BluetoothでEnvayaを楽しむ
5月下旬発売予定のポータブルBluetoothスピーカーEnvaya DSB-200を、実際に編集部で試してみました。今回は編集部で評判が良かった機能として、使い勝手を向上させるNFCとマルチポイントなどBluetooth機能を中心にご紹介します。
5月下旬発売予定のポータブルBluetoothスピーカーEnvaya DSB-200を、編集部で試用してみました。
今回は編集部で評判が良かった機能として、使い勝手を向上させるNFCとマルチポイントなどBluetooth機能を中心にご紹介します。
Envaya DSB-200は、コンパクトなBluetoothスピーカー。
ワイヤレス通信であるBluetooth対応だから、スマートフォンやタブレット、パソコンやゲーム機など、
さまざまなデバイスと無線で接続できるのが利点です。
このEnvayaを実際に使ってみて感じたのは、Bluetoothの使い勝手がとてもいいことでした。
特にNFCとマルチポイントに対応したことが、かなり効いています。
ちなみに編集部の中で一番評価が高かったのは、最大3台の同時接続を可能にするマルチポイントでした。
そもそもBluetoothスピーカーは、ワイヤレスで音源となるスマートフォンやパソコンなどのBluetooth機器と紐付けることで音が出せるようになります。
この紐付ける作業を「ペアリング」と呼びます。
一度ペアリングを済ませておけば、Bluetooth機能をオンにするだけで自動的にワイヤレスで接続されるようになります。
Envayaは、最大8台のマルチペアリング(複数のペアリング情報を保存する機能)に対応しています。
最近は、スマホやタブレット、ゲーム機やパソコンなど、一人のユーザーがいくつもの音源デバイスを使うことも珍しくはありません。
そんなとき、マルチペアリングに対応したBluetoothスピーカーがあれば、複数のBluetooth機器を1台のスピーカーで手軽に利用できます。
↑Envayaは、最大8台のマルチペアリングが可能です。
さて、ここからが本題。
Envayaが対応しているNFCとは、そのペアリングを簡単にする機能です。
NFCとはNear Field Communication=近距離通信の略です。かざすだけで、データ通信を可能にします。
Bluetooth機器NFCに対応していれば、最初に行うペアリングの作業をEnvayaにタッチするだけで済ませることができるようになるのです。
一般的にBluetooth接続をする際、受信側の機器をペアリングモードにしてから、
送信機側のiPhoneやスマートフォンなどのBluetooth設定を開いて検出して登録するという流れになります。
しかしヘッドホンやスピーカーなど、製品によって設定方法が異なるので、
「あれ、これってどうやってBluetoothをペアリングするんだっけ?」なんて悩むこともしばしば。
NFCはこの面倒な作業をなくして、2つのBluetooth機器をタッチさせるだけでペアリングを完了させてしまう機能です。
現在では大多数のAndroid機器がNFCに対応しています。
ということで、実際にやってみました。まずEnvayaの「N」のマークがついたところに、タブレットをタッチします。
(※この時、タブレットのBluetoothをオンにしておいてください。)
するとタブレットの画面に「BluetoothデバイスをEnvayaに設定してもよろしいですか?」というメッセージが表示されるので、
「はい」をタップします。
これだけです。あとは、自動でペアリングが完了!
ちなみにNFCは本来、Bluetooth専用の機能ではありませんが、「ペアリングに使うと便利」ということで、
最近Bluetooth機器での接続方式として採用が増えています。
それに加えEnvayaのいいところは、マルチポイントに対応していること。
マルチポイントとは、複数のBluetooth機器と同時に接続できる機能です。
ややこしいのですが、さきほど説明したマルチペアリングは「複数の音源デバイスを登録する機能」であって、「同時接続は1台だけ」です。
つまり、Bluetooth機器を切り替えながら使う必要があります。
「別のデバイスでもすぐに音楽が聴きたい」というときに、この作業はちょっと面倒ですよね。
このマルチポイントも試してみました。
上の写真は、Envayaとペアリング済みのタブレットとスマートフォン。
マルチポイントで両方ともEnvayaに接続されています。
最初にスマートフォンで曲を再生すると、その音楽はEnvayaから流れてきます。
そして、スマートフォンを一時停止して、今度はタブレットのほうで再生を始めると、そちらの曲がEnvayaから流れてきました。
つまり「聴きたい曲を保存したBluetooth機器で再生するだけで、すぐにEnvayaから音が流れてくる」わけ。
ほとんどのBluetoothスピーカーやヘッドホンは同時接続が1台ですので、これができません。
ひとりでいろんなBluetooth機器を使っていたり、リビングで家族各々が持っているBluetooth機器で音楽を再生したいときなどに、
とても便利な機能というわけですね。
特にガジェット好きの筆者のように、常日頃4、5個のデバイスを持ち歩いている人間にはこのありがたみが身に染みます……。
ちなみにEnvayaは8台までの音源デバイスをマルチペアリングできますが、そのうちマルチポイントで同時接続できるのは3台まで。
また複数のBluetooth機器から同時に音楽を再生することはできませんので、その点は誤解なく。
↑マルチポイントは同時に3台まで接続可能。
先に接続されている音源デバイスで音楽再生を停止するだけで、別の音源デバイスに自動的に接続が切り替わります。
このように従来のBluetoothスピーカーより、使い勝手の面で進化したEnvaya。
Bluetoothで音楽を聴くのが、とても楽しくなりそうですね。
Envayaスペシャルサイトはこちら。
(Denon Official Blog 編集部O)