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 (平成10年)

「UHCシングルプッシュプル回路」
「L.C.マウントツイントランスを採用」

プリメインアンプ
PMA-2000II
標準価格:100,000円(税別)

■1998年5月

PMA-2000II-Nは、DENONプリメインアンプのコンセプトとなる“繊細さ”と“力強さ”の両立をさらに追及し、繊細さを表現する微小レベルでの再現性を改善するため、グランド電位の高純度化を図った「PRECISION SIGNAL GROUND回路」や、振動系の見直しを図った「PRECISION MECHANICAL GROUND構造」を採用。そして、力強さを表現する大レベルでの再現性を改善するため、電源供給能力をさらにアップさせた「HIGH CURRENT DYNAMIC電源」を採用するなど、微小レベル・大レベル両方向の再現性をより改善しました。また、「PRE OUT端子」の装備などシステムのグレードアップへの対応にも配慮した設計。実力をさらに磨いた第二世代の誕生です。


より"繊細さ"と"力強さ"の両立をめざし、さらに高次元で達成。音質に磨きをかけた第二世代新登場。

■ "繊細さ"と"力強さ"の表現を両立させたUHCシングルプッシュプル回路

DENONのフラッグシップモデルSシリーズへの搭載で高い評価を得たUHCシングルプッシュプル回路を搭載。音楽の情感を描くデリケートな音から、切れの良いパワフルな音まで、アーティストの感性をバランスの良い豊かな音で表現します。

■ 大電流型増幅素子UHC-MOSを採用

微妙な音のニュアンスを描ききる繊細な表現力とパワフルなスピーカードライブという従来のアンプの抱える相反する問題を一挙に解決し、最小単位の増幅素子で高音質化と高度なスピーカードライブ能力の両立を図るため、PMA-2000II-Nは、出力段にピーク電流120Aという、通常の3〜10倍の電流供給能力を持つ大電流型増幅素子UHC-MOSを採用。このUHC-MOSをシングルプッシュプル構成で搭載することにより増幅動作のバラツキを解消し、精妙なニュアンスの表現と、パワフルなスビーカードライブを可能にしています。

■ キレの良いスピーカードライブを実現するHIGH CURRENT DYNAMIC電源

電源部には高性能の大電流型超高速整流ダイオードを使用し、さらに、PMA-2000に比べコアの積み厚を約20%、巻線断面積を約40%アップし、動作抵抗を大幅に低減した新開発のパワートランスを採用。また電源コンデンサーは、大容量高音質電解コンデンサーと、周波数特性の異なる高音質プレーン箔コンデンサーを組み合わせて搭載。この電源部とUHCシングルプッシュプル回路とのコンビネーションにより、再生周波数の全帯域においてスピーカーが必要とする大電流を瞬時に余裕をもって供給できる電源回路を実現しました。

■ L.C.(Leakage Canceling)マウントツイントランスを採用

磁気回路・巻線回路それぞれの特性を大幅に改善するツイントランス並列接続を採用。また、磁気などの影響を互いにキャンセルするL.C.マウントとすることで、アンプ内のノイズ源であるパワートランスのリーケージフラックスを低減。さらに、取付けを特殊ゴム・特殊樹脂・鋼板を組み合わせたフローティング構造を採用し、振動による影響までも低減しました。

■ 徹底した振動の抑止を図ったPRECISION MECHANICAL GROUND構造

弾性ゴムとラジエタースタビライザーによりダンプされたラジエターを、制振性の高い新開発のFOOTの間近のボトムに直付けすることにより、パワートランスなどの他の振動源と振動経路の干渉を無くす「PRECISION MECHANICALGROUND構造」を採用しました。また、防振対策を施したトップカバー、高い質量で振動の抑止とともに重厚な感覚までも得たボリウムノブなど、キメ細かな部分まで防振対策を施しています。

