやイレース等をくり返すと、消去したにもかかわらず、録音可能時間が加算されない状況が発生します。これは、短いトラックは消去操作をしても録音可能時間とみなされないことによります。この状況が多数重なると録音の可能な時間が減ってしまい、74分間いっぱいに録音することができなくなってしまいます。ディスクリカバリー機能は、この状況を自動的に改善し、本来の録音可能時間に近づける機能です。
また、他のMDデッキやポータブルMDで編集作業を行ったディスクでも、 DMD-1600ALのRICOVERYボタンを押すだけで本来の録音可能時間に近づけることができます。

■ スピーディーな録音操作が可能な“オートレックボーズ”機能。

ブランクディスクを自動的に認識してレックポーズ状態でスタンバイ。ディスクを入れてから即座に録音操作が可能です。

■ おまかせ録音スタートの“レベルシンクロ録音”機能。

接続されたCDプレーヤーからの音声信号入力をDMD-1600ALが検知して自動的に録音をスタート。また、さまざまな入力信号レベルで録音の自動スタートができるよう、検知レベルを-54dB〜-30dBの範囲で6dB毎に設定が可能です

■ 編集時間を短縮する“プログラムムープ”機能。

複数のトラックをムーブする際に、プログラム再生と同様に移動させたい順番にプログラムを組むことにより、移したい複数の曲を一括して移動することが可能。編集作業のスピードアップを実現します。

■ 編集に便利な多彩な機能を搭載。

実行した編集作業をキャンセルし元の状態に戻せる“UNDO”機能をはじめ、編集結果を実行前にあらかじめ確認でぎる“リハーサル”機能、ナレーションの消去など指定した区間を消去できる“A-B間イレース"機能。ディスクネームやトラックネームを個々に消去できる“ディスクネームイレース”機能と“トラックネームイレース”機能、MDでの編集の基本機能“デバイド”機能、“コンバイン”機能、“ムーブ”機能、“イレース”機能などMDの使いこなしの範囲をひろげる多彩な編集機能を搭載しています。

■ 録音時の頭切れを防止する“メモリーレック”機能。

リモコンのMEMO.RECボタンを押すと、あらかじめメモリーされていた信号を使って最大で6秒前から録音を開始。エアチェックや生録などでの頭切れのない録音が可能です。

■ 最大148分のモノラル長時間録音が可能。

74分ディスクで最長148分のモノラル録音が可能です。

■ 多彩な再生機能。

最大25曲のプログラム再生をはじめ、1曲、全曲、A-B間の3つのリピート再生機能を搭載しています。

■ CDをはじめ、DAT、BS放送など、さまざまな入力ソースに対応するサンプリングレートコンバーターを搭載。

■ 光デジタル2系統、同軸デジタル1系統、アナログ1系統の豊富な入力端子を装備。

■ DMD-1600ALに確実にエネルギーを供給する極太電源コードを採用。

■ 市販のタイマーを使ってのタイマー録音が可能。

■ 光ケーブル付属。


DMD1600AL-N/Kの仕様

  • 録音方式:磁界変調オーバーライト方式
  • 再生方式:非接触光学式(半導体レーザー使用)
  • 音声圧縮方式:ATRAC(Adaptive Transform Accoustic Coding)
  • D/A変換部方式:リアル20ビットラムダS.L.C.
  • A/D変換部方式:エンハンスト・デュアルビットΔΣ方式
  • 周波数特性:4Hz〜20kHz(再生)
  • SN比:106dB(再生)
  • ダイナミックレンジ:98dB(再生)
  • サンプリング周波数:44.1kHz
  • ワウフラッター:測定限界以下
  • 電源:AC100V、50/60Hz
  • 消費電力:18W
  • 外形寸法:W434×H134×D340mm
  • 質量:6.5kg


<<前のページに戻る
ページの先頭に戻る | 表紙に戻る