
DCD-SX11&PMA-SX11登場!

スーパーオーディオCDプレーヤーDCD-SX11とプリメインアンプPMA-SX11が発表となりました。今回は2モデルの概容とプレス発表でのお披露目の様子をレポートします。
(写真上)
スーパーオーディオCDプレーヤー
360,000円(税抜価格)
10月中旬発売予定
(写真下)
プリメインアンプ
380,000円(税抜価格)
10月中旬発売予定
製品の詳しい紹介はプレスリリースをご覧ください。
先日、デノン本社でこの秋に発売される新製品の発表会が行われました。
今回はそこで発表された
Hi-Fiオーディオの新製品、PMA-SX11と
USB DAC内蔵のSACDプレーヤーDCD-SX11をご紹介します。
SX11シリーズは、現在のデノンのHi-Fiオーディオのフラッグシップモデルである、
PMA-SX1、DCD-SX1の流れを受け継ぐモデルです。
価格帯としてもPMA-SX11=38万円、DCD-SX11=36万円というプライスゾーンであり、まさにフラッグシップモデルのすぐ下に位置するもの、といえるでしょう。
両モデルともに、SX1の開発思想を継承し、フラッグシップモデルへと肉薄するクオリティを実現しています。
まずはPMA-SX11から。
一見してわかるように、イルミネーションがついた大型のボリュームコントロールは、まさにSX1直系。
高級感溢れる美しい造形です。
開発コンセプトはSX1同様に「シンプル&ストレート」。
パネルのフェイスもSX1とよく似ています。
ただしPMA-SX1はヘッドホンが接続できませんが、PMA-SX11はヘッドホンが使用可能となっており、ヘッドホン端子がフロントパネルについています。
心臓部といえる最新世代のUHC-MOS FETはPMA-SX1と同じものが採用されており、出力は120W/8Ω、240W/4Ωを実現しています。
また電源部にもクリーンで強力な電源が搭載されました。
PMA-SX11の内部はこのようになっていますが、非常に美しいシンメトリーな回路配置となっており、ステレオのセパレーションが厳密に行われていることが一目でわかります。
そしてDCD-SX11です。
DCD-SX11もDCD-SX1を継承したモデルです。
多くの回路設計技術をSX1から受け継いでいますが、DCD-SX11ではハイレゾ時代の進展に伴って、DSD 11.2 MHz、PCM 384 kHz / 32 bit対応USB-DACを搭載しました。
また、新開発のオリジナルドライブメカニズムを搭載しており、DSDデータが記録されたディスクの再生にも対応しています。
デノン独自のアナログ補完技術384kHz/32bitの信号に対応した最新バージョンの
「Advanced AL32 Processing Plus」を搭載しております。
384kHzの信号は2倍にオーバーサンプリングされ、より原音に忠実な音が再現できます。
このあたりはDCD-SX1をも凌ぐ機能を持っていると言えるでしょう。
機能説明の後、デノンの試聴室で短時間ながら、試聴が行われました。
(写真中央がPMA-SX11、写真右端がDCD-SX11)
試聴のナビゲートは、デノンのサウンドマネージャー山内が行いました。
PMA-SX11+DCD-SX11の組み合わせで、2曲、ビョークのストリングスを駆使した楽曲とチャイコフスキーの交響曲を試聴しました。
ビョークの曲では、何もない空間に急にストリングスが明瞭な定位で現れ、その真ん中から歌が聞こえてくる、そんな立体的な音場を感じました。
チャイコフスキーの交響曲は、まさにホールでのリアリティそのもの。
Super Audio CDの音源でしたが、オーケストラのダイナミクス、ホールの残響などが
濃密な解像度で表現されていました。
短時間ながら、PMA-SX11、DCD-SX11の表現力を垣間見られた試聴でした。
まだ発表したばかりですので、読者のみなさまにご試聴いただけるのは、もう少し先になりそうですが、このブログでも、さらにSX11シリーズの魅力を掘り下げて行く予定です。
ぜひお楽しみに。
(Denon Official Blog 編集部 I)
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