
デノンアンバサダー(非公式)「ぷちDENON」に公式ブログがインタビュー!

twitterやYouTubeでデノン製品の魅力を発信し話題を呼んでいるデノンアンバサダー(非公式)「ぷちDENON」さんに、ものまねのご本人登場のようにデノン公式ブログが突撃インタビューしました!


ディーアンドエムホールディングス オーディオアドバイザー
ヨドバシカメラ さいたま新都心駅前店担当
太田周作(ぷちDENON)
アニメファン、若い層に「デノンにもいい製品がたくさんあるよ」と伝えたい
●ぷちDENONさん、今日はありがとうございます。デノン公式と非公式の禁断のセッションですね(笑)。まずは、ぷちDENON誕生のきっかけを教えてください。ぷちDENONを始めたのは何年前ですか。
太田:5年ほど前です。私の担当のお店が変わってヨドバシカメラ マルチメディアさいたま新都心駅前店に移ったタイミングでした。
当時はそのお店がまだできたばかりで認知度が低かったので、お店の許可をもらってTwitterで「ここにヨドバシがありますよ」というツイートをはじめて、その後も「新商品が入りました」とか「埼玉エリアならここが一番ですよ」みたいなツイートをしたんですけど、あまりアクセスが伸びなかったんですよね。そして1年ぐらいした時に、もっとキャラを立てた方がいいのかなと思って、本格的にぷちDENONとして人間に興味を持ってもらうアプローチに切り替えました。そうしたら響くようになったんです。
●なぜキャラを立てようと思ったのですか。
太田:たとえば他のポータブルオーディオの営業さんなどのツイートを見ると、かなりパーソナルにつぶやいていているんですよね。なるほど、まずはフォロワーを増やしてから宣伝した方が効果的なんだなと思い、若年層向けのこと、アニメファンのことなどを勉強してツイートをし始めました。
↑ヨドバシカメラさいたま新都心駅前店 D&Mブース
●アニメファンのことを勉強をしたんですか?
太田:ヨドバシカメラさいたま新都心駅前店って、さいたまスーパーアリーナのすぐ近くにあるんでけど、声優さんのコンサートなどが盛んで、ライブがある時などは若い人がたくさんお店にいらっしゃるんです。
ただその年齢層のお客さまたちのデノンの印象は薄いなと思っていました。それで彼らに向けて「デノンは老舗のメーカーですが、みんなが好きそうな良い製品もいっぱいあるよ」ということを発信したいと思ったのが直接のきっかけです。
彼らもデノンは知らないわけじゃないんです。でも彼らにとってのデノンは「高いオーディオのブランド」というイメージなんですよね。自分に関係ないというか。ですから彼らに少しでも響くような情報を発信し、デノンをもっとよく知ってもらいたいと思いました。
●アニソンが好きな方は結構、ヘッドホンやポタアンなどにお金をかける方が多いですよね。
太田:年齢層は25歳から35歳ぐらいの方が多いんですけど、みんなかなり高いポータブルオーディオ機器を使っているんですよ。15万円クラスのイヤホンを使っていたり、DAPも2、3万円クラスじゃなくて、10万円や20万円のものを持っているんです。僕らの世代は車やバイクにお金をかけていましたが、今のその世代の人たちはきっとポタオデなんですね。デノンにも彼らが興味を持てる製品ラインアップもありますから、それも訴求したい、こっちに引き込みたいと思いました。
Twitterで情報を発信し、ついにYouTubeにも進出
●ぷちDENONとして、具体的にはどんなツイートをしているのですか。
太田:ターゲットはイヤホン、ヘッドホン、DAPなどのポータブルオーディオファンや、アニメ、スマホのソーシャルゲームファンで、そこにひっかかる内容を意識しています。デノンをはじめとする自社ブランドや輸入販売している製品を中心にしながら、他社の製品も混ぜてツイートしています。他社製品もツイートするというスタンスが逆に受けているので、今はいろいろなメーカーのオーディオ製品を教えてくれるおじさんみたいな存在を目指しています。
●ぷちDENONのTwitterでは、どんなところが面白いと感じますか。
太田:やっぱりTwitterだとリツイートされたりコメントがついたりと拡散して、どんどん関わりのあるやりとりが増えてきて、そこが面白いですね。それに他のメーカーの方やショップの店員さんなども結構フォローしてくれて、そういう点も面白いと思います。ファンだけじゃなくて業界の人がフォローしてくれるのは、なんか嬉しいですね。
この前アンケートを取ってみたんです。そうしたらフォロワーさん1500人のうち7割くらいがアニメ、ゲームファン、いわゆるオタクの皆さんで、残りの3割がオーディオファンと同業者という感じでした。ちょっと変わったことをやっているので面白がってフォローしてくれていると思うんですけど、同業者が見てくれているってことにはやりがいを感じています。
●そしてついに今年はYouTubeにも進出しましたね。どんなきっかけで始めたんですか。
太田:きっかけは、今年のコロナ禍で1カ月間自宅待機があって、その間にふとYouTubeチャンネルでもやろうかなとツイートしたら、本部のM原さんに捕まったというか、「やってよ!」って言われて。それでやることになりました。
