ハイレゾ音源、DCD-SX1専用マスタリングCDを市販のCDと聴き比べ
DCD-SX1をお求めいただいた方に、ハイレゾ音源とDCD-SX1専用マスタリングCD(非売品)をプレゼントするキャンペーン中です。 社内で開催された試聴会で、ひとつの曲を市販のCD、ハイレゾ音源、DCD-SX1専用マスタリングCDの3種類で聴き比べ、マスタリングによる音の違いをレポートします。
デノンでは、スーパーオーディオCDプレーヤーDCD-SX1をお求めいただいた方に、
ハイレゾ音源とDCD-SX1専用マスタリングCD(非売品)をプレゼントするキャンペーンを行っています。
このディスク完成の折、社内で試聴会を開きました。
ひとつの曲を、市販のCD、ハイレゾ音源を収録したDVD-ROM、DCD-SX1に特化してマスタリングしたCDの3種類で聴き比べという、
めったにない試聴会でした。
今回は、マスタリングによる音の違い様子をレポートします。
ハイレゾ音源や、通常行われることのないDCD-SX1などのハイグレードなHi-Fiプレーヤーで再生することを前提として特別にマスタリングされたCDは、
市販のCDに比べてどのように音質が違うのでしょうか。
本ディスクが完成したところで試聴会を兼ね、マスタリングを担当した日本コロムビアの毛利 篤さんと
弊社のサウンドマネージャー米田 晋と一緒に聴き比べてみました。
DCD-SX1専用マスタリングCDは、規格そのものは市販のCDと同じですが、
DCD-SX1で再生することを前提に、Hi-Fiに特化したマスタリングを行っています。
ちなみに通常、特定の機種に特化したマスタリング処理は行いません。
CDが再生される環境は、ユーザーが持っている機器によってさまざまなので、
普段は平均的なオーディオ機器を想定してマスタリングを行っているそうです。
毛利さんにDCD-SX1の特徴と今回のマスタリングについて聞いてみると、
「DCD-SX1は空間表現力が豊かで、ダイナミックレンジも広く、その音質の上品さ、繊細さに驚きました。
今回の特別なマスタリングでは、その特長を活かせるように努めました」とのこと。
試聴会では、まず市販のCDをDCD-SX1で再生してみました。
十分に聴き応えがあります。
しかし、続けてDCD-SX1専用マスタリングCDを掛けてみると、音の滑らかさ、広がりが違って感じられました。
市販のCDと同じ44.1kHz/16bitなのに、マスタリングの違いでこれほど音の滑らかさ、響きが違うのかと驚きました。
「誰もが知っている曲なのに、DCD-SX1専用マスタリングCDの極めて自然なサウンドが、新しさ、瑞々しさを感じさせてくれました」(米田)
「前奏におけるオーケストラの小さな音、ボーカルのエコーの消え具合など、会場で響いているような雰囲気が伝わってきます」(毛利)
続いてハイレゾ音源を聴いてみました。ハイレゾ音源は、記録されている音の情報量そのものが市販のCDに比べると格段に多いです。
その情報量が持つ迫力を如実に感じたのは、フルオーケストラである「HIROSHIMA」を再生したときでした。
フルオーケストラは、演奏される楽器の規模、演奏者の人数が段違いに多く、ステージも広いです。
ステージいっぱいに広がった数多くの楽器から発せられる膨大な音の情報。
最初に音が響いた瞬間から、ハイレゾ音源が持つ空間表現力に圧倒されました。
もちろん、先に市販のCDを聴いたときも十分に迫力は感じました。
「さすがDCD-SX1」と満足していたのですが、その後、ハイレゾ音源を再生してみると「こんなに凄い音楽だったのか!」と改めて驚いた次第。
すべて試聴した後に振り返ってみて、ユニークだと思ったのは美空ひばりの「愛燦燦」でした。
ハイレゾ音源を収録したDVDにある愛燦燦の音源は、ハイレゾではなく44.1kHz/16bitのファイル。
つまり、市販のCD、DCD-SX1専用マスタリングCD、今回試聴した音源はすべて同じ規格なのです。
それでも3種類を聴き比べてみると、ボーカルの透明感、音場空間の広がりに違いが感じられました。
「マスタリングの方法によって、こんなにも違うのか」と試聴会に同席したメンバー全員が驚いたのでした。
このようにいろいろな聴き比べが楽しめるよう、このセットには、クラシックから歌謡曲、ジャズなどいろいろなジャンルから選曲しています。
手に入れた方は、マスタリングによる音の違いをぜひご堪能ください。
DCD-SX1購入者限定 専用マスタリングCD(非売品)プレゼントキャンペーンは12月31日まで。
詳しくはこちら
この試聴会の様子は、キャンペーンプレゼントに添えられているライナーノーツに詳しく記載されています。
(Denon Official Blog 編集部O)