ニューカテゴリーのDAC系3兄弟を一気にご紹介!
今回はDAC系のニューカテゴリーの製品、DA-300USB、DA-10、PMA-50製品をどーんと並べ、どこがどう違うのかをご紹介。どれにしようかとお悩みのあなたの疑問にバッチリお答えします。
デノンは昨年からDA-300USB、DA-10、PMA-50と、デジタル音源の再生に特化したPCオーディオ、またモバイル用途のDACといった今まで手がけていなかったカテゴリーの製品をリリースしてきました。
発売時期が異なっていたこともあり、いままでブログでこの3製品を同時に比較したことがありませんでしたので、今回はこのニューカテゴリーの兄弟機を並べ、大きさの違いやコンセプト、使い勝手の違いなどについて、どこがどう違うのかをご紹介。
どれにしようかとお悩みのあなたの疑問にバッチリお答えします。
というわけで、まず本日登場する3兄弟とは、この3モデルです。
ポータブルUSB-DAC / ヘッドホンアンプ
DA-10
希望小売価格:オープン価格
DA-10スペシャルサイト
USB-DAC / ヘッドホンアンプ
DA-300USB(S:シルバー)
希望小売価格 57,500円(税抜)
DA-300USBスペシャルサイト
USB-DAC / プリメインアンプ
PMA-50
希望小売価格:68,000円(税抜)
ではこの3モデルについて、D&Mホールディングス マーケティンググループ宮原利温が語り尽くします。
D&Mホールディングス マーケティンググループ宮原利温
デノンでは昨年からDA-300USB、DA-10、PMA-50と、パソコンやスマホなどを音源としたデスクトップオーディオ向け製品や、
モバイル用のポタアン(ポータブルアンプ)など、今までやってこなかったカテゴリーに製品を投入しました。
製品リリースのタイムラインとしては、まず2014年2月にデノン初の単体USB-DAC/ヘッドホンアンプとしてDA-300USBが出ました。
その年の10月にはモバイルに特化したコンパクトなDA-10が出て、
2015年1月にはスピーカーが駆動できるように強力なパワーアンプを搭載したPMA-50が出てきたという時系列になっています。
どのモデルもそれぞれのカテゴリーでご好評いただいており、その反響は私たちの予想をはるかに超えていました。
それだけPCオーディオ、デスクトップオーディオが待ち望まれていたのだな、と思います。
DA-300USB、DA-10、PMA-50は、ニューカテゴリーの3兄弟ですが、それぞれの機能を比較してご紹介したことがありませんでしたので、今回は写真での比較を含め、大きさや使い勝手、そして製品コンセプトなどの違いをご紹介したいと思います。
↑上からDA-10、DA-300USB、PMA-50。
まず大きさですが、写真のとおり、こんな感じの違いです。
ちなみに底面積を比較すれば、こんな感じになります。
↑上方からの俯瞰写真。
上からDA-10、DA-300USB、PMA-50。
やはりDA-10は持ち運び用だけあって、ダントツ小さいですね。
用途として明確なことのひとつは、モバイルならDA-10ということです。
大きさだけでなく、バッテリーを内蔵して、コンセントなしで動作できるのはDA-10だけです。
「ポタアン(ポータブルアンプ)」は世の中にいろいろ出ていますが、
DA-10のすごいところは音に関わるほとんどの部分はDA-300USBと同じパーツ、回路を採用しており、
据置き型のDACと遜色のない高音質を実現しているところです。
たとえば『外でヘッドホンでも聴きたいが、家の中でも使いたいし、
時にはアンプやスピーカーに接続していい音を楽しみたい』
という方には、DA-10がベストチョイスだと言えるでしょう。
DA-300USBは、まさにパソコンの横に置くのがピッタリのサイズ感です。
縦でも横でも設置できますので、手狭なデスクトップでも広い面積を専有しません。
DA-300USBはヘッドホンでの再生に徹底的にこだわった設計なので、
『ヘッドホンでじっくり、いい音で聴きたい』というヘッドホンファンの方にはベストチョイスでしょう。
プレミアムクラスのHi-Fi CDプレーヤーにも採用しているDAC (D/Aコンバーター) を搭載していますので、お手持ちのCDプレーヤーを使いつつ、DACだけは最新のものを使いたい、といったHi-Fiオーディオユーザーのニーズにも応えます。
またすでにお気に入りのアンプをお使いの方、あるいはアンプ内蔵型のパワードスピーカーをお使いの方にも単体DACであるDA-300USBがお勧めです。
3兄弟の末弟にして一番大きいPMA-50は、スピーカーをダイレクトに駆動可能なプリメインアンプです。
CDだけでなく、パソコンやスマホにはいっている音源も再生できますので、スピーカーで音楽を楽しみたい方には、迷うことなくPMA-50をオススメします。
サイズは一番大きいですが、こちらもDA-300USBと同様に縦置きが可能ですので、狭いデスクトップでも安心です。
DACと比べると大ぶりに見えますが、プリメインアンプとして考えれば極めてコンパクトであり、見た目からは想像できないぐらい大きなスピーカーも鳴らしきる力を持っています。
あとはお気に入りのスピーカーをつなぐだけ、グレードの高いHi-Fiオーディオが完成します。
またBluetoothを搭載しているのもPMA-50の特長です。
スマホやタブレットなどが無線で簡単に接続でき、NFC対応スマホならタッチするだけで簡単にペアリングができます。
ヘッドホンの回路も実はDA-300USBなみにこだわった回路を搭載していますので、日頃はヘッドホンをメインとしつつ、時にはスピーカーも鳴らしたい、という方にもピッタリです。
また、少しマニアックなことを言えば、PMA-50は最新鋭のデジタルアンプを内蔵しているところが他のプリアンプと異なるところ。
すでにHi-Fi用の大型アンプをお持ちの方でも、デジタルアンプの音とじっくり比較してみるという楽しみも味わえると思います。
今回はデジタル音源に対応したデスクトップ、ポータブルな3兄弟を比較してみました。
この春休み、どれを買おうかと迷っていたあなた!
どれが自分にピッタリのモデルかおわかりいただけたでしょうか。
あとは、ぜひ店頭で実際にお手にとって、また音を試聴しながらお選びいただきたいと思います。
(Denon Official Blog 編集部I)