ただ実は僕、仕事と並行して音楽活動もやっていて、そっちではPVを作ってYouTubeにアップすることは定期的にやっているので、やり慣れていることではありました。
ぷちDENON YouTubeより「自己紹介」
●YouTubeのぷちDENONチャンネルはもちろん登録してます! いつも見せてもらっていますが、撮影の苦労話なども聞いていいですか。撮影はご自宅ですか。
太田:自宅です。5日間はお店で働いていますので、2日間の休日に撮るんですが、子供が2人いて、幼稚園の送迎などもやってますので、撮影時間はだいたい午前10時から午後1時までぐらいの3時間です。しかも最初の1時間はまず散らかったリビングの片づけからで…正味2時間ぐらいしか使えません。なので動画を1本作るのに1カ月ぐらいかかっちゃうんですよね。
●すごくおもしろいんですけど、シナリオなどはちゃんと作っているのですか。
太田:動画の中では脚本が無いような素振りでしゃべっていますけど、実際はめっちゃ脚本書いています(笑)。僕は脚本がないとできないし、しかも実際は何回も撮り直ししてるんで。
●じゃ、撮影前にシナリオを書いて片付けをして、撮影は何テイクも撮って大変ですね。編集はどうしてるんですか。
太田:実はぷちDENONの動画って、僕一人で作ってるんじゃなくてチームで作ってるんですよ。映像屋さんでK.K.さんという人で、彼はリアルな友達なんですけど、その人が編集をやってくれています。だからぷちDENONの動画は、2人で作った面白動画なんです。
動画中の文字で入っているツッコミや音なんかは、全部彼がやっていて、僕は全面的に任せているんです。だから動画を面白くしてくれるのは彼なんです。彼は関西育ちなのでツッコミが関東とちょっと違うんですよね。
ぷちDENONプロデュースでオーディオチェック用のアイドル曲を作りたい
●ちょっとぷちDENONさんの人となりをお聞きします。さっきもお話に出ましたがもともとバンドをやっていたんですか。
太田:やっていました。15年前ぐらいにインディーズブームがあったんですが、その世代です。バンドはBUCK-TICKみたいな感じで担当はギターです。それで2年前ぐらいに初めてDTMを触ったんですけど、今まで作った曲を勉強も兼ねてリメイクしてみようと思ってやってます。ぷちDENONチャンネルのイントロの音楽も自分で作っています。
●ぷちDENONをはじめて思い出深いエピソードがあったら教えてください。
太田:さいたまスーパーアリーナでアイドルマスターのイベントがあって、その時はお客さんが2000人ぐらい来たんです。
さいたまスーパーアリーナでライブがある時って、だいたいみんな朝は物販に行くんですけど、開場が夕方の4時ぐらいなので、それまではヨドバシカメラで時間を過ごすっていうのが流れになっていて、ちょっと聖地化している感じなんです。
だからライブがある時は人がいっぱい来ますし、連日来る人もいます。これだけお客さんが来るんだから、何が仕掛ければ売れるでしょうってことで、会場にぷちDENONが勝手に作ったセットを置いておいてみました。USB-DACを搭載した コンパクトなHi-FiプリメインアンプPMA-60とスピーカーのセットです。そこでアイマスの音楽を流しておくと、やっぱりお客さんはどんどん食いつくんですよ。
それでイベントの当日に2台売れて、さらにイベントが終わった後、他県からわざわざ埼玉まで買いに来てくれる人も人いました。その後のイベントではそのセットを目当てで来店してくれたり。
今の時代、オーディオはネットで買えるし、住んでいる所にだってヨドバシはあるんですけど、わざわざ埼玉まで来て僕のところで買って行ってくれたというのがとても印象深くて。これはすごいなと思いました。とても嬉しかったです。向き合ってみると、いわゆるオタクといわれる皆さんも、ちゃんと仕事して稼いだお金で楽しんでいる訳であって、人間として律儀でいい人がたくさんいるってことを実感しました。
●今後ぷちDENONとしてやってみたいことはありますか。
太田:あります。ぷちDENONプロデュースでオーディオチェック用の曲を自分で作りたいんですよ。
僕の周りには音楽の才能を持て余している人もいるので、その人たちの力を借りてオーディオチェックに使える曲を作って、誰か女性に歌ってもらうか、ボカロか、歌を入れてアイドル曲としてプロデュースしたいです。さらにそこに絵師がいればプロモーションビデオも作れるし。そういった才能を眠らせている人を見つけて何か一緒に作りたいんです。オーディオチェック用の楽曲に関しては、二人のユニットにするつもりで、すでにユニット名も決まってます(笑)
●ところで、ぷちDENONさんって、ヨドバシカメラさいたま新都心駅前店に行けば会えるんですか。
もちろん会えます。ただあれですよ、「ぷち」のポロシャツは着ていません(笑)
●おお、会いに行ける「中の人」ですね!
今回デノンオフィシャルブログに登場して、あんまり人気が出すぎるのも困っちゃうんですけどね(笑)。
●今日はありがとうございました。
(編集部I)
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