デノンAVアンプ「AVC-A110」が大好評の理由を、AVAC新宿本店菅原店長にきいてみた
デノンAVアンプの新たなフラッグシップモデル「AVC-A110」がおかげさまで好評をいただいています。今回は日本全国でホームシアター関連製品の販売を手掛けるアバックの旗艦店「アバック新宿本店」にうかがい、菅原義純店長にAVC-A110の魅力やお客さまの反響についてインタビューしました。
13.2 ch AVサラウンドアンプ
AVC-A110
アバック菅原店長は、2016年にもデノンオフィシャルに登場いただいています!
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巣ごもり需要でAVアンプのエントリーモデルは人気だが……
●本日はお忙しい中お時間いただきありがとうございます。AVC-A110がアバック新宿本店でも好評いただいているということでお話をうかがいに来ました。その前にお店のことをお聞かせください、このコロナ禍において、かなりご苦労されていると拝察します。
株式会社アバック 新宿本店 菅原義純店長
菅原:コロナ禍の初期は弊社も休業したり営業時間を短縮したり、来店も予約制にしましたが、今はお客さまにマスクの着用と検温をお願いして感染症対策に万全を期しつつ、通常営業を行っています。ただ、まだまだ感染が収まらない状況ですから、ご来店されるお客さまは少ないですね。またこのコロナ禍で様々なことが予定通りに進まなかった中、デノンさんは8Kなどの新機能を搭載したAVアンプなどの新製品を果敢に出してくれました。この時期に敢えて製品を出していこうという姿勢は、販売店としても助かりますし、いちAVファンとしても率直に嬉しいです。
●コロナ禍で巣ごもり需要が起こり、ホームシアター関連商品は売れているという話も聞きました。
菅原:ホームシアター機器全体の需要が高まっているのは事実です。ただし傾向としてはこれからホームシアターをやってみたい、というビギナーの方が多く、製品ジャンルとしてもエントリー機種がよく出ていて、実際在庫も足りない状況です。
ステイホームを契機に新たにホームシアターを始める方がいることは、ホームシアター業界としてはウェルカムで、いい種まきになっているのではないでしょうか。ただ中上機モデルをメインにしている当店に巣ごもり需要がそのまま当てはまるかというと、そうではないです。ネットの情報だけで買う製品ではないので、やはり来店してじっくりと試聴してからご購入されるお客さまが多いので、ご来店が難しい状況下では、これまで以上に工夫が必要です。
アバック新宿本店はオーディオ機器とホームシアター関連製品全般を取り扱う
試聴室のリファレンス用アンプにAVC-A110を採用
●そんな状況の中ですが、AVC-A110はご好評いただいていると聞いています。
菅原:まずAVC-A110は私たちアバック新宿本店としても非常に高く評価していて、実際店内にはプロジェクターの比較ができる大きな試聴室があるのですが、その試聴室のリファレンス用AVアンプとしてAVC-A110を導入しています。
リファレンス用AVアンプとして試聴室に設置されたAVC-A110
●菅原店長としては、AVC-A110のどういうところを評価いただいたのでしょうか。
菅原:これまでのフラッグシップモデル「AVC-X8500H」が出た時も、AVアンプのハイグレードモデルはセパレートに向かっている中、デノンはきちんと一体型のいいモデルを出してきてくれて、しかもデノンらしい厚みのあるサウンドでいいアンプだなと思っていました。
そして昨年、AVC-X8500HをベースにブラッシュアップされたAVC-A110が出たわけですが、さらに価格も上がりましたから、高級AVアンプ市場において一体型モデルとして果たしてどこまで通用するのかなと思いました。でもAVC-A110を最初に聴いた時、「あ、これはAVC-X8500Hとは違うぞ」と思いました。
●どのように違っていたのですか。
菅原:一聴してわかるぐらい音質が違っていました。予想よりずっと音質が向上していたんです。実際のところ、新機能としての8K対応はありますが、チャンネル数やその他の機能はAVC-X8500Hと変わらないわけで、やはり我々も、お客さまも、みんな驚いたのは音のクオリティでした。