■ 音の純度を守るPRECISION SIGNAL GROUND回路を搭載

定電流回路からのノイズ信号の流入は、パワーアンプ部での信号増幅の基準点となる入力信号の純度をおとします。PMA-2000II-Nは、このノイズ信号の流入を遮断し信号電流以外の電流をカットする「PRECISION SIGNAL GROUND回路」を搭載。クリアな音での再生を実現しています。

■ 回路間の相互干渉を排除する高剛性・6ブロック・セパレーテッド・シャーシ

回路間の相互干渉やノイズの流入による音質の劣化を解消するため、パワーアンプブロックをL、R独立させたツイン・モノラル構成としたことはもとより、その他の信号レベルの異なる回路も分離した6ブロック構造を採用。各ブロック間干渉による音質への影響を排除し、音場感に優れた再生を実現しています。

■ 高性能フォノイコライザーを搭載

ローノイズFETを使用したディスクリート構成の初段回路を採用した高性能フォノイコライザーを搭載。MM/MCどちらのカートリッジも使用可能です。

■ 将来のシステムのクレードアップに対応したPRE OUT端子を装備

パワーアンプを追加してのバイアンプシステムや、アンプ内蔵サブウーハーの追加によるシステムアップに対応したプリアウト端子を装備しています。

■ 厳選された高音質パーツを採用

ベース部分の厚みをPMA-2000に比べ20%アップするとともに黒色アルマイト塗装を施すことで、放熱効果を大幅に改善したパワーラジエターや、マイコン系専用トランス、OFC内部配線材、不活性ガス封入型リレー、高音質カーボン抵抗、高音質コンデンサーなどパーツを厳選して使用。さらに、バイワイヤリング対応の大型黄銅削りだしスピーカーターミナル、A/Cインレットタイプの電源コードの採用など、細部にわたって高音質化を追求しています


PMA-2000II-Nの主な仕様

【パワーアンプ部】

  • 定格出力:両チャンネル駆動(CD→SP OUT)
    ・80W+80W(負荷8Ω、20Hz〜20kHz)T.H.D 0.07%
    ・160W+160W(負荷4Ω、1kHz)T.H.D 0.7%
  • 全高周波ひずみ率:0.01%(定格出力-3dB時、負荷8Ω、1kHz)
  • 出力端子:
    ・スピーカーAorB:負荷4〜16Ω、A+B:負荷8〜16Ω
    ・バイワイヤリング:負荷4〜16Ω
  • ヘッドホン:ステレオヘッドホン適合

【プリアンプ部】

  • イコライザーアンプ出力(RECOUT端子):定格150mV
  • 入力感度・インピーダンス
    ・PHONO(MM):2.5mV/47kΩ
    ・PHONO(MC):0.2m∨/100Ω
    ・CD、TUNER、DVD/AUX-1、AUX-2:150mV/47kΩ(ソースダイレクトオフ)
    ・TAPE-1/DAT、TAPE-2/MD:150mV/13kΩ(ソースダイレクトオン)
  • RIAA偏差:PHONO:20Hz〜20kHz±0.5dB

【総合特性】

  • SN比(Aネットウーク):
    ・PHONO(MM):91dB(入力端子短絡、入力信号5mV時)
    ・PHONO(MC):76dB(入力端子短絡、入力信号0.5mV時)
    ・CD、TUNER、DVD/AUX-1、AUX-2、TAPE-1/DAT、TAPE-2/MD:110dB(入力端子短絡時)
  • トーンコントロール:
    ・BASS(低域):100Hz±8dB
    ・TREBLE(高域):10kHz±8dB
  • 電源コンセント:
    ・SWITCHED(連動)2個 合計容量120W
    ・UNSWITCHED(非連動)1個 合計容量240W

【その他】

  • 電源:AC100V 50/60Hz
  • 消費電力:250W
  • 外形寸法(足、ツマミ、端子を含む):W434×H180×D478mm
  • 質量:22.0kg


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