
超初心者のための「オーディオって何?」

オーディオについて「実はいまいちよく分かってない」「いまさら聞けないことがある」なんて方、いらっしゃいませんか? 意外と多いそんな声にお応えして始まった超初心者のためのシリーズ。第1回は、まずは「そもそもオーディオって何?」からご説明します。
超初心者のための超入門企画。その第1回は基礎の基礎から。「オーディオって何?」についてです。
●オーディオとは?
オーディオって何でしょうか?
もうちょっとていねいに言えばオーディオシステム、オーディオセット。あるいはステレオなどとも言いますね。
つまり「音楽を聴くための機器」と言ってよいと思います。
オーディオの3つの要素
ではオーディオとはどういう仕組みになっているでしょうか。実は大きく分けて下の3つの要素でできています。
最初の要素は音源を再生するプレーヤー(1)です。通常多く使われているのはCDプレーヤーです。
CDプレーヤーはCDなどから音楽の信号を読み出します。
CD以外の音源でいえば、アナログレコードを再生するアナログレコードプレーヤー。
ラジオなどを受信して再生するAM/FMチューナー。
その他にもカセットデッキ、MDデッキなども音源を再生しますから、プレーヤーの仲間です。
つぎは(2)のアンプです。
プレーヤーから出力される信号は小さいので、スピーカーを鳴らせるぐらいの大きさに信号を増幅する必要があります。
その音声信号を増幅するのがアンプです。またその際に音質などの調整も行います。
そして3つめはアンプで大きくなった音楽信号を「耳に聞こえる音」にするスピーカーです。
通常、右と左の2つのスピーカーで再生します。これをステレオ再生といいます。
ヘッドホンはスピーカーを小型にして耳元に持って来たものだといえるでしょう。
ただスピーカーに比べて小さな音で再生できますから、アンプのパワーが小さくても駆動できるメリットがあります。
この3つの要素が揃って、オーディオシステムとなります。
この3つが最初からセットになっているのが、システムオーディオやミニコンポといわれる製品です。
ちなみにスマホ、iPodなどで音楽を聴く場合は、プレーヤーとアンプの役割をスマホが受け持ち、
スピーカーの役割をヘッドホンが受け持つ、という構成になります。
どんなに小さいシステムでも、3つの基本要素は持っているのです。
一方、音質にこだわるHi-Fiオーディオは、プレーヤー、アンプ、スピーカーという3大要素を、別々の機器に分けて構成します。
音の好みや、部屋の大きさなどを考えながら、プレーヤー、アンプ、スピーカーを自分の好みに合わせて自由に組み合わせて楽しむことができます。
(Denon Official Blog 編集部I)
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