
マルチプレイヤー・関口シンゴがDenon PerLシリーズで届けたい“音の感触”とは。

医療技術を応用したパーソナライズ機能で、聴こえ方の個性を計測、解析。すべてのユーザーに最良のデノンサウンドを届ける、高音質完全ワイヤレスイヤフォン「Denon PerLシリーズ」を、音楽業界を動かす3人のキーパーソンに体験していただき、「Denon PerLシリーズ」の魅力を伺います。
直感的にいいと感じたものを大切にしていたい。
プロデューサーとして国内外のアーティストやCMの楽曲制作を行うほか、ギタリストとしてフェスにも多数出演している、マルチプレイヤーの関口シンゴさん。音楽を作って、奏でて、多角的に音楽を捉えてきた関口さんは、Denon PerLシリーズ体験し、何を感じて、何を思うのだろうか? これまで多くの楽曲を生み出してきたという、関口さんの作業部屋でお話を伺った。
――関口さんがイヤフォンを購入するときに重視しているポイントはなんでしょうか?
やっぱり音ですね。音を聴かないで買うということはまずあり得ないので、試聴するなり、友だちに借りるなどして音は必ずチェックしています。ブランドによって音の特徴が違うので、自分が好きだと感じたものを使わないと、音楽を楽しめない気がするんです。
その考え方はイヤフォンに限らず、身の回りに置いているものや、この作業部屋にも言えることです。昔は吸音材を貼って、音の反響にこだわっていたこともありましたけど、(この作業部屋は)仕事だけじゃなくて普段の部屋としても使っているし、ここにいる時間がすごく長いので、僕が気持ちよくいられることが何よりも重要だなと。最近は、空間としての心地よさを優先しています。
――この作業部屋はたくさんのギターや本、CD、DVDなど、関口さんの好きなもので溢れています。関口さんのもの選びに対するこだわりを感じました。
そうですね。自分がいいなと直感的に思ったもの、自分にフィットする感覚が、とても大切だと思っています。たとえば、よく「初めて買うギターは何がおすすめですか?」と質問をいただくことがあるんですけど、そういう時、僕はほぼ見た目が大事だと言います。音がいいに越したことないけど、どれだけ音がよくても、見た目が好きじゃなかったら、ギターを触る気も起きなくて長続きしないんじゃないかなって。この部屋にもたくさんギターがありますけど、全部音が違うし、それぞれに愛着があるからこそ、身の回りに置いておきたくなるんです。
作り手が最も届けたい“音の感触”まで伝わる、これまでにないイヤフォン。
――今回はそんな好きなものが詰まった空間でDenon PerLシリーズを体験していただきました。素直な感想を教えてください。
僕は視力が悪いんですけど、度数の合ったメガネをつけたときに視界がパーっと開けるじゃないですか。ノーマル・モードからパーソナライズに切り替えた瞬間に思ったのは、その耳バージョンといえばイメージがつくでしょうか。「ここまで聴こえるんだ!」みたいな音の広がり方で、これまでのイヤフォンにはなかなかない、全く新しい体験でしたね。
楽器の音も埋もれていた音がパッと出てきて、音の感触までちゃんと伝わってきました。作り手としていちばん大事にしているのは、音の感触がザラザラしているのか、ツルツルしているのかなど、独自の感覚のなかでビートや音色を作っていくので、その音の感触がひとつひとつくっきりと感じられるなと思いました。
ボーカルの声は、より近くに感じましたね。ボーカルの繊細な揺らぎや細かい表現を感じ取れる印象です。楽器同様にボーカルのレコーディングも、そういうニュアンスを録音するために、何テイクも録って最もいい瞬間を選んでいるので、そういった作り手のこだわりを届けられるのはうれしいです。
――装着感はどうでしょうか。
密着しているけど、圧迫感はない、気持ちのいいフィット感でした。歩きながら着けていてもズレなさそうな安心感がありましたね。デザインもマットで主張しすぎないけど、しっかりとデノンのロゴが入っている。シックで高級感もあっていいですね。
――パーソナライズをして、何を感じましたか?
1回目に聴いたときは、高音域がパーっと抜けていったんですが、何回か聴いていると中音域の充実感というか密度みたいなものがグッと上がっていったんです。パーソナライズを使ったことで、(僕は)その辺りの音が聴こえづらかったんだと知ることができました。聴くたびにいろいろな発見がありましたね。
音楽、映画、ゲーム…。新しい体験をしたい人にはぜひ使って欲しい。
――Denon PerLシリーズでどのような音楽を聴きたいですか?
僕がこれまで作った曲をDenon PerLシリーズで聴き直したいという気持ちが先ほどから溢れてきています! あの曲はどう聴こえるんだろうと。きっと全く違う印象だと思うので気になります。
生演奏している曲なんかを聴くとおもしろいんじゃないでしょうか。最近のJ-POPはビートが強めで、ヒップホップライクな曲も多いと思いますが、なかにはバイオリンやチェロといったストリングスの生の楽器の音が入っている曲もありますよね。Denon PerLシリーズはそういったストリングスの低音域をしっかり聴き取れると思うので、ノーマルとパーソナライズを聴き比べて、両方体験するのも楽しいと思います。
――Denon PerLシリーズをどんな人におすすめしたいですか?
これだけ音の解像度が高くて、空間の広がりを感じることができるので、音楽だけじゃなくて、ゲームや映画を楽しんでいる人にもぜひ使って欲しいです。とくに僕はゲームが好きでよくやるんですけど、最近のゲームは環境音や足音など細かい音がたくさん鳴ってるじゃないですか。だからゲームでDenon PerLシリーズを使ったら、何倍もゲームの魅力を感じられると思います。
そして、僕がまさにそのひとりなんですけど、新しい体験をしたいという人にもおすすめしたいですね。高音質なイヤフォンというのはすでにたくさんありますけど、「聴きなれた曲の本来のあるべき姿」を感じられるのは、Denon PerLシリーズが今のところ一番ですから。
――関口さんにとって“いい音で音楽を聴くこと”の魅力はなんだと思われますか?
僕が音楽の仕事を始めたときに、友だちが「いいスピーカーで音楽を聴いた方がいいよ」とデノンのスピーカーをくれたんです。その流れがまさにそうだと思うんですけど、“いい音で音楽を聴くこと”ってあたり前のように思えるけど、意外とみんなしていない、そして大事なことだと思うんですよね。
とくにギタリストやプロデューサー、これから音楽を始めたい人が音楽を作るときに、音の手触りや感触が聞けるオーディオで音楽を聴いている人と、そうじゃない人では、表現できる幅や伝えられるものが変わってくるはず。インプットからこだわってもらえたら世界が広がると思います。
関口さんがPerLシリーズで聴きたい曲
From The Start / Laufey
I Like You (A Happier Song) / Post Malone(with Doja Cat)
感電 / 米津玄師
関口シンゴ プロフィール
1982年生まれ。東京都出身。ギタリストとして映画のサウンドトラックやCM楽曲制作を数多く手掛けるほか、プロデューサー、アレンジャー、コンポーザーとしてあいみょん、さかいゆう、坂本美雨、Wouter Hamelなど国内外のアーティストをサポート。またバンド「Ovall」のギタリストとして楽曲リリースや国内外のフェスに出演するなど、多方面で活躍中。