桐嶋ノドカ インタビュー&無人島CD、この1枚
話題のシンガーソングライター桐嶋ノドカさんに独占インタビュー。最新シングル『言葉にしたくてできない言葉を』について、お気に入りのインイヤーヘッドホンAH-C820について、そして無人島に持って行くCDについてお話をうかがいました。
2017年12月に開催されたヘッドホンポータブルオーディオのイベント「ポタフェス2017」でデノンが主催するトークショーにご登場いただいた話題のシンガーソングライター桐嶋ノドカさん。
イベントの様子は「ポタフェス2017レポート」をぜひご覧ください。
今回は、ポタフェスでのトークイベント終了後、最新シングル『言葉にしたくてできない言葉を』についてなどのお話をうかがいました。
桐嶋ノドカさんの『言葉にしたくてできない言葉を』はデノンの「良い音で聴いてみたいレコメンドナンバー」キャンペーン 第三弾にもセレクトされています!
「良い音で聴いてみたいレコメンドナンバー」キャンペーン 第三弾は12作品をエントリー!
12/1から1月末まで全国のヨドバシカメラ、ビックカメラ各店舗などで試聴可能です♪是非お立ち寄り下さいませ!#石川さゆり #桐島ノドカ #ヒプノシスマイク #ShineFineMovement #predia #銀魂 #セーラームーン pic.twitter.com/VHN53459u5— デノン (@DenonJP) 2017年12月1日
桐嶋ノドカ プロフィール (公式サイトより一部抜粋)
1991年5月5日生まれ。横浜出身。
2012年夏、デモ音源を音楽プロデューサー・小林武史へ送ったことがきっかけとなり、同氏のスタジオに通い始める。
曲作りを続けながらライブハウスへ出演し始めると、音楽配信サイト「OTOTOY」が真っ先に彼女の才能に注目。
2015年7月ミニアルバム『round voice』でA-sketchよりメジャーデビュー。
2016年3月には初となるワンマンライブツアーを東名阪で開催し、全国各地からファンが集まり成功を収める。
2017年11月、シングル『言葉にしたくてできない言葉を』をリリース。生命力溢れる力強さと聖母のような優しさを併せ持った唯一無二の歌声は、人の心にダイレクトに訴えかける。
桐嶋ノドカ 公式ウェブサイト
http://www.nodokakirishima.jp/
●まず桐嶋さんが歌いはじめたきっかけについて教えてください。
桐嶋:中学校で聖歌隊と合唱部に入って歌に目覚めました。「私、きっと歌っていれば生きていける」と思ったんです。
●歌いはじめた当初は、どんなシンガーが憧れだったのですか。
桐嶋:高校生のとき、弾き語りで歌っていたのですが、そのときはノラ・ジョーンズやキャロル・キングなど、ピアノを弾きながら歌っている女性シンガーが好きでした。
あとは、魂がグワッと歌声に出ている人が好きだったので、ジャニス・ジョップリンに憧れました。
結構激しいのが好きなんです。あとはビョークも、60年、70年代くらいの音楽も好きでした。
●デビューのきっかけが小林武史さんへのデモテープだったそうですね。
桐嶋:はい。普通はデモテープを送っても聴いてくれないと思ったんですが、小林さん、たまたま車を運転しながらふと車の中で聴いてくれたようです。
で、仲介してくれた方から電話するように言われて。
それで電話してみたら、たまたま小林武史さんが毎年開催しているap bankのフェスの、それも初日が終わって打ち上げで乾杯する直前っていう、一番タイミングの悪いときに電話してしまいました(笑)。
その後、一度会いましょうということになって、小林武史さんのスタジオに通うようになりました。
●それでは2017年11月にリリースされたシングル『言葉にしたくてできない言葉を』についてお話をきかせてください。
桐嶋:今回は小林武史さんに加えて、supercellのryoさんと一緒に音楽をやることになりました。
ryoさんとは全くの「初めまして」だったので、まず、どんな方なのかなというのを知る作業をお互いにやっているうちに、友達というか、いわゆるバンド仲間みたいな感じになりました。
●ryoさんと桐嶋さんは役割分担をしたというより、いっしょに音楽を作った感じだったんですか。
桐嶋:そうですね。ryoさんも私も、今まで一人で作業していて、お互い仲間と何かをするということがなかったので、いっしょに音楽を作るコラボ感がすごく面白かったです。
曲ができたのでアレンジします、という流れではなく、歌詞もメロディもアレンジも同時に進行して、やり取りしながらビルドアップする感じで、行ったり来たりしながら時間をかけたので、曲が完成するまでに本当に仲良くなれました。
これもコラボならではだと思います。
●小林武史さんの役割は、ふたりの監督的な感じですか。
桐嶋:牧場主ですね。小林さんの牧場で、私とryoさんが羊たちみたいに放牧されてる感じです(笑)。
言葉にしたくてできない言葉を
桐嶋ノドカ
【TYPE-B】CD ONLY KICM-1816 ¥1,200+税
