2022東京インターナショナルオーディオショウレポート
2022年10月28日〜30日の3日間、国内外のHi-Fiオーディオの祭典「2022東京インターナショナルオーディオショウ」が東京国際フォーラムで開催されました。デノンはHi-FiコンポーネントやAVアンプの今年の新製品に加えて未発表のAVアンプのフラッグシップモデルAVC-A1Hを参考出品。その様子をレポートします。
「2022東京インターナショナルオーディオショウ」が今年も東京国際フォーラムで開催されました。昨年同様、新型コロナウイルス感染症予防対策のため、定員を絞った上での事前予約制となりました。会場ではマスクの常時着用や手指消毒の徹底など、ガイドラインに基づく徹底した感染拡大防止対策の下、開催されました。
デノンブースではこの夏登場したばかりのHi-FiコンポーネントのPMA-900HNE、DCD-900NE、PMA-1700NEに加え、スマートスピーカーの新製品のDenon Home 350を含む、Denon Homeシリーズの3モデル、そしてつい先日発売されたAVアンプの新製品AVR-X 3800H、AVR-X 2800H、AVR-X580BT、さらに日本では未発表のAVアンプの新たなフラッグシップモデルAVC-A1Hのデモが行われました。
こちらがデノンの製品展示スペース。新製品がずらりと並べられました。
デノン初のネットワーク対応プリメインアンプPMA-900HNE
Denon Home 350(奥)、Denon Home 150(手前左)、DENON HOME 250(手前右)のDenon Homeシリーズ
一番シンプルな5.2chAVサラウンドレシーバーAVR-X580BT
7.2chAVサラウンドレシーバー AVR-X 2800H
9.4chAVサラウンドレシーバー AVR-X 3800H
日本では未発表のフラッグシップAVアンプ AVC-A1H
展示されたモデルは実機の回路をつぶさに見ることができるように、天板を外しての展示となりました。こちらは予告無しで参考出品されたAVC-A110の内部です。アンプ回路がギッシリと詰まっています。
定員を絞った上での事前予約制ではありましたが、デノンブースの試聴コーナーには多くのオーディオファンにお集まりいただきました。ありがとうございました。
こちらが試聴ブースのラックです。デモによって機材は入れ替えがありましたが、スピーカーにはDALIの最高峰のスピーカー「KORE」(定価 8,250,000円(1本・税別))がフィーチャーされました。
デモブースでは新製品を中心としたさまざまなデモが開催されました。会期中1回だけデノンのサウンドマスターを務める山内が登壇し、110周年記念モデルであるDCD-A110とPMA-A110でデモを行いました。
DCD-A110、PMA-A110(ラック中央)
山内のデモでは、山下達郎の新譜の「Softly」や、先日亡くなったオリビア・ニュートン・ジョンの「そよ風の誘惑」のアナログレコードをデモ曲に選ぶなど、さすがのセレクションでした。
今年のデモブースで特に話題を集めたのが、日本では未発表のAVアンプの新たなフラッグシップ、AVC-A1Hのデモです。AVC-A1Hの「A1」とは、1996年発売のAVサラウンドアンプAVC-A1の品番を受け継ぐ、いわばデノンAVアンプのエースナンバーと言えるでしょう。
AVC-A1についてはデノンミュージアムをご覧ください。
こちらがAVC-A1Hのデモンストレーションの様子。
AVC-A1Hの開発者である高橋も登壇し、製品説明を行いました。
またレコーディング・マスタリングエンジニアのオノ セイゲン氏が飛び入りしたプログラムもあり、
その折にはオノ氏がリマスタリングした「ニューシネマパラダイス完全版」(PCM5.1+Dolby Surround)をDolby Atmosでアップミックスして試聴を行いました。
会場はDolby Atmos用にスピーカーがセットアップされました。特に斬新だったのがサブウーハーを合計4台、会場の4隅に設置して使用したこと。「重低音が動く」ということが体感できました。
※デノンのAVアンプの開発者である高橋とオノ セイゲン氏との対談がデノンオフィシャルブログに掲載されています。
以下もぜひご覧ください。
というわけで、2022東京インターナショナルオーディオショウには大勢のお客さまにご来場いただき、御礼申し上げます。
来年も、東京インターナショナルオーディオショウでお会いしたいと思います。
(編集部I)