●AVC-A110の音の良さを言葉にすると、どんな感じになりますか。
菅原:AVC-A110はAVアンプを超えたオーディオ的な鳴り方をしています。オーディオ的、といっても大人しいサウンドなのかというと、決してそういうわけではなくて、ちゃんとデノンのAVアンプらしい音作りがされています。そのサウンドの押し出し感は、「ああ、映画を見ているな」という感覚が持てる、映画好きなら誰もが好感を持てる音です。
●「オーディオ的な鳴り方」ということは、解像度が高いという意味ですか。
菅原:はい。つきなみな言い方ですが、今まで聴こえていなかった音が聴こえます。我々がイベントなどで何度も観ているシーンでも「え、こんな音あったかな?」と聴き直すほど解像度が高いです。
4年程前にデノンオフィシャルブログに出させていただいた時はちょうどDolby Atmosが出たタイミングで、その時いくつかDolby Atmosが楽しめる映画ソフトをご紹介していますが、今、そのソフトをAVC-A110でもう1回観ると、サラウンド感が全然違うんですよ。
例えば『ゼロ・グラビティ』や『トランスフォーマー』など、当時出たDolby Atmos対応ソフトをAVC-A110で聴くと、特にトップスピーカーの音の鳴りや解像度の違いを強く感じます。上からの音にはこんなに情報量が入っていたのかと驚かされますし、音像の繋がりってこんなに滑らかだったのかと感じます。ソフト自体は同じものを聴いているわけですから、以前は引き出せていなかった音が、AVC-A110ではしっかりと再生されているのだと思います。
アバック新宿本店の試聴室には試聴用のソフトが多数揃えられている
AVC-A110は、AVC-X8500Hから買い換える方が多い
●アバック新宿本店では、AVC-A110はどんな方が購入されていますか。
菅原:AVC-A110の試聴会を行ったのですが、驚いたのはAVC-X8500Hをすでにお持ちの方が多かったことです。しかも、試聴された結果、AVC-X8500Hから買い換えるお客さまがかなりいらっしゃいました。
●AVC-X8500Hで耳が慣れているオーナーの方がAVC-A110を試聴して買い換えるというのはすごいことですね。
菅原:そうなんです。おそらくAVC-X8500Hを購入されてまだ2年も経っていないのに、買い換えていただいています。
AVC-X8500Hから買い換える方の多くは、たいてい「どのくらい違うのかちょっと聴いてみよう」といった軽い気持ちだと思うんですよね。それで実際に聴いてみての第一声が「あれ、うちの音と違うぞ」。そうしてビックリして、虜になって、買い換えている、という状況です。そのようにして買い換えられた方に後日「家で設置してみてどうでしたか?」と尋ねると、みなさん「買い換えてよかったよ」とおっしゃいます。「家のスピーカーが蘇ったよ」といった言葉もいただくことが多く、販売した側としてもとても嬉しいです。
アバック新宿本店は防音施工からAV機器までホームシアターのすべてがワンストップで揃う店
●このアバック新宿本店についてご紹介いただけますか。
菅原:ここアバック新宿本店は当社の旗艦店で、最大の特長はAV機器、オーディオ機器の販売だけでなく、防音を含めたホームシアターの施工までを手掛けている点です。ホームシアターの全てが揃うお店と申し上げていいと思います。ですから機器の相談だけではなく、お部屋をどうするか、というところからご相談いただけます。
●試聴環境も素晴らしいですね。
菅原:まず入ってすぐのところにオーディオ用試聴スペースがあり、その奥にご家庭のホームシアター環境に近い設定でAVアンプの比較試聴ができる防音室があます。そしてそのさらに奥にはプロジェクターやスクリーンの比較ができ、イベントも実施できる本格的な試写室があります。
オーディオ試聴コーナー
ホームシアター試聴室(防音室)
外に置かれているAVアンプをスイッチ盤で切り換えて試聴できるしくみとなっている
