[新製品] AVC-A110/PMA-A110/DCD-A110/DL-A110 デノン創立110周年を記念する 4つのスペシャルモデルを発売

9 08, 2020

デノンは、2020年10月1日に創立110周年を迎えることを記念して、4つの特別な製品、MC型カートリッジ「DL-A110」、SACDプレーヤー「DCD-A110」、プリメインアンプ「PMA-A110」、AVアンプ「AVC-A110」を発売いたします。この4つの記念モデルは、デノンが110年にわたって培ってきた技術力を結集した製品であると同時に、2020年現在のデノンが有する最新の技術とサウンドフィロソフィーを体現する製品でもあります。
これらの記念モデルには、専用のグラファイト・シルバーカラーとフロントパネル上の110周年記念ロゴが与えられています。そのサウンドはデノンサウンドマネージャーの手によって丁寧にチューニングされ、110周年を記念するに相応しい仕上がりとなっています。また、これらの記念モデルはすべて、デノンが誇るマザー工場である白河オーディオワークスで生産され、一つ一つ入念な検査を経て出荷されます。そして、長期に渡り安心してお使い頂けるよう5年間の無償保証サービスをご提供いたします。


品名 品番 カラー 希望小売価格 JANコード 発売時期
MC型カートリッジ DL-A110 GS(グラファイト・シルバー) 62,000円
(税抜価格)
49-51035-07463-3
(DLA110GSEM)
11月上旬
SACDプレーヤー DCD-A110 GS(グラファイト・シルバー) 280,000円
(税抜価格)
49-51035-07397-1
(DCDA110GS)
10月上旬
プリメインアンプ PMA-A110 GS(グラファイト・シルバー) 330,000円
(税抜価格)
49-51035-07394-0
(PMAA110GS)
10月上旬
13.2 ch AVサラウンドアンプ AVC-A110 GS(グラファイト・シルバー) 680,000円
(税抜価格)
49-51035-07408-4
(AVCA110GS)
10月上旬

MC型カートリッジ DL-A110

MC型ステレオカートリッジ「DL-103」は、1963年(昭和38年)にNHKがFMステレオの実験放送を開始するにあたり、忠実な再生を行うための優れた音響的性能と安定度・信頼性などの放送機器として要求される厳しい仕様を満たすカートリッジとして、デノンがNHKの協力を得て開発したものです。以降、国内のほとんどの放送局でDL-103が使用され、放送局用のスタンダード・カートリッジとなりました。そして、DL-103を自宅の再生システムでも使用したいというオーディオファンの声に応えるかたちでコンシューマー市場での発売が開始されたのが1970年のことです。
以来、創立110周年を迎える2020年の現在に至るまで半世紀以上の長きに渡り、DL-103は放送用のスタンダード・カートリッジとしてその仕様を変更することなく生産・販売されてきました。現在も福島県にある自社工場「白河オーディオワークス」において厳格な品質管理の下で一つ一つ手作業で作られています。この度発売される110周年記念モデル「DL-A110」は、DL-103のカートリッジはそのままに、DL-103の性能を100%引き出すことを目指して開発された専用設計のヘッドシェルを組み合わせた特別仕様です。また、110周年記念モデルに相応しい、特別仕様の110周年記念ロゴプレート付きの収納ケースとヘッドシェルと同色の針先清掃用ブラシが付属しています。


MC型カートリッジ DL-A110の詳細は こちら

SACDプレーヤー DCD-A110

デノンは、1972年に世界で初めて実用化したPCMデジタルレコーダー「DN-023R」以来、デジタルオーディオ再生の技術、ノウハウを脈々と受け継ぎ、そして発展させてきました。DCD-A110は、110周年を記念する最新鋭のSACDプレーヤーとして、最新にして最高のアナログ波形再現技術「Ultra AL32 Processing」を搭載しています。独自のアルゴリズムによるアップサンプリング&ビット拡張処理により、PCM入力信号を1.536 MHz / 32 bitに変換。かつてない水準でのアナログ波形の再現、原音の再生が可能になりました。そしてD/A変換回路には、1chあたり2基、合計4基の差動電流出力型D/Aコンバーターを用いたQuad-DAC構成を採用。さらに、DAC出力以降のアナログオーディオ回路をフルディスクリート化し、SX1 LIMITED譲りの高音質パーツとカスタムパーツを贅沢に使用したサウンドチューニングを行いました。筐体についても伝統のダイレクト・メカニカル・グラウンド・コンストラクションやSX1 LIMITED譲りのアルミ製トップカバー&フットを採用し、110周年記念モデルに相応しい高音質を実現しました。


SACDプレーヤー DCD-A110の詳細は こちら

プリメインアンプ PMA-A110

1993年に発売された超弩級モノラルパワーアンプ「POA-S1」のために開発されて以来、改良を重ねデノンのHi-Fiアンプの根幹を担ってきた伝統の大電流素子UHC(Ultra High Current)-MOSによるシングルプシュプル回路。そして1996年の発売以来、数々の賞を獲得し、トップシェアを守り続けてきた「PMA-2000シリーズ」から現行の「PMA-2500NE」に至るまで8世代に渡って磨き続けてきた最新のアンプ設計技術。PMA-A110は2020年のデノンが、この伝統と最新技術を融合させた110周年記念モデルです。また、デノンのサウンドフィロソフィーである「Vivid & Spacious」を具現化したリファレンスモデル「SX1 LIMITED」からも数多くのカスタムパーツや高音質パーツを受け継ぎ、サウンドマネージャーによる徹底したサウンドチューニングを施されています。筐体についても伝統のダイレクト・メカニカル・グラウンド・コンストラクションやSX1 LIMITED譲りのアルミ製トップカバー&フットを採用し、110周年記念モデルに相応しい高音質を実現しました。


プリメインアンプ PMA-A110の詳細は こちら

13.2ch AVサラウンドアンプ AVC-A110

AVC-A110は、デノン創立110周年の節目を迎えるにあたり、今持てる技術とノウハウの全てを投入することでAVアンプのフラッグシップモデルであるAVC-X8500Hを超えるパフォーマンスを実現することを目標に開発されました。AVC-X8500Hの開発が行われた際に、開発期間やパーツのコスト、検証に要するリソースなど、様々な要因により採用に至らなかった高音質化のためのアイデアを全て見直し、サウンドマネージャーの鋭敏な感性によって再構築したものがAVC-A110です。ブロックコンデンサーや電源トランス、鋳鉄製フットをはじめ、純銅製のトランスベース、パワーアンプ回路のフィルムコンデンサーやインダクターなど、新たに開発、採用されたパーツは数百点にも及びます。その結果、AVC-A110はどこまでも広がる雄大なスケール感と手を伸ばせば触れられそうな音像の密度感を獲得し、サウンドマネージャーをして「もはや別次元」と言わしめるサウンドを実現しました。デジタルビデオ回路は、先立って発表された世界初の8K対応AVアンプAVR-X4700H、AVC-X6700Hと同様に8Kビデオ信号や幅広いHDRフォーマットに対応しており、映像も音声もかつてないクオリティでお楽しみいただけます。

13.2ch AVサラウンドアンプ AVC-A110の詳細は こちら