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石川ひとみ スペシャルインタビュー

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現在、全国のビックカメラ、ヨドバシカメラなどの店頭で、今聴いておきたいスペシャルナンバーをデノンブースで試聴できるキャンペーン「良い音で聴いてみたいリコメンドナンバー」を実施中です。(2018年9月20日まで)。
今回はそのリコメンドナンバーとして「わたしの毎日」「まちぶせ」の2曲がセレクトされている石川ひとみさんをデノンの試聴室にお招きし、レコードプレーヤーの新製品DP-400やヘッドホンAH-D7200、AH-D1200をご試聴いただきました。

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石川:童謡とか唱歌は子どもの頃から好きだったんです。

でも最初に自分でレコードを買ったのは小学校の4年の頃に聴いた『黒ネコのタンゴ』のシングルレコードでした。

これが大好きで、もう毎日、家のレコードプレーヤーでかけていて、そのうちレコードといっしょに歌うようになって。

当時はカラオケがまだありませんでしたから、とにかくレコードをかけてはずっと歌ってましたね。これが歌のスタートでした。

●では『黒ネコのタンゴ』が原点なんですね。


石川:そうなんです。それから歌謡曲が好きになって、天地真理さん、南沙織さん、小柳ルミ子さんといったアイドルの歌を聴くようになりました。

私は真理さんの大ファンだったのでシングルはもちろん、LPも買って、A面とB面必ず全部歌いました。

とにかく学校から帰ってきたら最初にすることがレコードをかけて歌うこと。それで歌うことが大好きになりました。

「歌」が、いつも私を支えてくれた。




●デビューされてからは「まちぶせ」の大ヒットがあり、その後は歌だけでなく司会や声優などさまざまな方面で活躍されました。


石川:はい。司会や声優など色々経験させて頂きとても勉強になりました。

そんな時も常に歌が心の中心にあり歌手である自分を大切にしようと努力していました。

●石川さんをそこまで魅了している「歌」の魅力とはどんなものでしょうか。


石川:今年デビュー40周年を迎えて、歌とはいつも自分の背中を押してくれるものであり、聞いてくださる方々とも楽しさ、希望、元気などを分かち合えるものだと言うことに気づきました。

歌にはやはり大きな力があるんですね。

●「歌」とは、聴き手だけでなく自分自身にも力を与えてくれる存在なのですか。


石川:はい。実は病気になってしまって歌をまったくシャットアウトした時期がありました。

その時は先が見えなくて「今までと同じような仕事をしていくのはもう無理かもしれない」という気持ちもあったので、音楽を聴くことをやめていたんです。

でも結局は少しずつ音楽を聴くようになり、そして歌うようになりました。

歌ってみたら、私、歌っている時の方が元気だし、ハツラツとしていられるんだなと感じたんです。

そこからさらに歌手を続けてきたわけですが、今になって思えばここまで私を支えていてくれたのは「歌」なんだなと思っています。

レコードの音は穏やかで、包まれ感がありますね。

●ところで、最近デノンからレコードプレーヤーが発売になりました。ぜひご試聴いただけますでしょうか。


石川:レコードプレーヤーですか、懐かしいですね。ぜひ聴かせてください。

●では石川さんのデビュー曲の『右向け右』をお聴きください。

 


 

石川:(試聴して)やっぱり懐かしいですねー。学生時代はいつもこういう感じで聴いていましたから。でも、今聴くとCDとは音が全然違いますね。

●CDとレコードではどんなところが違いますか。


石川:CDって音がパキーンとしてますよね。でもレコードって違う感じです。

穏やかというか。包まれた感じがします。パキ感じゃないんです。

●では、ここにRickie Lee JonesとNorah Jonesのレコードもありますので、これも聴いてみましょうか。



 

