松室政哉 インタビュー サウンドバー聴き比べ【後編】 Denon Home Sound Bar 550を中心にしたDenon Homeシリーズ
2022年7月にリリースされた楽曲「ゆけ。」が、人気ドラマ「六本木クラス」(テレビ朝日系)の挿入歌に選ばれるなど活躍中のシンガーソングライター松室政哉さんがデノンブログに登場。大の映画好きでもある松室さんに、デノンのサウンドバー3モデルを聴き比べてもらいました。後編では、Denon Home Sound Bar 550を中心にしたDenon Homeシリーズサラウンドをレビューしていただきました。
1990年1月4日、大阪生まれ。
小学生の頃、カセットテープから流れたサザンオールスターズで身体中の細胞が騒ぎ、音楽に目覚める。それまで欲の無い子供だったが、初めて親に頼み込んでおもちゃのピアノを買ってもらい、独学で作曲を始める。高校生からシンガーソングライターとして活動を始め、10代限定の音楽フェス“閃光ライオット”のファイナリストに。以降、大阪で音楽活動を続け、22歳で上京。
現・所属事務所のオフィスオーガスタ“だけ”に送ったと言うデモテープで見出され、2017年11月1日に1st EP「毎秒、君に恋してる」でメジャーデビュー。
松室政哉 公式ウェブサイト URL:http://matsumuroseiya.com/index.html
ここまでになると、つつまれる感じ、というよりは映画館です
学生時代は年間300本以上の映画を観ていたという大の映画好きの松室さんに、デノンのサウンドバー3モデルを聴き比べながら、映画や音楽を視聴いただきます。製品についての補足説明や機材のセッティングにディーアンドエムホールディングス 営業企画室 田中が加わり、和やかに行われたサウンドバーレビュー会【後編】の様子をお届けします。
後編で視聴した映画は「DUNE/デューン 砂の惑星」「ボヘミアン・ラプソディ」、音楽はAmazon Music HDで配信している松室さんの楽曲「ゆけ。」のラインアップとなります。
DUNE/デューン 砂の惑星[4K ULTRA HD + Blu-ray]
(ドゥニ・ヴィルヌーヴ/2021年)
ボヘミアン・ラプソディ(2枚組)[4K ULTRA HD + Blu-ray]
(ブライアン・シンガー/2019年)
●サウンドバー聴き比べ、前編に引き続き後編ではDenon Home Sound Bar 550を中心に同シリーズのDenon Home 150 2台をリアに、サブウーハーはDENON HOME シリーズ専用のモデルでDenon Home Subwooferを設置。4.1chのリアルサラウンドで視聴いただきました。いかがでしょうか。
松室:あー、これはもう全然違いますね。映画館の環境です。物理的に後ろから音がするっていうのはやっぱり違いますね。
●サブウーハーも大きいですよね。
松室:はい。「DUNE/デューン 砂の惑星」は映画館で観たんですけどそれを思い出しました。映画館で観るとなにか”ヴーーーー”っと音にならないような低音がずっと鳴ってるんですよ。それがきちんと再現されてます。
●今までの2つと比べてどうですか。
松室:Denon Home Sound Bar 550+Denon Home Subwoofer+Denon Home 150のサラウンドは、やっぱりリアルに後方にスピーカーがあるということで音の印象は圧倒的に変わりますね。もうここまでになると、包まれる感じ、というよりは映画館です。ただ前の2つ(DHT-S217とDHT-S517)と同じバランス感がきちんと保たれてて、なるほどなと。音の印象は一緒だと思いました。その中で広がりの大きさとか、鮮明さとかが圧倒的に違う感じがしました。
田中:これの面白いところはですね、別に繋げなくてもいいんですよ。リアに置いてるDenon Home 150はキッチンでも、子ども部屋でも使えます。リビングで映画を観る時だけ一緒にすればいいんです。
ディーアンドエムホールディングス 国内営業部 営業企画室 田中
松室:なるほど。Denon Home 150はスマートスピーカーなんですね。
田中:はい。全部Amazon Alexaを搭載してます。サラウンドのシステムを組んでしまうとAlexaはオフになりますが。
松室:それはめっちゃありがたいですね。全部ワイヤレス で繋がってるんですね。
田中:サラウンドのシステムは専用の無線で繋がってます。
松室:これ一式の値段はいくらなんですか。
田中:Denon Home Sound Bar 550とDenon Home Subwooferがそれぞれ8万円弱くらい。Denon Home 150が3万円ぐらいで2台必要なので、ざっくり20万ちょっとですね。
音楽でこんだけやられるとたまったもんじゃないですね
●Amazon Music HDの音楽も聴いてみましょう。
(松室政哉「ゆけ。」を再生)
松室:これサウンドバーとスピーカー、全部で鳴ってるんですか? すごいなあ。どういう分け方をしてるんですか?