http://www.kingrecords.co.jp/cs/g/gKICM-1816/
●『言葉にしたくてできない言葉を』はデノンの「良い音で聴いてみたいレコメンドナンバー」キャンペーン 第三弾にもセレクトされています。店頭で試聴される方も多いと思いますが、どんなところが聴き所でしょうか。
桐嶋:『言葉にしたくてできない言葉を』というタイトルどおり、言葉にしたくてもできないようなことを、歌声に入れることができたと思っています。
この曲の歌のレコーディングは広い部屋で一人で歌いましたが「ここでなら泣きわめいても大丈夫!」っていう気持ちになって、あと一歩で泣き叫んでしまいそうなところまで自分のメンタルを持っていって歌を入れました。
その時の私の感情がそのまま声になっているので、ぜひそこを聴いてもらいたいと思います。
●歌に込められた感情が、ダイレクトに伝わる曲ということですね。
桐嶋:そうですね、伝わるといいなぁと思っています。ぜひ聴いてみていただきたいと思います。
●『言葉にしたくてできない言葉を』はハイレゾ版も配信されていますね。
桐嶋:はい。ハイレゾも試聴しましたが、本当にリアルです。そちらもぜひ聴いてみてほしいと思います。
●ところでポタフェスのトークイベントでデノンのインイヤーヘッドホンAH-C820を愛用されていると聞きました。そのお話も聞かせてください。
桐嶋:イヤホンのレビューをする機会があったんですが、そこでデノンのAH-C820を聴いてみたらとても気に入りました。それからずっと使っています。
●AH-C820をよく使うのはどんな時ですか。
桐嶋:移動中に使うことが多いです。
実は家で落ち着いて音楽を聴く時間って意外と少なくて、一番集中して聴けるのが、電車での移動中なんです。
ただ今までは電車の中は騒音があるので、そんなに音質にはこだわってはいなくて、わりと普通のイヤホンを使っていました。
●今までのイヤホンで聴くのと、デノンのAH-C820で聴くのとでは全然違いましたか。
桐嶋:AH-C820で聴いた時「こんなにちゃんと全部の楽器のパーツが聴こえてくるんだ!」と思いました。
音源に入っている音が何もつぶれないで聴こえるんです。
あと、私の音楽の趣味で、ちょっとエレクトロな、ダンスミュージックみたいなものが好きだったりするんですけど、音が全然違うんですよ。
●エレクトロですか? 意外です。
桐嶋:エレクトロ、好きなんです。
そういうジャンルの音楽って、低音が重要なんですけど、低音専用みたいに謳っているイヤホンで聴くと、確かに低音は出るんだけど、ブンブンいってるだけ、みたいな感じになるんです。
その点AH-C820はちゃんと低音も聴けるんだけど、全然うるさくないし、全体的にいいバランスで聴こえます。
音量を上げてもつらくならないし。そこがいいなと思いました。
●音以外の面ではどうですか。
桐嶋:つけ心地がとてもいいですね。
今、フワフワした低反発のイヤーチップ(AH-C820に標準で付属しているComply™)を使っているんですけど、よく遮音されるので、電車の音も全然気にならないです。
それで何回か乗り過ごしました。それくらい集中して聴くことができます。
●大きさやデザインについてはいかがですか。
桐嶋:私、髪を耳にかけたり、ピアスをしていたり、帽子を着脱したりするときに邪魔になるのでイヤホンの、いわゆる「耳掛け」が苦手なんです。
これはカジュアルだし、コンパクトでいいですね。だから、毎日使っています。
●デノンオフィシャルブログで「無人島CD」という人気コンテンツがあるのですが、無人島に一枚CDを持って行くなら、桐嶋さんはどのCDを持って行くか教えてください。
桐嶋:私、島に住みたいなってずっと思っているんですよ。
無人島、全然嫌じゃなくて、むしろ住みたいです。
だけど、絶対に寂しくなると思うし、寂しくなるのは絶対夜だと思うから、ノラ・ジョーンズの『FEELS LIKE HOME』にしました。
ちょっとカントリーっぽいサウンドだし、懐かしい感じもするので、これを聴きたいですね。焚火をしながら。中でも『Sunrise』が一番好きです。
アーティスト名:ノラ・ジョーンズ
アルバム・タイトル:フィールズ・ライク・ホーム
●ちなみに桐嶋さんはどうして島に住みたいんですか。
桐嶋:私、自分が必要なものを、全部自分で手に入れたいって思うんですよ。一言で言うと自給自足っていうか。
●それはミニマリズムですか。
桐嶋:ミニマリズムでもあります。本当に欲しいものを厳選して使いたいんです。あんまりいらないんですよ。
都会にいるとその感覚が鈍るので、島がいいなと思います。
無人島で、自分で作ってまで欲しいのか、とか、どうしても食べたいのかっていうのを、ちゃんとやってみたいなと思っています。
●なるほど!
桐嶋:でも無人島はいいんですけど、Wi-Fiだけは、ほしいなって思いますね(笑)。
●それは作るのは難しそうですね(笑)今日はありがとうございました!
(編集部I)