初心者が始めやすいホームシアター製品ガイド。価格別ラインアップ
2020年ごろからホームシアター関連製品の人気が続いています。今回は「初心者が始めやすいホームシアター製品ガイド」として2万円台~30万円で価格別にアイテムをご紹介します。ホームシアターを始めてみたいけど、たくさんありすぎて何が良いか分からないという方や、買い替えをご検討中の方もぜひご覧ください。
サウンドバー サブウーハー内蔵タイプ(予算2万円台~7万円台)
サブウーハー内蔵タイプのサウンドバーは、エントリークラスの価格帯ながら高音質を追求した「DHT-S217」と、繊細な音の表現や質感を細部まで描きだすプレミアムなサウンドバー「Denon Home Sound Bar 550」の2モデルがラインアップ。
「DHT-S217」は、爆発的な人気を博したサウンドバー「DHT-S216」の後継機ですが、さらにワンランク上にパワーアップ! Dolby Atmosとロスレスオーディオに対応し、より高音質を実現しました。デュアル・サブウーハー内蔵なので、パワフルなサウンドが楽しめます。
「Denon Home Sound Bar 550」は、デノンサウンドバーの最上位モデルです。コンパクトなサイズ感ですが、Dolby Atmosに対応しており、9基のドライバー/パッシブラジエーターを搭載。音の繊細さや質感、表情をクリアに表現し、包み込まれるような3Dサウンドがリビング中を満たします。HEOSに対応しているので他のHEOS Built-in 製品と組み合わせてマルチルームオーディオを楽しむこともできます。
●Dolby Atmos、DTS:X対応の高音質&省スペースサウンドバー「Denon Home Sound Bar 550」
サウンドバー サブウーハー外付けタイプ(予算2万円台~5万円台)
ワイヤレス・サブウーハーがセットになったタイプのサウンドバーは、低音を専門に再生するサブウーハーを別体とすることでより迫力ある重低音の再生が可能となり、臨場感豊かにテレビや映画が楽しめます。しかもサウンドバー本体は中音域~高音域だけを再生すればいいので、より緻密な音が再生できます。2.1chシステムの「DHT-S316」と、Dolby Atmosイネーブルドスピーカー内蔵で3.1.2chの「DHT-S517」の2アイテムがラインアップ。
「DHT-S316」はお求めやすい価格ながら、低音が響く迫力のシアターサウンドを実現したサウンドバーです。「DHT-S517」に比べて、サウンドバー本体の幅、高さともにコンパクトでテレビ画面を邪魔しません。
●2chサウンドバー& ワイヤレス・サブウーハーの2.1ch システム「DHT-S316」
デノンのミドルクラスのサウンドバー「DHT-S517」は天井に向けて音を出すDolby Atmosイネーブルドスピーカー内蔵の3.1.2ch構成。外付けのサブウーハーも含めた合計8基のドライバーで、上から音が降ってくるような立体的で臨場感の高いイマーシブサウンドが手軽に体験できます。
●Dolby Atmos イネーブルドスピーカー内蔵 3.1.2chサウンドバー「DHT-S517」
Denon Home ワイヤレス ホームシアターセット
サウンドバー「Denon Home Sound Bar 550」を中心に、Denon Homeシリーズのスピーカーやサブウーハーを繋いだリアルサラウンド構成のホームシアターセットです。Denon Home Sound Bar 550のリアスピーカーとして、Denon Homeスピーカー(Denon Home 150 / Denon Home 250)を組み合わせることで、ワイヤレスで4chのリアルサラウンドシステムが構築できます。さらに同シリーズ専用のサブウーハー、Denon Home Subwooferを追加すれば4.1chのサラウンド、ホームシアターが完成します。
※ リアスピーカーとして使用する際には、同一型番のDenon Homeスピーカー2台が必要です。
モデル名が異なるDenon Homeスピーカーを組み合わせて使用することはできません。
●Dolby Atmos、DTS:X対応の高音質&省スペースサウンドバー「Denon Home Sound Bar 550」
Denon Home Sound Bar 550との組み合わせを、価格別にラインアップしました。