田中:バーチャルで勝手に分けてくれます。
松室:バーチャルで広げても、なんか嫌な感じがしないし、違和感ないですね。
●オーディオの再生能力も高いですか?
松室:デノンの場合、音楽再生が素晴らしいのは、もう大前提だと思ってしまうぐらいすごいです。サウンドバーで音楽を聴こうって、あんまりみんな思ってないと思うんです。なんとなくサウンドバーのイメージといえば、映画っていうのがあると思うんですけど。音楽でこんだけやられるとたまったもんじゃないですね。
● デノンのサウンドバーをちゃんと聴いたのははじめてですか?
松室:こういう閉じた部屋で聴くのははじめてですね。家電量販店のガヤガヤしたところで聴くっていうのはありましたけど。
●お店で聴かれていたということは、もともと興味はあったんでしょうか。
松室:そうですね。サウンドパーはずっといいなと思っていて、でもネットで調べるたびに新しいのが出てくるし、数が多すぎて、こうやって試す機会がなかったから良かったです。
映画も圧倒的にすごいんですけどそれ以外、音楽にもびっくりした感じ
●本日3モデルを聴いていただいて、DHT-S217、DHT-S517、Denon Homeシリーズのサラウンドセット、それぞれについて改めてコメントをもらっていいですか。まずはDHT-S217についてどうですか。
松室:DHT-S217はバランス型という感じがしましたね。最初言ったみたいに映画を観ようが音楽を聴こうがテレビを観ようが、きっちり対応してくれますっていう。それがあの値段でっていうのに、まずびっくりしましたし、すごいなと思いました。
どんなものか分からないけど、サウンドバーを初めて導入しようと思ってる人は絶対これがいいと思いますね。リビングが広いわけじゃないし、サウンドバーって高いよなって思ってる人に。
●DHT-S517はいかがでしょうか。
松室:DHT-S217から続けざまに聴いたら、まずDHT-S517は圧倒的にクオリティが上がったなという感じがしましたね。音楽を聴いた時が特にそうだったんですけど、音の1つひとつが分離してて、何をしてるかが分かって、全体的な作品としてのバランスをちゃんと感じられて。特にピュアモードがすごかったかな。このサウンドバーシステムだけであれだけ鳴るのはちょっとすごいなって思いました。ミュージックモードは本当に音楽を楽しめるっていう感じで、ピュアモードはもう1つなんか上の真剣勝負みたいな感じ、追い込んだ感じの音がしました。
●最後のDenon Home Sound Bar 550を中心としたDenon Homeシリーズのサラウンドはどうでしたか。
松室:これはもう映画館ですよね。これ以上のものはないんじゃないかっていうぐらいちゃんと聴こえました。本物の映画館ではもっとスピーカーがたくさんありますが、家だったらこれだけでもう十分と感じられました。スピーカーが物理的にあるっていうのがすごいなと思ったのと、サブウーハーの性能も格上な感じでした。低音の本当に音にならないぐらいのギリギリの部分、そういう映画館での音を再現するような、それに近いものを感じました。
●個人的に3つのうちどれかを買うとしたらどれですか?
松室:いろんなこと考えたらやっぱりDHT-S517ですね。
●DHT-S517は価格面と性能の面を含めて優れていましたか?
松室:そうですね含めて。すごいなーって思いました。
●想像以上でしたか。
松室:想像以上どころじゃないですよ。映画も圧倒的にすごいんですけどそれ以外のところ、音楽の再生能力にもびっくりしたなーって感じです。でもよくよく考えたら、デノンの製品なのでそれはそうですよね。
田中:クチコミサイトなどでも、デノンのサウンドバーは他のメーカーには無い部分として、ピュアモードを特に高く評価いただいているようです。
●アーティストの方に音楽が良かったって言われたことは、サウンドマスターは大変よろこぶと思います。音楽が大好きなので。
松室:でもただ好きなだけじゃ無理ですけどね。音としてどこの部分がおいしいかっていうのを全部わかってチューニングされている感じがしますねやっぱり。
●映画は今もたくさん観られてるんですか。 ご自宅にもサラウンド環境はありますか。
松室:映画はたくさん観ますよ。自宅をサラウンドにしたくていろいろ調べてたんですよ。今サウンドバーってありすぎなぐらい、いろんなメーカーから出てるから、どんなもんかなっていうのもあって。だから今日はきちんとした試聴室でサウンドバーが試聴できて、とてもラッキーでした。普通は買う前にこんなに時間をかけて、贅沢に聴き比べなんてできないですからね。ここまで聴いて思うのは、サウンドバーは絶対あった方がいいってこと。デノンのサウンドバーはどれも本当に素晴らしかったです。めちゃくちゃ堪能しましたありがとうございました。
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「松室政哉 インタビュー&お気に入りの映画をAVC-A110で視聴してもらいました」
(編集部I)