●多数のAVアンプをスイッチ操作だけで簡単に聴き比べられるのは便利ですね。奥の大型のスクリーンがある試写室ではプロジェクターの比較ができるんですよね。
菅原:はい。複数のプロジェクターを投射して比較できるお店はあまりないと思います。しかもこの試写室はスクリーンが数あり、2画面に同時投射して写り具合を比べることができます。
大型スクリーンでの試聴が行え、試聴イベントも開催できる試写室
複数のスクリーンが用意されており、2画面でプロジェクターを比較する試写も可能
●アバック新宿本店は、現在予約なしでも来店できますか。
菅原: 申し訳ございませんが、現在はご予約制にて承っております。ご来店時にはお電話やホームページにあるご予約フォームから事前お申込みをいただければ、スムーズにご対応できます。
●とはいえ、昨今の状況からなかなか外出できない方も多いと思いますが、中には試聴せずに買われるお客さまもいらっしゃるのですか。
菅原:ほとんどの方は試聴して購入されますが、中にはスタッフが製品の情報を伝えると「聴いていないけど、それだったら買ってみよう」という方も中にはいらっしゃいます。AVC-A110はスタッフみんなが製品としての良さを認めているので、お客さまと電話で会話していても「いいモデルですよ」とためらいなく推せるんですよね。営業トークではない「本当に良かった」という私たちの気持ちが、自然とお客様に伝わるんだと思います。
●菅原店長、ご多忙中ありがとうございました。
AVC-A110について松本副店長と桜庭さんにもきいてみた
株式会社アバック新宿本店 松本弘典副店長
●松本副店長、AVC-A110を聴いた印象はいかがでしょうか。
松本:やはりデノンさんの110周年のフラグシップだけあって、他の追従を許さない圧倒的なAVアンプだと思います。ドライブ能力も高いし、音だけじゃなくて映像系の処理回路にも多彩な機能が搭載されているので、私としても自信を持ってお勧めできるAVアンプです。
●AVC-A110の音質についてはいかがでしょうか。
松本:従来のデノンらしいパワフルな音だけではなく、そこに繊細なニュアンスも入っているので、映画のみならず音楽観賞にも使える素晴らしいアンプだと思います。
●お客さまの評価はいかがですか。
松本:みなさんお褒めになるのは、AVC-A110の音の情報量ですね。同クラスやそれ以上のAVアンプをお使いの方がAVC-A110と聴き比べた瞬間に明らかに違うとことを実感されて、買い換えてしまうぐらい音が良いモデルだと思います。
●松本さん自身、聴いて驚かれましたか。
松本:はい、驚きました(笑)。自分の中でイメージしていたものを、完全に上回ってきました。
●ありがとうございました。
株式会社アバック新宿本店 主任 桜庭太郎さん
●桜庭さん、AVC-A110に対するお客様の反応はいかがでしょうか。
桜庭:他のAVアンプから頭ひとつ抜けている存在で、同グレードのAVアンプをお使いのお客様に聴いていただいても「全然違うね」と言われます。また試聴室ではBowers & Wilkins の800シリーズで組んでいることが多いのですが(2021年1月時点)、AVアンプでこのクラスのスピーカーをここまできちんと駆動できるのか、と驚かれるお客さまも多いです。中には他社のセパレート型のAVアンプからAVC-A110に入れ替えた方もいらっしゃいます。
●桜庭さん自身、聴いてみてどう感じましたか。
桜庭:それまで店でAVC-X8500Hをよく使っていましたから、その音は良く知っていたわけですが、AVC-A110を聴いて私自身も全然音が違うなと思いました。映画を1本観るだけで違いはすぐわかります。逆に今まで見てきた映画をもう一度全部見直してみたくなりますね。
●なるほどですね! 今日はありがとうございました。
株式会社アバック
https://corp.avac.co.jp
〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-5-9 ファーストリアルタワー新宿3F
アバック新宿本店
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(編集部I)