石川:(試聴して)まず、針が落ちたときの音にドキドキ感があって、いいですよね、CDだと、いきなりバンッてはじまりますから。音にも温かみを感じます。

●レコードはいろいろ手がかかりますよね。


石川:最近は(音楽が)CDになって、さらに配信になってきて、音楽を聴くために手間がかからなくて便利になった気がしますけど、レコードってなんでも手でやるんですよね、音楽をもう一度人のほうにたぐりよせた気がします。

CDの場合選曲は簡単にできますけど、二曲目から聞こうと思っても針を置くのに失敗して一曲目の終わりからになったりするのも、いいですよね。

ヘッドホン、いい音ですね。
最初に感動したオーディオがヘッドホンでした。




●次にデノンのヘッドホンもご試聴いただけますでしょうか。


石川:ヘッドホンといえば、私が最初に感動したオーディオがヘッドホンでした。

当時家にはヘッドホンがなくて、いつもスピーカーで音楽を聴いていました。

それで生まれて始めてヘッドホンを使ったのが、デビュー曲をレコーディングする時でした。

レコーディングでヘッドホンからイントロが流れてきたら、これがとってもいい音で気持ちよくて。

その次に自分が歌うじゃないですか、今度は素晴らしい音で伴奏と自分の声とが、いい音で耳に返ってくる、あの感動はいまだに忘れられなくて、今でもレコーディングは大好きです。

●なるほど。ではデノンのヘッドホンですがこれはAH-D1200のホワイトです。


石川:これは、とってもかわいい。当時のヘッドホンはゴツかったですけど、これは女性にもいいですね。

そういえば電車でもヘッドホンで音楽を聴いている女性も増えていますよね。

 

●そしてこちらがデノンのフラッグシップモデルのAH-D7200です。

 

石川:こちらは木目に高級感がありますね。さすがです。

●ではヘッドホンでノラ・ジョーンズを試聴してみましょうか。

 

 

石川:さすがフラッグシップモデルですね。すごくいい音です。

スピーカーで聴くのとはまた違った味わいがあります。なるほどねー。今、ヘッドホンが流行っているのがわかります。

これからは自分の歩幅で音楽と向き合っていきたい。




●今回、デノンのヘッドホンの試聴キャンペーンで「わたしの毎日」「まちぶせ」の2曲がセレクトされています。

その「わたしの毎日」についてお聞かせいただけますか。

石川:はい。「わたしの毎日」は今回リリースしたデビュー40周年アルバムのタイトル曲です。

オリジナルのアルバムを久々に出すことができて思ったのは、1つのアルバムを作るということは、応援してくださる方、聴いてくださる方、スタッフの方たちがいて、やっとできるということを、改めて感じました。

もちろん今までも分かっていたつもりでしたが、今回は実感として心からそう思いながらリリースしました。

それと同時に、これからの自分が向かっていく歌をもういちど探すことができたアルバムにもなりました。

これからも大切に歌っていくつもりの曲を集めたアルバムですので、ぜひデノンの試聴機で、ぜひ聴いてみていただきたいと思います。

●試聴機で聴くことができる「わたしの毎日」はどのあたりが聴きどころでしょうか。


石川:曲全体が聴きどころではあるんですが、歌詞で「私は歌う」というところがあって、そこに込めた私の気持ちをぜひ、デノンのヘッドホンでじっくりと聴いてほしいと思います。

またライブでみなさんが歌ってくださる「I love you so」という部分があって、そこもぜひヘッドホンで聴いていただけると、歌う時にもわかりやすいかなと思います。

●最後にデノンブログの読者、そして石川さんのファンのみなさんにメッセージをお願いします。


石川:今回のデビュー40周年のアルバムは、私にとっては歌手生活のひとつの通過点であって、自分を振り返る契機にもなりました。

今までの40年ですが、とても有意義な40年を歩いてこられたな、と思っています。

これからも、地に足をつけて、自分の歩幅で、自分のテンポで音楽と向き合って、自分らしく、ファンの方に「良かった」「また聴きたい」と思ってもらえるような歌を歌っていきたいと思います。

●今日はありがとうございました。

(編集部I)

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