サウンドバーDHT-S216でライブ配信を楽しむ
コロナ禍も2年目に突入し、大変なことには変わりありませんが、ステイホーム中だからこそ新しいことにチャレンジしたり、自分なりの楽しみ方を見出す方も多いのではないでしょうか。今回のデノンブログは「サウンドバーDHT-S216でライブ配信を楽しむ」をテーマにお送りします。リビングでのくつろぎタイムにいかがでしょうか。
サウンドバーひとつあれば、リビングがホームシアターに
ホームシアターというとAVアンプにスピーカーを繋いで…、とあれもこれも買わなきゃいけないんでしょ? と思われるかもしれません。もちろん、AVアンプ+スピーカーを設置したホームシアターは素晴らしい音響が楽しめますが、ホームシアターを試してみたいという方、まずは手軽に楽しんでみたい方におすすめなのがサウンドバーです。今回ご紹介するサウンドバーDHT-S216は、バーチャルサラウンド「DTS Virtual:X」に対応しているため、テレビの前に置いたサウンドバーの本体だけで、音の広がりや臨場感をしっかり感じられるサラウンドサウンドが味わえます。低音が弱いと、音として迫力に欠ける場合がありますが、DHT-S216にはサブウーハーも内蔵されていますので、低音域もがっちりカバー。低音域から高音域までバランス良く響くのが特徴です。スリムデザイン(高さ66mm)でテレビの前に設置しやすく、接続も簡単で、ARCに対応しているテレビにはHDMIケーブル1本で接続が可能です。
ライブ配信は有線接続が安定しやすい
ライブ配信をリビングのテレビで観るには、PCやスマートフォン、タブレットなどのデバイスで再生している配信画面を、テレビに映す必要があります。やり方は下記の2通り。
- 各デバイスとテレビをWi-Fi経由で繋いでミラーリング(無線)
- 各デバイスとテレビをHDMIケーブル等で繋いでミラーリング(有線)
無線か有線かの違いなのですが、無線の場合はデバイスによってミラーリング方法が違い、場合によってはミラーリング用のアプリなどが必要なこともあります。ただ、無線の場合はよほど回線速度と強さが安定していないと、ライブ配信を長時間見続けるのは難しいかもしれません。ちなみに私(編集部S)の家ではWi-Fiがあまり強くないのもありますが、無線だとほとんど観ることができませんでした。ライブ配信はデータ通信量が多いので有線が安定しやすいと思います。今回はPCとテレビをHDMIケーブルでつなぎ、PC画面をテレビにミラーリングして楽しむことにしました。
毎日ライブ配信を行っている「新宿PIT INN」でジャズを楽しむ!
音楽のライブ配信を観たいと思っても、いつどこで何をやっているか分かりにくいですよね。好きなアーティストがコンスタントに配信しているとは限りません。新しい音楽やアーティストを聴いてみたい時や、今夜、何か音楽のライブ配信を楽しんでみたい気分の時におすすめなのが、50年以上の歴史を持つ老舗のジャズクラブ「新宿PIT INN」のライブ配信です。ライブは昼の部と夜の部がありますが、月額(1,100円)を支払えば、ライブ配信もアーカイブも見放題という充実ぶり(ただし二部構成のライブの第二部のみ)。月額とはいえ1回のライブに支払う金額と考えても安いですし、あまり観なくなったなと思えば休止すればいいので、かなりお得感があります。スケジュールなどは公式サイトをチェックしてみてください。
新宿PIT INN
公式サイトhttp://pit-inn.com/
新宿PIT INNのライブ配信はいくつか観たのですが、中でもブルース歌手、近藤房之助さんのライブ配信「近藤房之助meets Boys+井上 銘」は印象的でした。近藤房之介さんと言えば、1990年当時、アニメ「ちびまる子ちゃん」のオープニング曲を歌ったB.Bクイーンズのメンバーで一番目立っていたおじさん、という印象でしたが本当はバリバリのブルースマンと知ったのはずいぶん後のことです。そんな近藤房之介さんのライブは、高校在学中にプロキャリアをスタートして、数々の賞を受賞しているギタリストの井上銘さん、ドラマーの石若駿さんといった若手ナンバーワンの俊英たちとの共演でした。
近藤さんの渋すぎる歌声に、丸みのある音色と緩急、エッジの効いたブルースギターとピアノ、ウッドベースとドラムが全体を包み込むようなサウンドが心地よく。どこか乾いていて気だるげな極上のブルースは夏に似合います。うーんカッコイイ!
通常のテレビのスピーカーのままであれば、とてもフラットで味気ない音に聴こえていたと思いますが、DHT-S216があるだけで音がリビングにばっと拡がって、臨場感が全然違います。ぐっと入り込むことができるので、音の表情を楽しむことができます。パソコンの小さな画面で観るのではなく、テレビの大画面に映すことで、メンバーのアイコンタクトや表情などもクリアに追うことができて、現場の空気感も感じ、まるでリビングがライブ会場になったかのようでした。
DHT-S216は3つのサウンドモード(Music / Movie / Night)が選べますので、音楽ライブ配信を観るときは「Music」モードがおすすめです。さらに好みでベース音も調整できるのも嬉しいです。
落語や演劇、トークライブほか、さまざまなライブ配信も要チェック
他にもライブ配信を行っているお店などの情報を集めてみました。日本ジャズの聖地「ブルーノート東京」も精力的にライブ配信をしていますので、気になるアーティストが出ていないかチェックしてみてください。
あとはチケットぴあ、イープラスなどのイベントチケットを扱う会社が運営する、ライブ配信情報もあります。ここでは音楽だけではなく、トークイベントや、落語や演劇などさまざまなライブ配信を行っているようです。
ブルーノート東京 公式サイト
http://www.bluenote.co.jp/jp/
イープラス ストリーミング
https://eplus.jp/sf/streamingplus
チケットぴあ 動画配信サービス
https://t.pia.jp/streaming
またロックフェスや屋外イベント系は、今後YouTubeでライブ配信を行う可能性もありますので、マメにチェックしておくと良いかもしれません。まだまだステイホームな日々が続きそうですが、ライブ配信に合わせてお酒や美味しいものを準備したり、友だちと同時に観てSNSで感想を実況し合ったりと、今ライブでやっている配信だからこそ、イベントごととしてお家でも楽しめます。いつか、心置きなく生のライブを楽しめる日まで、アーティストやライブハウスを支える意味でも、ライブ配信はたくさん観たいと思っています。
(編集部S)