秋のヘッドフォン祭2018 & AH-C820W発表会レポート
2018年11月27日、28日の2日間にわたり、東京・中野サンプラザでヘッドホンの一大フェスティバル「秋のヘッドフォン祭2018」が開催されました。今回はイベントやデノンブースでの様子、そして会場内で開催されたワイヤレスヘッドホンの新製品「AH-C820W」の記者発表の様子をレポートします。
この秋も、ヘッドホンの一大イベント「ヘッドフォン祭」がやってきました。場所はもちろん、中野サンプラザ! 秋のヘッドフォン祭には、100以上の企業、200以上のブランドの製品が会場内で展示・発表され今回も大好評を博しました。
ヘッドフォン祭は、世界中のヘッドホンやイヤホン、ヘッドホンアンプ、ポータブルプレーヤーなどのポータブルオーディオ製品を一堂に集め、実際に触れたり、自分が持ち込んだ音源で試聴したりできるイベント。毎回多くのヘッドホンファン、オーディオファンが集まります。
ヘッドフォン祭の魅力は、高価なモデルも含めて実機に触れて試聴できることに加え、ブースにいるメーカーの担当者と直接会話ができたり、製品などについて突っ込んだ質問ができたりすることができる点。メーカー側としてもお客様の生の声を聞くことができ、さまざまな意見をいただける、ユーザーとメーカーのふれあいの場でもあります。
今回もまた各メーカーの話題の新製品や発売前の製品なども出展されており、1つの会場で話題のヘッドホン、イヤホンの音が実際に聴き比べられる、ということで大勢のお客様が集まりました。
AH-D9200、AH-D7200、AH-D5200の聴き比べができるデノンブースが大人気
そしてこちらがデノンブースです。
今回デノンブースに展示されたヘッドホンはオーバーイヤーヘッドホンのAH-D1200(ブラックとホワイト)、リアルウッドシリーズのAH-MM400、AH-D5200、AH-D7200、そして話題を集めているAH-D9200。
今回のヘッドフォン祭のポスターに採用されるほどの注目を集めているのが、9月に発売されたばかりのデノンの新しいフラッグシップモデルAH-D9200。まだ試聴の機会が少ないこともあり、大勢のお客様にご試聴いただきました。
またブースにはAH-D9200の分解モデルや、ハウジングに採用されている高知産孟宗竹ハウジングの製造プロセスの実物見本が展示されました。孟宗竹ハウジングの実物による製造プロセス見本は多くの方の注目を集め、実際に木地を触って確かめる方も大勢いらっしゃいました。
そしてインイヤーヘッドホンとしては、AH-C820、AH-C720、AH-C620Rが展示されました。それに加えて、今回のヘッドフォン祭で記者発表された、デノンの新しいワイヤレス・インイヤーヘッドホンAH-C820Wも実物を展示。こちらは圧倒的な低音再生で高い評価を得ているAH-C820をワイヤレス化したモデルです。
AH-C820Wの詳細はこちらをご覧ください。
リアルウッドシリーズのAH-D9200、AH-D7200、AH-D5200の聞き比べができ、また発売されたばかりのAH-C820Wも試聴できるということで、デノンブースでは試聴の列が絶えませんでした。大勢の方にご来場いただき、御礼申し上げます。
ヘッドフォン祭会場内で開催されたAH-C820W発表会
ヘッドフォン祭中、会場である中野サンプラザ内の別室において、ワイヤレス・インナーイヤーヘッドホンAH-C820Wのプレス向け発表会が開催されました。
発表会では市場背景や製品の概要の説明に加え、AH-C820W設計担当の成沢真弥が登壇。特許取得技術である11.5mm ダイナミック型ドライバーを2基向かい合わせに配置するダブル・エアーコンプレッション・ドライバーの仕組みに関する技術的な説明などが行われました。
AH-C820W は、ワイヤレスでCD 品質のオーディオ再生が可能なaptX™ Low Latency、aptX™ に対応しています。aptXの技術的な面に関しては、クアルコムジャパン株式会社の大島勉氏にご登壇いただきました。
記者発表会場にも試聴用のAH-C820Wを用意。多くのプレス関係者にご試聴いただきました。
こちらは記者発表会場に展示されたAH-D9200、AH-D7200、AH-D5200。多くのプレス関係者にご試聴いただきました。
(編集部I)