OTOTEN2019レポート

東京国際フォーラムで開催されたOTOTEN 2019。今年も様々な新商品などが展示され、多くのお客さまにご参加いただきました。

音展の入り口近くで開催されていたのがこれからオーディオを始めたい方のための「オーディオスタートコーナ−」。レコードプレーヤー、AIスピーカー、ワイヤレスヘッドホンなどをテーマに、メーカーを超えた展示が行われ、コーナーごとにコンシェルジュが丁寧に説明してくれます。

入り口の奥にはクルマが展示されていました。なんだろうと近づいてみると、これがなんとカーオーディオ体験コーナー。カーオーディオ各社のデモカーが計5台用意されており、聴き比べ体験が行えました。オーディオイベントで、実際にカーオーディオの比較体験ができるのはOTOTENならでは。

同じく１階にあったソフト・書籍販売コーナーでは、オーディオ専門誌や書籍などの販売も行われており、バックナンバーなどを購入するお客さまも多数いらっしゃいました。

そしてやはりアナログレコードコーナーは大人気。良いオーディオの音を聴いて、おもわずオーディオ熱が高まったのでしょうか。中古レコードの掘り出し物を真剣に探すアナログレコードファンを多数見受けました。

こちらはセミナールームで開催されていたクアルコムのプレゼンテーションの様子。デノンブログでも何度かご登場いただいているクアルコムの大島さんが「クアルコムの最新オーディオプラットフォーム」についてのプレゼンテーションを行われていました。

「音のサロン」と題されたイベント会場でもいま話題のレコードのハイレゾ音源との聴き比べや、最新アンプの比較試聴など、様々なイベントが目白押しでした。

こちらは「音のサロン」で開催されていた「ボヘミアン・ラプソディ頂上決戦」というユニークなイベントの様子です。クイーンのボヘミアン・ラプソディの音源を、ストリーミング、ハイレゾ、CD、そしてオリジナルのLPなどの音源でどんどん比較試聴していくという興味深い内容でした。

デノンのAVシアタールームでは、Dolby Atmos、DTS:Xなどのデモンストレーションを実施

デノンは、今回、AVアンプとHi-Fiでそれぞれ別のブースを用意してデモンストレーションを行いました。AVアンプはDolby Atmos、DTS:Xなどのソフトが再生できるサラウンドシステムを組み、実際にイマーシブオーディオの世界をご体験いただきました。

写真はデノンAVアンプのフラッグシップモデル「AVC-X8500H」のデモンストレーションの様子。最上機種ならではの高品位なサウンドと迫力あふれる臨場感を見せつけました。

↑デノンAVアンプのフラッグシップモデル　AVC-X8500H

Hi-Fiシステムのデモンストレーションブースでは、コンセプトモデル「MODEL X」の試聴会などを開催

そしてこちらがデノンのHi-Fiシステム用のデモンストレーションブース。おかげさまで多くのお客さまにご来場いただき、どの回も試聴のお客さまで満員御礼となりました。

反射・吸音パネルなどで丁寧に音場が整えられた空間でご試聴いただきました。

こちらはHi-Fiシステム用のデモンストレーションブースで行われた「新しいデノンプレミアムサウンド」と題されたデモの様子です。まずはNEシリーズのプリメインアンプ「PMA-2500NE」とスーパーオーディオCDプレーヤー「DCD-2500NE」による試聴が行われました。

2500NEシリーズの試聴で新しいデノンのサウドコンセプトである「ヴィヴィッド＆スペーシャス」を堪能したところで、昨年の東京インターナショナルオーディオショーでも披露された、次世代のデノンのHi-Fiサウンドを示すコンセプトモデル「MODEL X」の試聴が行われました。「MODEL X」とはデノンのサウンドマネージャー山内が自らの理想とする「ヴィヴィッド＆スペーシャス」を具現化するため、日々手を入れながら進化させているコンセプトモデルです。

こちらがコンセプトモデル「MODEL X」のプリメインアンプ（下）とスーパーオーディオCDプレーヤー（上）。

MODEL Xの試聴では、マーラーの交響曲5番、ストラビンスキーの「火の鳥」といったクラシックから、ダイアナ・クラールのジャズボーカル、オスカー・ピーターソンのピアノトリオ、そしてマイケル・ジャクソンの「ブラック・アンド・ホワイト」と、クラシック、ジャズ、ポップスの全てのジャンルの音楽を試聴しましたが、どのジャンルの音楽も、初めて聞くような鮮度の音であり、デノンが今後目指して行くのであろう、次世代の「ヴィヴィッド＆スペーシャス」を体現していたと感じました。今後、このサウンドがどこまで進化するのか、非常に興味があります。MODEL Xは今後も試聴する機会があると思いますので、みなさんもぜひご期待ください！

（編集部I）