Denon Homeシリーズの組み合わせ例(予算15万円以内)
組み合せるのはデノンならではの高音質を追求した、モノラルのスマートスピーカーDenon Home 150 2台です。それぞれ単体で使うことはもちろん、2台並べてステレオスピーカーとして使用することも可能。普段はキッチンや書斎など、それぞれ単体で楽しみ、週末はDenon Home Sound Bar 550と繋いでホームシアターに、とフレキシブルな楽しみ方ができます。デノンホームと組み合わせる場合は、リアに置きます。
●Amazon Music HD対応、Alexa搭載の高音質スマートスピーカー「Denon Home 150」
Denon Homeシリーズの組み合わせ例(予算20万円以内)
Denon Home Soundbar 550とDenon Home 250 2台を組み合わせたセットです。Denon Home 250 は1台で拡がりのあるステレオ再生ができるスマートスピーカーで、1台でも2台でも、高音質デノンサウンドをステレオで楽しめます。Denon Home 150と同じく、普段は別々で使い、週末はDenon Home Soundbar 550と繋いでホームシアターに、とフレキシブルに使えます。デノンホームと組み合わせる場合は、リアに置きます。
●Amazon Music HD対応、Alexa搭載の高音質スマートステレオスピーカー「Denon Home 250」
Denon Homeシリーズの組み合わせ例(予算30万円以内)
Denon Home 150を2台にサブウーハーまで組み合わせた4.1chセットです。Denon Home SubwooferはDenon Homeシリーズ専用のサブウーハーで、映画にも音楽にも厚みのある低音を追加することができます。低音成分の再生をサブウーハーが担当することで、サウンドバーやネットワークスピーカーのウーハー動作に余裕が生まれ、より透明感の高い、繊細な音での再生が可能になります。
●映画にも音楽にも、本物の低音を「Denon Home Subwoofer」
AVアンプ+スピーカー各種 有線 ホームシアターセット(予算30万円前後)
初心者でも始めやすいホームシアター、最後はAVアンプを中心とした本格的なホームシアターの入門セットをご紹介します。サウンドバーを中心としたサラウンドセットアップは今時の手軽さはありますが、全てのアイテムを揃えてしまった後はチャンネルを増やすといったそれ以上の拡張はできません。その点AVアンプを中心にしたホームシアターの場合は、スピーカーを入れ替えたり、サラウンドフォーマットに応じてスピーカーを増設したり、将来的に自分の好みをとことん追求できるのがメリットです。今回は初心者用としてエントリーモデルをご提案します。エントリーとはいえ、どれも妥協のない、デノンならではの高音質が楽しめるセット内容です。中心となるデノンのAVアンプ、AVR-X1700Hは8K Ultra HDなどの最新機能に対応したモデルで、最大7.2chや5.1.2chの構成が可能です。
●8K Ultra HD、HDR10+、eARC。最新機能と 高音質を兼ね備えた7.2ch AVサラウンドレシーバー「AVR-X1700H」
今回は30万円前後で揃えられる5.1.2ch構成でスピーカーは、“五感に響くアメリカンサウンド”が特徴でもある、Polk AudioからベストセラーのMonitorシリーズ各種を組み合わせました。ダイナミックでハイパフォーマンスなラインアップです。
●フロアスタンディング・スピーカー「Polk Audio MXT60」
いかがでしたか。ひと昔前は一部の熱心な愛好家向け、といった感じで、少しとっつきにくいイメージがあったホームシアターも、サウンドバーの出現とともに気軽に取り入れられるようになり、その敷居がぐんと下がったように思います。とはいえ、逆に今は数が多すぎて何がいいのか…となる方も多いかもしれません。
シンプルにサウンドバーのみでも、サウンドバーとネットワークスピーカーを組み合わせても、さらにAVアンプを中心にした構成でも、リビング事情や好みでカスタマイズできるのがホームシアターの世界。選ぶ際の参考になれば幸いです!
※本記事内の予算は2022年10月時点での実勢価格です。
(編集部S)