今回はデノンのサウンドマネージャー米田晋のインタビューをご紹介いたします!
<音のこだわりについて聞きしました。>
私はデノン製品の音の責任者として、全ての製品に携わり音質確認を行なっています。
私はデノン製品の音の責任者として、全ての製品に携わり音質確認を行なっています。
デノンの製品をご使用いただき、みなさまが音楽や映像などを如何に楽しんでいただけるかが重要と考えています。デノンの音造りに関して言葉で表現することは難しいですが、敢えて言うならば「演奏家、製作者が表現したい音楽などのエネルギーや感性を余すことなく伝えたい。」につきます。
ご存知の通りデノンの前身は日本コロムビアというソフト/ハードを共に手掛けてきた日本初の会社であり、更にはNHKを始めとする放送用オーディオ機器に携わっていた会社です。
知らずの内に沁み付いている部分も有ると思います。もう少しブレイクすると、次のような3つのことが言えると思います。
1つ目は「音像、音場がぶれないこと」
演奏の重心が保たれ、安定したステージが表現できる。定位が安定して音楽表現ができる。密度感が保たれ、音場空間、スケール感が安定して表現できる、といった音楽表現力。
演奏の重心が保たれ、安定したステージが表現できる。定位が安定して音楽表現ができる。密度感が保たれ、音場空間、スケール感が安定して表現できる、といった音楽表現力。
2つ目は「エネルギーロスをしないこと」
躍動感、鮮度感が損なわれないこと。演奏のバランスが崩れないこと。音量変化によりイメージが違わないこと。作り手の思いがありのまま伝わることがポイントになります。
躍動感、鮮度感が損なわれないこと。演奏のバランスが崩れないこと。音量変化によりイメージが違わないこと。作り手の思いがありのまま伝わることがポイントになります。
最後は「心地良いこと」
デノン製品は長時間音楽などを聴いていても聴き疲れせず、リラックスをして楽しむことができることです。
デノン製品は長時間音楽などを聴いていても聴き疲れせず、リラックスをして楽しむことができることです。
この3つの要素と製品のコンセプトやターゲットユーザーなどを意識しながら、デノンの音としてふさわしいかを確認し、製品を世に送り出しています。
ありがとうございます。
次回はインタビュー第2弾「プリメインアンプPMA-2000RE、CDプレーヤーDCD-1650REの音作り」です。
次回はインタビュー第2弾「プリメインアンプPMA-2000RE、CDプレーヤーDCD-1650REの音作り」です。
写真提供:曽根田 元/ASCII.jp